COLUMN
AWS re:Invent 2024 Workshop紹介:Amazon Novaを使用したテキスト生成(RAGの構築、Bedrock Agentの活用)
こんにちは、中村です。 |
Amazon Novaの、テキスト生成を使用したWorkshop参加をレポートします。
このWorkshopに参加することで、今回発表されたAmazon Novaを利用した、RAGやシステム構築を体験することができます。本WorkshopはLevel300 - Advancedの設定で、やや難易度高めですがエンジニアの方であれば、特に問題なく進められる印象です。
NTT東日本では、AWSなどクラウドに関するお役立ち情報をメールマガジンにて発信していますので、ぜひこちらからご登録ください。
本Workshopの資料は公開されており、こちらから試すことができます。
aws-samples / amazon-nova-samples
このWorkshopのAmazon Novaは、画像・ビデオ生成のCanvasやReelではなく、テキスト生成モデルのMicro・Lite・Pro・Premierを紹介していました。
軽量・高速・低コスト・テキスト入力のみのMicroと、コストはかかるものの、テキスト・動画入力に対応した高機能なProがありその間にLiteが存在するといったイメージです。受講の時点で、Premierは未公開でしたが、Proより更に高機能な位置づけとなります。
全てにおいて、多言語対応(200+)、fine-tuning、Bedrockに対応しています。
Amazon Novaの、画像入力のデモの紹介がありました。画像内には金額に関わる重要なデータの記載がありますが、Novaが正しく内容を読み取れているようです。
また、歴代のAlexaが含まれた画像を入力し、それぞれの世代と特徴について表形式でまとめる、といったことも行っていました。
Workshopの内容ですが、Novaの理解と、RAGの構築、Bedrock Agentを活用したホテルの予約システムの構築となっています。昨年、ほぼ同じ内容をAmazon Titanで行うWorkshopが存在しており、今年はそのNova版、という位置づけのようです。
ホテルの予約については、Bedrock Agentを経由して、LambdaからDynamoDBに予約情報を格納します。一般的な問い合わせについては、RAGをベースにテキストで回答を行います。問い合わせの内容がホテルの予約なのか、一般的な問い合わせなのかについては、LLMで自動解釈される仕組みになっています。非常に簡単ですね。
RAG部分の構築は、Amazon Titanを埋め込みモデルとして用い、各種ドキュメントをマルチモーダルでナレッジベースに取り込みます。
本Workshopを行うことで、LLMを使用したシステム構築の理解が深まるのではないかと思います。現地で参加出来なかった方にもお勧めです。是非お試し下さい。
NTT東日本では、AWSなどクラウドに関するお役立ち情報をメールマガジンにて発信していますので、ぜひこちらからご登録ください。
RECOMMEND
その他のコラム
相談無料!プロが中立的にアドバイスいたします
クラウド・AWS・Azureでお困りの方はお気軽にご相談ください。