COLUMN
2024 AWS Ambassador Global Summit参加レポート
こんにちは、白鳥です。 |
2024/9/24~9/26の期間に米国シアトルで開催されたAWS Ambassador Global Summitに参加してまいりました。今回は本イベントのレポートをしたいと思います。
AWS Ambassador Global Summitについて
本イベントは招待制のイベントとなっており、世界中のAWSパートナー企業から選出されたAWS Ambassadors 向けのイベントとなっております。今回で6回目となり300人以上のAWS Ambassadorsから100名以上が参加しました。日本からも30名ほどが参加し、国内でもなかなか一堂に会することがない機会となります。言い方を変えると、AWSエキスパートの代表合宿ともいえるかもしれません。
イベント内容について
イベントの詳細については非公開イベントのため多くを語ることはできないのですが、生成AIをはじめとするトレンドのサービスに関する解説や、量子コンピューティングといった少し先進的なテーマといった技術的な内容だけではなく、マーケティング・ビジネス戦略、リーダーシップ・マインドセット、Diversity, Equity and Inclusionに関するテーマなど技術以外のトピックも含まれ、非常に幅広いテーマでの学びの場となりました。
登壇者についてもAmazonやAWSの各部門の責任者やスペシャリストが登壇し、また参加者によるLightning Talk(数分間の短いプレゼンテーション)もあって、質の面でも非常にハイレベルなセッションが3日間続きました。
夕方にはアクティビティやネットワーキングの場もあり、ここで各国からの参加者と情報交換をしたり、交流を深めたりすることもできました。
所感
お伝えしたいことはあふれているのですが、3つに絞りたいと思います。
所感①
クラウドを最大限活用していくには技術やAWSのサービス内容を深く理解しているのは当たり前で、何を実現していきたいのかの言語化、そして推進していくためのパッションのマネジメントが非常に大切だと感じました。また、技術を活かしていくには機能ベースで見るのではなく、ライフサイクルを通じての課題や困りごとにアプローチしていくことで新たなイノベーションを生むことができるというヒントもありました。
所感②
セッションを通じて日本の他社のAmbassadorの皆さんとチャットをしながら議論を深めていく中での新たな気づきや学びも多くあり、普段は教えを乞われることが多い立場ですが、こうしたエキスパートの方しかいない場での自らの弱みや足りない部分を振り返るいい機会になりました。
所感③
セッションはすべて英語になるのですが、翻訳についてはテクノロジーの進化も感じました。リアルタイムでの文字起こし、要約については複数の手段での解決策を日本のAmbassadorの方が試しており、各出力結果の違いを楽しむこともできました。中にはお手製のアプリをもってきて、イベントの途中でアップデートをかけていて、Ambassadorの技術力の高さを改めて知ることになりました。
参加するには非常にハードルの高いイベントではありますが、その分の見返りも大きく、来年もぜひAmbassadorを継続して参加したいと思えるイベントでした。こちらで得たものを今後当社のソリューションやプロダクト開発に活かしていければと思います!
AWSの知見を持ったNTT東日本のクラウドエンジニアにて、皆さまのAWS活用に関する幅広いご支援をしております。ぜひお気軽にご相談ください。
おまけ~シアトルのAmazon本社および周辺施設の体験について~
The Spheres
Amazonの本社ビルには、熱帯雨林をイメージした温室の施設があります。こちらなんとワークスペースとなっております。Amazonのリーダーシップ・プリンシパルである「Think Big」を実現するために、普段のオフィスとは違う環境を用意するために作られたそうです。30か国以上から約40000の植物を集めて作られており、実際にAmazonの社員が会話している様子も見ることができました。
The Spheres - Amazon Puget Sound Headquarters Tour (amazontours.com)
また、毎月第1土曜日と第3土曜日は無料で一般公開しているそうなので、事前予約の上で訪問することができます。
シアトルにあるAmazonのThe Spheres(スフィアーズ)を見学する方法 - About Amazon | Japan
Amazon go
Amazonの無人レジレス店舗のAmazon goも体験してみました。日本でもレジレス店舗の実証実験はありますが、2018年から続いているAmazon goがどのようになっているか体験してみました。当初は米国のAmazon.comのアカウントが必要でしたが、2024年現在ではクレジットカードだけでもつかえるようになっています(ただし、クレジットカードでの場合入場に1$かかります)。入場後は欲しいものをピックアップして、ゲートを出るだけで精算が完了です。商品を取ったり戻したり、店舗内も複雑に移動したりもしましたが、正確に清算が完了していたのは驚きです。
Amazon HQ Tours
シアトル市街にはAmazonの本社ビルやロケーションが点在しており、音声で説明されるQRコードがいくつもあります。一見するとオブジェや関係のなさそうな建物に対してもAmazonのLeadership Principlesや自然環境の保護をイメージした環境が整えられており、Amazonが大切にしているものを知ることができます。
また、移動にはLimeでの電動キックボードを使いましたが、日本のシェアサイクルのように置き場が決まっているわけではなく、いたるところに置かれたキックスケーターや電動自転車をUberアプリで読み取ってすぐに使えるのは新しい体験でした。
Amazonシアトル本社オフィスのマップ
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