COLUMN
AWSのENI(Elastic Network Interface)とは?基本情報や設定方法について解説
ENIの設定などNTT東日本の導入・運用サービスではお客さまに代わって設定を承ります。こちらより資料ダウンロードし、併せてご確認ください。
こんにちは、平林です!
今回はAWSのElastic Network Interface(ENI)について、その基本的な機能から設定方法までを詳しく解説していきます。
このコラムは、AWSを使用したネットワーク管理に興味がある方、特にEC2インスタンスのネットワーク設定に関心がある方を対象としており、初心者から中級者までの読者を想定しています。
1. ENIの基本情報
1-1. Elastic Network Interface(ENI)とは?
Elastic Network Interface(ENI)は、AWSにおける主要なコンポーネントの一つで、ネットワークカードの役割を果たします。
またVPC内での論理的なネットワーキングコンポーネントであり、主に以下の属性を持つことができます。
- プライベートおよびパブリックIPv4アドレス
- IPv6アドレス
- Elastic IPアドレス
- セキュリティグループ
- MACアドレス
- 送信元/送信先チェックフラグ
1-2. ENIの利点
ENIの主な利点は以下になります。
- ネットワークの柔軟性:他のインスタンスにアタッチしても属性を保持することが可能
- 複数IPアドレスの保持:複数のIPアドレスを割り当てることができ、アプリケーションごとに異なるアドレスを設定することが可能
※Webアプリケーションと管理インターフェースのIPアドレスを分けて設定可能 - セキュリティ:複数のセキュリティグループを設定でき、用途に合わせたセキュリティ設定が可能
ENIの設定などNTT東日本の導入・運用サービスではお客さまに代わって設定を承ります。こちらより資料ダウンロードし、併せてご確認ください。
2. ENIの設定方法
2-1. ENIの作成
ENIの作成手順を順を追って説明します。
EC2のダッシュボードへ移動し、「ネットワークインターフェイス」→「ネットワークインターフェイスの作成」をクリックします。
説明とサブネットを任意で設定し、その他はデフォルトのままにします。
セキュリティグループとタグを任意で設定し、その他はデフォルトのまま「ネットワークインターフェイスの作成」をクリックします。
ENIが作成されたことを確認します。
2-2. EC2インスタンスにENIを接続する方法
作成したENIを既存のEC2インスタンスに接続する方法について解説します。
EC2ダッシュボードへ移動し、「インスタンス」→アタッチしたいEC2→「アクション」→「ネットワーキング」→「ネットワークインターフェイスをアタッチ」をクリックします。
VPCと作成したネットワークインターフェイスを選択し、「アタッチ」をクリックします。
※この際、同一AZであれば別VPCのネットワークインターフェイスでもアタッチ可能です。
作成したENIがアタッチされたことを確認します。
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3. ENIの管理
3-1. ENIの設定を確認する方法
作成したネットワークインターフェイスをクリックすると下に情報が記載されていますので確認して下さい。
また作成したネットワークインターフェイスがアタッチされているか、ステータスが「In-use」になっていることを確認してみるのも良いかもしれません。
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4. まとめ
AWSのENI(Elastic Network Interface)とは?について書いてきました。
ENIの特性を理解し、複数のIPアドレスを設定することで、EC2インスタンスにWeb側・管理側のようなネットワークを持たせることも可能です。これにより、柔軟で効率的なネットワーク構成を実現することができます。
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