COLUMN

AWS re:Invent参加の申請ポイントを考えてみた

こんにちは、中村です。

AWS re:Inventまであと半月となりました。

東日本は今年も参加致します。参加を検討されている方に向けて、社内申請に向けたポイントと、参加の体験価値について共有させていただきます。

NTT東日本では、AWSなどクラウドに関するお役立ち情報をメールマガジンにて発信していますので、ぜひこちらからご登録ください。

1. AWS re:Invent参加の申請ポイント

毎年参加していると申請の流れも慣れてくる所がありますが、やはり難しいのが、初めてre:Inventに参加する時の会社承認です。

参加費用$2,099に加え、長期の海外出張というインパクトが大きく、承認を得るまでにはハードルが存在します。

2. AWSの、参加のための申請テンプレート

AWSは、上司への申請テンプレートを公式サイトで提供しています。

AWS re:Invent 2024 Justify your trip | Amazon Web Services

参考費用として$3,659が記載されていますが、日本からの航空費などを含めると、もう少し上振れすると思われます。

提供されているテンプレートには、参加メリットについても書かれています。

  • 2,000以上のセッションから個別の学習プランを作成可能
  • 基調講演やイノベーショントークでの最新情報の取得
  • エキスポ&スポーツフォーラムでの最新技術体験
  • PeerTalkラウンジでのAWS専門家や同業者との意見交換

3. 「現地参加」ならではの価値

個人的な経験として、「実体験できる」という点に大きな価値があると思います。

基調講演や多くのセッションはオンラインでも視聴可能ですが、新しいサービスやトレンドを実際にハンズオンやワークショップで体験できること

また、世界中(日本のコミュニティからも多数)のAWSユーザーやパートナー企業の方々との交流機会は、現地参加ならではの価値です。

加えて、現地のAWSエキスパートに直接相談できるのも、貴重なメリットになりますね。

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4. 参加後の社内での動き方

カンファレンスの後は、得られた知識や体験を社内で共有し、社内の技術向上に貢献するのも、重要な役割となります。

5. 社内申請のポイント

社内での参加を申請するにあたり、参加メンバー間で「現地ならではのメリット」と「期待される成果」を考え、それぞれのメンバーが注力する技術分野や、帰国後の社内共有テーマなどを事前に検討し、分担しておきます。

また、目標については「クラウドの最新動向を学ぶ」といった抽象的な目標ではなく、例えば「Amazon Qの最新事例を収集し、社内システムへの適用案を策定する」といった具体的な目標設定が大事です。

そして、最も重要な点として、参加への強い意欲を申請資料から感じられるよう工夫することです。

「なぜ自分が参加すべきなのか、どのような価値を会社にもたらせるのか」といった熱意が伝わる内容とすることでより承認を得やすくなるのではないでしょうか。

6. おわりに

re:Inventへの参加は、確かにそれなりのコストをが発生しますが、明確なビジョンを持って参加することで、現地でしか得られない価値や、会社のための経験を大きく得ることができます。

皆さんとラスベガスでお会いできることを楽しみにしております。

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