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Amazon Kendraとは? 簡単に検索システムを構築してみた
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Amazon Kendraは、AWSが提供するマネージドな検索サービスです。
本記事ではAmazon Kendraのことをまだよく知らない初心者の方や、導入をご検討中の方向けに、サービスの概要や料金、基本的な使い方についてご紹介します。
1. Amazon Kendraとは
Amazon Kendraは、機械学習を活用したエンタープライズ検索サービスです。
Amazon Kendraを利用することで、Amazon S3 バケットやAmazon RDS等様々な場所に存在するデータやドキュメントから、必要な情報を効率的に検索することが可能になります。
また、AWS CLIやAPIからAmazon Kendraを利用することで、アプリケーションやWebサイトに簡単に検索システムを組み込むことが可能です。
2. Amazon Kendraの料金
Amazon KendraにはDeveloper EditionとEnterprise Editionの2つのエディションがあり、それぞれ基本料金が異なります。
- Developer Edition:1.125USD/h(月額 810USD)
- Enterprise Edition:1.4USD/h(月額 1,008USD)
また、ストレージ容量やクエリ容量を追加すると、さらに料金が課金されます。
料金の詳細は、下記公式ドキュメントをご確認ください。
3. Amazon Kendra構築前準備
事前準備として、検索対象となるデータソースとドキュメントを作成します。
今回はデータソースとしてAmazon S3 バケット、ドキュメントとしてMicrosoft Excel (XLSX)ファイルを使用します。
その他のサポートされているデータソース、ドキュメントタイプは下記公式ドキュメントをご確認ください。
始めに、ドキュメントを作成します。
作成したドキュメントを、Amazon S3バケットに格納します。
事前準備は以上となります。
4. Amazon Kendraの構築
ここから、Amazon Kendraを構築していきます。
4-1. インデックスの作成
インデックスと呼ばれるデータソースから抽出した独自データの保管庫を作成します。
AWSマネジメントコンソールから、Amazon Kendraの管理画面を開き、「Create an Index」を押下します。
次の画面で下記の通りに設定し、「Next」を押下します。
※記載のない項目についてはデフォルト値を使用します。
- 「Index name」:test-index
- 「IAM role」:Create a new role(Recommended)
※IAM roleを新規作成する設定値 - 「Role name」:AmazonKendra-ap-northeast-1-test-role
次の画面で、インデックスへのアクセス制御設定を行います。
今回はアクセス制御は行わず、デフォルト値のまま「Next」を押下します。
次の画面で、エディションの設定を行います。
今回は検証目的の為、「Developer edition」を選択し、「Next」を押下します。
次の画面で各設定値を確認し、問題なければ「Create」を押下します。
これでインデックスの作成は完了です。
4-2. データソースの追加
データソースをインデックスに追加します。
作成したインデックスの管理画面にて、「Data sources」→ Amazon S3 connectorの「Add connector」を順に押下します。
次の画面で下記の通りに設定し、「Next」を押下します。
※記載のない項目についてはデフォルト値を使用します。
- 「Data source name」:test-datasource
- 「Default language」:Japanese(ja)
次の画面で、データソースに割り当てるIAM roleの設定を行います。
※記載のない項目についてはデフォルト値を使用します。
下記の通りに設定し、「Next」を押下します。
- 「IAM role」:Create a new role(Recommended)
※IAM roleを新規作成する設定値 - 「Role name」:AmazonKendra-test-datasource-role
次の画面で、データソースとして使用するAmazon S3バケットと、データ同期のタイミングを設定します。
下記の通りに設定し、「Next」を押下します。
※記載のない項目についてはデフォルト値を使用します。
- 「Enter the data source location」:s3://test-datasource-bucket
- 「Frequency」:Run on demand
※ユーザー任意のタイミングで同期を行う設定
次の画面で、フィールドマッピングの設定を行います。
本設定でS3データソースフィールドとAmazon Kendraインデックスフィールドをマッピングすることで、クエリ速度や検索結果の精度向上を図ることができます。
今回はデフォルト値のまま「Next」を押下します。
次の画面で各設定値を確認し、問題なければ「Add data source」を押下します。
これでデータソースの追加は完了です。
4-3.検索機能の検証
検索機能を検証してみます。
作成したインデックスの管理画面にて、「Search indexed content」を押下します。
「本日のおすすめのハンバーガーは?」と入力し、Enterキーを押下します。
検索結果として、「チーズハンバーガー」という回答と、関連度の高いファイルが返ってきました。
5. まとめ
Amazon Kendraを利用することで、簡単に検索システムを構築することができました。
Amazon Kendraはマネージドサービスの為、運用コストも削減可能です。
また、NTT東日本ではコンタクトセンタのサポートを目的として、Amazon Connect、Amazon Kendraや生成AI等を活用した音声ソリューションをご提供しております。ご相談は無料で行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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