COLUMN
【AWS】Amazon Bedrock で Claude 3 を利用したチャットを使ってみた
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こんにちは、佐藤です。
みなさん、最近生成AIという言葉をよく耳にしませんか?
今回は、2024年3月に発表されたAnthropicの最先端モデルであるClaude3をAmazon Bedrockを利用して、実際に使ってみたのでご紹介します。
1. Amazon Bedrockとは?
「Amazon Bedrock」はAWSが提供するフルマネージド型の生成AIサービスです。
「Amazon Bedrock」を利用することで、AI技術を使って文章を生成したり、画像を作ったり、データから新しい情報を生み出したりすることができます。
また、難しい技術的な知識がなくても、簡単にAIを使ったアプリケーションを作ることができるのが特徴です。
「Amazon SageMaker」との違いや料金体系について詳しく知りたい場合は、以下のコラムをご参照ください。
2. Claude 3とは?
「Claude 3」はAnthropic社が開発した生成AI「Claude」の最新モデルです。
主な特徴として以下の能力があります。
- 人間のような自然な会話能力
- 文章作成やアイデア提案などの多機能性
- 大量のデータから学習した情報提供能力
今回は提供されている「Claude 3 Haiku」「Claude 3 Sonnet」「Claude 3 Opus」の3つのモデルを使用して応答内容の比較をします。
3. Amazon Bedrock で Claude 3 を利用するための事前準備
それでは、ここから「Amazon Bedrock」で「Claude 3」を利用するための事前準備をしていきます。
はじめに、「Amazon Bedrock」コンソール画面へ移動します。
「Claude 3 Opus」が利用できるリージョンは執筆時点(2024年5月24日)で、米国西部(オレゴン)のみなので、リージョンをオレゴンリージョンに変更します。
左側メニュー「モデルアクセス」を選択すると、モデルアクセス画面が表示されますので「Enable specific models」を選択します。
「Claude 3 Haiku」「Claude 3 Sonnet」「Claude 3 Opus」のチェックボックスを押下し、右下の「Next」ボタンを押下します。
会社名や利用用途などを確認する画面が出るので、それらを埋めて右下の「Next」ボタンを押下します。
入力内容を確認して「Submit」ボタンを押下する。
画面が変わると、アクセスのステータスが「進行中」となりますが、数分待つと、「アクセスが付与されました」に変化します。
これで事前準備は完了です。
4. Amazon Bedrock で有効化した Claude 3 を利用したチャットを行うための設定
左側メニュー[プレイグラウンド] > [チャット]を選択すると、チャットのプレイグラウンドの画面が表示されますので「モデルを選択」ボタンを押下します。
モデルの選択画面が表示されますので、カテゴリで「Anthropic」、モデルで「Claude 3 Sonnet v1」「Claude 3 Haiku v1」「Claude 3 Opus v1」をそれぞれ選択し、「適用」ボタンを押下します。
チャットの画面が表示されますので、プロンプトに指示や質問を入れて、「続行」ボタンを押下しますと、それに対応して生成が行われます。
5. Claude 3 の各モデル毎(「Haiku」「Sonnet」「Opus」)の応答内容の比較
実際に各モデル毎(「Haiku」「Sonnet」「Opus」)に、日本の名物料理とおすすめの観光地を求めるプロンプトの応答内容を比較します。
5-1. Claude 3 Haiku での応答内容
5-2. Claude 3 Sonnet での応答内容
5-3. Claude 3 Opus での応答内容
6.まとめ
今回はClaude3をAmazon Bedrockを利用して使ってみました。
各モデルの応答内容を比較することで、その違いがよく分かりました。
生成AIを活用すると長い時間と手間がかかる作業が一瞬で完了できる場合があります。
みなさんもまずは試しに使ってみてはいかがでしょうか?
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