COLUMN
企業におけるクラウド利用に関する課題·ニーズ
アンケートレポート
2021年10月4日(月) に、クラソルのメールマガジンにて、「企業におけるクラウド利用に関する課題·ニーズ」についてのアンケートを実施いたしました。お忙しい中、ご協力頂きました方々に心より感謝申し上げます。
集計結果を下記にご報告いたします。
アンケート結果は今後のマーケティング活動の参考資料として活用させていただきます。
実施期間:2021年10月4日~10月11日
有効回答数:21社
調査·分析概要
【調査·分析概要】
アンケート結果から、回答者の会社規模は大半が300未満の中小事業者でした。
今回の回答結果は、「クラウド導入·運用に関する立場」毎に分類して集計したところ、以下のような傾向が見られました。
「自社のクラウド導入·運用を行う」立場の方の回答結果
半数でクラウド移行が進んでいない。移行した場合でもまだ本格的なクラウド化が進んでいない傾向が見られました。
「自社でクラウドを利用する(導入·運用は担当しない)」立場の方の回答結果
ある程度クラウド導入が進んでおり、将来的にクラウド化を進めていく傾向が見られました。
「お客さまのクラウド導入·運用を支援する」立場の方の回答結果
まだ、クラウド利用をしていない、これからクラウドを利用するといった、お客さまを対象といている傾向が見られました。
【調査結果】
クラウド導入·運用に関するお立場について教えてください
自社のクラウド導入·運用を行う | 10 |
自社でクラウドを利用する(導入·運用は担当しない) | 6 |
お客さまのクラウド導入·運用を支援する | 5 |
以降の回答は上記の「クラウド導入·運用に関する立場」ごとに集計し、それぞれの傾向を表すようにしています。
クラウド導入·運用に関する回答者の立場別の集計結果
1.自社のクラウド導入・運用を行う
(回答対象:10社)
会社規模
回答者の全て300人未満の中小規模事業者という回答結果になった。
クラウド構築·運用業務の現状の体制について最も近いものをご選択ください。
回答者の40%がクラウド利用しておらず、導入している場合、30%が社内で対応、20%が外部委託という回答結果になった。
すでにクラウドに移行したサーバーの用途をご選択ください。(複数回答可)
回答者の半数がまだクラウドに移行しておらず、移行したサービスも大半が、Webサーバーやメールサーバーという回答結果になった。
クラウド移行に際し、課題や不安を感じていることをご選択ください。(複数回答可)
クラウド移行に際しての不安や課題は全体的に抱えているという回答結果になった。
将来、クラウドを利用したいものがありましたらご選択ください。(複数選択可)
ほぼ全てがインフラやファイル共有を将来クラウド利用したいと回答。次いで、半数近くがビッグデータ分析を除くほぼ全てのサービスに将来クラウド利用したいという回答結果になった。
集計結果について
自社でクラウド導入·運用を行うと回答された事業者は、全てが300名未満の中小規模事業者で、半数がまだクラウドを利用していないという結果となりました。
クラウド利用している場合でもWebサーバーやメールサーバーという回答が多く、
将来利用したいクラウドサービスでは、大半の回答者が、インフラやファイル共有(ファイルサーバー)を選択しているという結果となりました。
以上より、このグループは全体的にまだクラウド化が進んでいない事業者が多く、“クラウド利用はまだ、これから“という傾向が見られました。
2.自社でクラウドを利用する(導入・運用は担当しない)
(回答対象:6社)
会社規模
5000人以上の大規模事業者が2社、それ以外は300人未満の中小事業者という回答結果になった。
クラウド構築·運用業務の現状の体制について最も近いものをご選択ください。
回答者の半数が外部委託でそのまま外部委託を続ける予定。
2社が社内対応で、そのまま社内で対応を続ける予定が1社、将来は外部委託したいが1社という回答結果になった。
すでにクラウドに移行したサーバーの用途をご選択ください。(複数回答可)
データベースサーバー以外のほぼ全てのサーバーがクラウドへ移行済。
中でもファイルサーバー、Webサーバー、アプリケーションサーバー、メールサーバーの利用が多いという回答結果になった。
