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SIerとは?業務内容、SESとの違い、人材選びのポイントを解説

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「SIerとはどんな開発会社? どんな業務内容を請け負っているの?」

「システム開発を外注したいが、SIerに委託するメリット、デメリットは?」

システム開発を考えている企業で、上記のような疑問を持っている方も多いでしょう。

「SIer」とは、「システム開発の、すべての工程を請け負う受託開発企業」のことです。

読み方は「エスアイヤー」で、システム導入を考えている企業に対して、以下のような業務を請け負います。

  • クライアントが抱える課題解決へのコンサルティング
  • システムの企画立案
  • システムの設計、開発
  • システム導入に必要なハードウェア、ソフトウェアの選定
  • システム導入に必要なインフラの構築
  • システムの導入サポート
  • システム運用開始後の運用保守    など

SIerには4種類あり、それぞれ以下のように特徴が異なります。

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種類 成り立ち 特色
メーカー系 ハードウェアメーカーの開発部門が独立 親会社のハードウェア、ソフトウェアを使った開発に強み
ユーザー系 一般企業のIT部門が独立 親会社を通じて幅広い開発実績がある
独立系 親会社はなく、最初からシステムインテグレーションを事業目的として立ち上げ 自由度が高く、クライアントの要望により沿った開発ができる
外資系 海外の大手IT企業の日本法人など コンサルティングに強み

また、SIerのメリット・デメリットとしては以下のようなことが挙げられます。

<SIerに委託する企業にとってのメリット>

  • 自社にIT関連部署がなくても開発ができる
  • 自社に合わせたシステムを開発できる
  • 運用開始後に機能の追加や拡張がしやすい

<SIerで働くエンジニアにとってのメリット>

  • 規模の大きな開発に携われる
  • さまざまなプロジェクトで成長の機会がある
  • 上流工程を担うためPMを目指せる

<SIerに委託する企業にとってのデメリット>

  • 開発期間とコストがかかる
  • 開発途中での仕様変更は難しい
  • 社内でエンジニアが育たない

<SIerで働くエンジニアにとってのデメリット>

  • プログラミングの機会は少ない
  • 最新技術を学びづらい

そこでこの記事では、SIerについて知っておきたい、基本的なことを説明していきます。

  • ◎SIerとは
  • ◎SIerが請け負う業務内容
  • ◎SIerの種類
  • ◎SIerと「SES」との違い
  • ◎SIerのメリット
  • ◎SIerのデメリット
  • ◎システム開発を委託する際のSIer選びのポイント
  • ◎SIerに委託する際の流れ

最後まで読めば、知りたいことがわかるでしょう。

この記事で、あなたがSIerに対する理解を深められるよう願っています。

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1.SIerとは

最初に、「SIer」とは何を指す言葉か、正しい意味から知っておきましょう。

1-1.「SIer(エスアイヤー)」とは「システム開発を請け負う企業」

「SIer」とは、「システム開発の、すべての工程を請け負う受託開発企業」のことです。

読み方は「エスアイヤー」、実は和製英語で、正しい英語では「System Integrator(システムインテグレーター)」と言います。

そもそも「システムインテグレーター」は、システムの導入を考えている企業に対して、どんなシステムが必要かをコンサルティングして企画、設計し、実際の開発から導入サポート、保守運用までトータルで請け負う企業を指す言葉で、略して「SI(エスアイ)」とも呼ばれています。

日本では、この「SI」に「〜する者」を意味する接尾語「- er」をつけて、「SIer」という言葉を生み出したわけです。

1-2.SIerが請け負う業務内容

前項でも少し触れましたが、SIerが請け負う業務は、システム開発の全般にわたっています。

【SIerが請け負う主な業務】

  • クライアントが抱える課題解決へのコンサルティング
  • システムの企画立案
  • システムの設計、開発
  • システム導入に必要なハードウェア、ソフトウェアの選定
  • システム導入に必要なインフラの構築
  • システムの導入サポート
  • システム運用開始後の運用保守    など

たとえば、「わが社は業務効率が悪く、生産性が上がらないので、この業務をシステムで自動化したい」といった、漠然とした要望を持っているクライアントがあるとしましょう。

そこで依頼を受けたSIerは、まずその会社の業務内容を分析して課題を見つけ出し、「どのようなシステムを構築すればいいか」を提案する「要件定義」を行います。

これが決まったら、システムの「設計」をし、実際の「システム開発」に入り、システムが完成すれば「導入」をサポート、その後はシステムが正しく動作するように、またクライアント側で不具合なく利用できるように、「運用」と「保守」まで担当します。

SIerが開発するのは業務システムに限りません。

企業の公式サイトやECサイトの構築、スマートフォン向けアプリケーションの開発、サーバーやデータベースの構築など、およそ企業が必要とする幅広い開発を任せられることが多いです。

ただ、これらすべての工程をSIerのエンジニアが行うわけではありません。

SIerは要件定義や設計といった上流工程のみを担当して、開発工程は下請けのソフトウェア開発会社が行うなど、SIerはプロジェクト全体の統括をするケースも多くあります

1-3.SIerの種類

さて、ひと口に「SIer」といってもその成り立ちによっていくつかの種類に分類され、それぞれ特色が異なります。

それをまとめたのが以下の表です。

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種類 成り立ち 特色
メーカー系 ハードウェアメーカーの開発部門が独立 親会社のハードウェア、ソフトウェアを使った開発に強み
ユーザー系 一般企業のIT部門が独立 親会社を通じて幅広い開発実績がある
独立系 親会社はなく、最初からシステムインテグレーションを事業目的として立ち上げ 自由度が高く、クライアントの要望により沿った開発ができる
外資系 海外の大手IT企業の日本法人など コンサルティングに強み

