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AWS re:Invent 2024現地の様子(Workshop編)
こんにちは、荒井です。 |
毎年ラスベガスで開催されている学習型カンファレンスである「AWS re:Invent 2024」が始まり、会場は熱気に包まれています。今回は、そんなre:Invent 2024現地の様子を少しご紹介していきたいと思います。少しでも現地の雰囲気が伝われば幸いです。
re:Invent 2024にはBreakout SessionやKeynoteなどのように登壇者が話している内容を聞くタイプのセッションの他に、お題に対して実際の操作を行い能動的に学ぶことができる「Workshop」というタイプのセッションがあります。Game Dayなども実際の操作を行いながら行いますが、Workshopの場合は操作手順がしっかりあるので比較的安心して臨むことができます。また、基本的に個人で黙々と行うセッションなので、自分のペースで進めることもできます。今回はそんなWorkshopセッションについて現地の様子を紹介します。
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1. セッション会場の様子
Workshopの会場では、Breakout Sessionのような講演タイプの座席ではなく、6~7人でひとつのテーブルを囲むような配置になっています。基本的にノートパソコンを持ち込む必要があり、各テーブルには電源をとるための電源タップが十分に用意されています。
2. Workshop参加
開始時間になると登壇者がWorkshopで行う内容について説明が始まります。
今回の場合は、簡単に言うとさまざまな形式で保存されている電気料金や水道料金などのデータから炭素排出量を抽出するため、Amazon SageMakerやBedrockを用いてデータ抽出し、その結果をS3に保存、その後Amazon QuickSightを用いてデータを可視化、さらにAmazon Qを使ってその可視化結果を柔軟に変更する、といった流れについてスライドを用いて説明しています。
Workshopのセッションによって、AWS側で用意したWorkshop用のラボを使用する場合と、自分自身のAWSアカウントを使う場合があります。
AWS側が用意したWorkshop用のラボを使う場合は、ラボ用のURLで入ります。URLはラボ全体で共通ですが、そのセッションに応じたコードがあるためそれを入力することでデモ環境に入ることができます。
Workshopのラボに入るとこんな感じの画面になり、左下にある「Open AWS console」を選択するとAWSコンソールに遷移し、そこで操作を行います。トップに「Event ends in 3 hours」と表示されているので、期限付きの環境であることがわかります。
自分自身のAWSアカウントを使用する場合は、お金がかかる可能性がある部分についてはしっかり説明があるとともに、AWSクレジット(割引コードがかかれている小さなカード)ももらえるので安心して行うことが可能です。
Workshopではスクリーンショットとともにかなり丁寧な手順が記載されているため、あまり迷うことなく操作を進めることが可能です。本当に丁寧に記載されているので、個人的にはその手厚さにかなり驚きました。
なお、詰まったとしても回りにいるAWSスタッフに常に質問することができるため、その点においてもかなり安心して進めることができます。自分が思っているスキルよりも高いレベルのセッションでも積極的に受けられる印象です。
Workshopの内容を進めながら、無事にデータの抽出およびQuickSighでの可視化、さらにAmazon Qを使って質問内容から新しいビューが自動的に生成されるといった操作を体験することができました。Amazon Qは実業務でも有用と感じたので、帰国したら試してみたいところです。(今回は様子の紹介なので具体的な内容は省略します。)
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3. まとめ
今まであまり触れることのなかったサービスについて実際に自分で操作することで、かなり理解が深まります。セッションの中でも人気な種類のため、必ずしも自分が受けたいものが受けられない場合もありますが、積極的に参加していきたいセッションです。
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