クラウド移行に際し、課題や不安を感じていることをご選択ください。(複数回答可)
回答者の大半がセキュリティに関して課題や不安を感じており、半数がコスト面、次いで、クラウド導入に関するエンジニアスキルという回答結果になった
将来、クラウドを利用したいものがありましたらご選択ください。(複数選択可)
電話関連·コールセンター·コレクトセンター、ビッグデータ、AIの3つのサービスを将来利用したいという回答が多かった。
集計結果について
母数が少ないので傾向分析の精度は落ちますが、自社でクラウドを利用する(導入·運用は担当しない)と回答された中の約6割(4社)が300人未満の中小規模事業者、約3割 (2社)が5000人以上の大規模事業者からの回答でした。
自社のクラウドの構築·運用は半数が外部委託に任せており、社内対応と回答した中でも1社は将来外部委託したいという回答結果となりました。
クラウドに移行したサーバーの用途はデータベースを除きほぼ全てが利用されており、将来利用したいものとして、回答者の半数が電話関連、ビッグデータ分析、AIを選択という回答結果となりました。
以上より、このグループではクラウドの導入·運用を外部に委託している傾向が見られました。
また、ある程度クラウド導入が進んでおり、将来は更にクラウド化を進めていくという傾向も見られました。
3.お客さまのクラウド導入・運用を支援する
(回答対象:5社)
会社規模
回答者のほとんどが10人未満の小規模事業者という回答結果になった。
クラウド構築·運用業務の現状の体制について最も近いものをご選択ください。
「社内で対応しており、そのまま社内で対応を続ける予定」が2社、「クラウド利用してない」が2社、「 外部委託しており、そのまま外部委託を続ける予定」が1社という回答結果になった。
すでにクラウドに移行したサーバーの用途をご選択ください。(複数回答可)
※導入ご支援会社さまの場合には、ご担当されるエンドユーザーさまの状況を教えてください
エンドユーザーのほぼ全てが、まだクラウド移行していないという回答結果になった。
クラウド移行に際し、課題や不安を感じていることをご選択ください。(複数回答可)
※導入ご支援会社さまの場合には、ご担当されるエンドユーザーさまの状況を教えてください。
エンドユーザーはクラウド導入に関しての不安や課題について、ほぼ全体的に抱えているという回答結果になった。
将来、クラウドを利用したいものがありましたらご選択ください。(複数選択可)
半数以上が将来利用したいサービスとして、ファイル共有を希望。
一方、インフラ、ビッグデータ分析、AI、IOTが各1社づつと少数で、ID管理と電話関連·コールセンター·コレクトセンターついては0社という回答結果になった。
集計結果について
こちらも母数が少ないので傾向分析の精度は落ちますが、「お客さまのクラウド導入·運用を支援する」と答えた、回答者の会社規模はほとんどが10名以下の小規模事業者でした。
お客さまは、初めてクラウドを利用するケースがほとんどで、将来利用したいものとして、ファイル共有(ファイルサーバー)が最も多いという回答でした。
以上より、このグループは全体的にまだクラウド化が進んでいないお客様が多く、これからクラウドを始めるというお客様に対してクラウド導入·運用を支援しているケースが多いという傾向が見られました。
【さいごに】
「企業におけるクラウド利用に関する課題·ニーズ」についてのアンケート結果をご報告いたしました。
母数が少ないため精度は落ちますが、このアンケート結果が、お客さまの今後のクラウド活用の参考になれば幸いです。
今回、頂いた回答の中にはまだクラウド移行していない方が多くいらっしゃいました。NTT東日本ではAWS(Amazon Web Service)やMicrosoft Azureなどクラウドの構築·運用の支援サービスを行っております。
クラウド導入を検討しているが、何から始めたら良いか分からないなどの不安や課題などありましたらご相談いただければと思います。お客さまのニーズに合ったクラウドのご利用を紹介いたします。
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