COLUMN

アップデート内容

AWS Lambda 関数URLは単体でHTTPSを実行できる機能です。従来はAPI Gatewayを介在させていましたが、LambdaがURLを発行できるようになり迅速な構築が可能となりました。しかし、Lambda 関数URLの実行はIAMを用いて認証するか、全く認証しないかの二つしかなく、痒い所に手が届かない状況でした。

しかし、今回のアップデートで、Cloudfrontからのアクセス時のみ起動可能になる設定が追加されました。

(引用元:https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/04/amazon-cloudfront-oac-lambda-function-url-origins/

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実際に試してみます

まずはAWS Lambda 関数URLを発行し、認証はなしで文字列を出力させます。

認証はNONEにしており、表示されることを確認しました。

次にCloudfrontを構築します。

注意点は作成時の「Create new OAC」です。

名前だけ入力しました。オリジンタイプがLambdaを確認。

Createしたら注意書きが出てきました。GUIで完結しないので注意が必要です。

ボタン一つでコピーされるのは便利ですね。

aws lambda add-permission ¥
--statement-id "AllowCloudFrontServicePrincipal" ¥
--action "lambda:InvokeFunctionUrl" ¥
--principal "cloudfront.amazonaws.com" ¥
--source-arn "arn:aws:cloudfront::XXXXXXXX:distribution/XXXXXXXX" ¥
--function-name <YOUR_FUNCTION_NAME>

このようなコマンドでした。

早速叩いてみます。

{
 "Statement": "{¥"Sid¥":¥"AllowCloudFrontServicePrincipal¥",¥"Effect¥":¥"Allow¥",¥"Principal¥":{¥"Service¥":¥"cloudfront.amazonaws.com¥"},¥"Action¥":¥"lambda:InvokeFunctionUrl¥",¥"Resource¥":¥"arn:aws:lambda:ap-northeast-1:XXXXXXXX:function:test_nagakubo¥",¥"Condition¥":{¥"ArnLike¥":{¥"AWS:SourceArn¥":¥"arn:aws:cloudfront::XXXXXXXX:distribution/XXXXXXXX¥"}}}"
}

受理されたようです。

NONEに設定した場合はOACを無視してアクセスできました。

AWS_IAMに設定しなおします。

期待通りに直接のアクセスは出来ません。

Cloudfront経由です。

アクセスできました。

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まとめ

Lambdaのオリジン保護が課題だったので、一気に用途が広がりそうです。パスによってはLambdaを動かしてMVC系のフレームワークとの振り分け等にも使えそうですね。

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