それぞれ説明していきましょう。

1-3-1.メーカー系SIer

メーカー系SIerとは、パソコンやネットワーク機器などのハードウェアを製造販売しているメーカーの系列に属するSIerです。

もともと親会社の開発部門だったものが、独立して他社の開発も請け負うようになったというケースもあり、親会社のハードウェアやソフトウェアを組み合わせたシステムの提案に強みがあります。

1-3-2.ユーザー系SIer

ユーザー系SIerは、ハードウェアメーカー以外の企業が親会社になっているSIerです。

商社や金融、通信などを本業とする企業が、社内のIT担当部署を独立させて、他社の開発を受託するようになったため、親会社を通して開発を請け負うケースが多いようです。

親会社がさまざまな業界と取引があるため、多くのユーザー系SIerは幅広い開発実績を持っているのが強みといえます。

1-3-3.独立系SIer

独立系SIerは、メーカー系やユーザー系のような親会社はなく、最初からシステムインテグレーションを事業目的として立ち上げられたSIerです。

企業のシステム開発部門に所属していた人が、独立起業したケースが多く、メーカー系やユーザー系のように親会社を通して受注したり、親会社のハードウェアを使わなければならなかったりといった制約がないため自由度が高く、クライアントの要望により沿った開発ができるのが強みです。

ただ、ユーザー系SIerなどが受注した案件の下請けとして下流工程だけを担当するケースも多く、大規模な開発の全工程を請け負った実績はあまりない、という独立系SIerもあるでしょう。

1-3-4.外資系SIer

外資系SIerは、海外の大手IT企業で、その日本法人がシステムインテグレート事業を手がけているものです。

SIerの中でも、特にコンサルティングに強みがあり、海外企業のシステム開発も多く行っています。

1-4.SIerと「SES」との違い

SIerと混同されがちな言葉に「SES」があります。

「SES」とは、「System Engineering Service」の略語で、システムの開発や保守・運用などの業務に対してエンジニアを提供するサービスです。

SES企業がクライアントから依頼を受けると、所属しているエンジニアがクライアント企業に出向いて求められた業務を行います。

そのため、「客先常駐」とも呼ばれています。

たとえば「開発チームに入ってほしい」「導入後の運用を担当してほしい」といった依頼を受けると、クライアント企業に常駐してスポット的な業務にあたるため、派遣ではなく準委任契約を結ぶケースが多いようです。

つまり、SES企業とエンジニアには、「システムを完成させて納品する」義務はなく、「決められた業務を行う」だけの役割であることが多いのです。

一方SIerは、前述したようにクライアントから委託を受けて、開発のあらゆる工程を担当します。

SIerが「システム開発自体を請け負う」のに対して、SESは「システム開発にエンジニアの労働力を提供する」という点が異なります。

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  意味 対象 契約形態 業務形態
SIer(System Integrator) システム開発のすべての工程を請け負う受託開発企業 企業 請負契約 自社内で開発
SES(System Engineering Service) システムの開発や保守・運用などの業務に対してエンジニアを提供するサービス 人(エンジニア) 準委任契約 客先常駐で開発

2.SIerのメリット

前章で説明したように、システム開発の主な外注方法には、開発自体を請け負うSIerとエンジニアをクライアントに提供するSESがあります。

では、両者を比較してSIerならではのメリットとは何でしょうか?

「SIerに開発を委託したい」という企業にとってのメリットに加えて、「SIerで働くことを検討している」という人にとってのメリットもあわせて説明しましょう。

<SIerに委託する企業にとってのメリット>

  • 自社にIT関連部署がなくても開発ができる
  • 自社に合わせたシステムを開発できる
  • 運用開始後に機能の追加や拡張がしやすい

<SIerで働くエンジニアにとってのメリット>

  • 規模の大きな開発に携われる
  • さまざまなプロジェクトで成長の機会がある
  • 上流工程を担うためPMを目指せる

2-1.SIerに委託する企業にとってのメリット

まず、「システム開発を委託したい」という企業が、SESではなくSIerに委託するメリットは以下です。

  • 自社にIT関連部署がなくても開発ができる
  • 自社に合わせてどんなシステムでも開発できる
  • 運用開始後に機能の追加や拡張がしやすい
2-1-1.自社にIT関連部署がなくても開発ができる

繰り返しますが、SIerはシステム開発のすべての工程を請け負えることが多いです。

委託する企業側は、社内にシステム開発部などのIT関連部署がなくても、開発にくわしいエンジニアがいなくても、開発に必要な環境が整っていなくても、SIerに任せれば自社独自のシステムを開発しやすいでしょう

クライアント企業は、「自社のこんな課題をシステムで解決したい」「こんなことが自動化できたらいい」といった要望を伝えれば、あとはSIerが考えて形にしてくれます。

2-1-2.自社に合わせたシステムを開発できる

また、SIerはゼロからシステムを構築することができますので、クライアント企業の要望に合わせたシステムの開発を期待できるでしょう。

業務システムが欲しい場合、既存のパッケージ型のシステムやクラウド型のサービスをカスタマイズして利用することもできます。

ですが、既存のシステムはやはりカスタマイズの自由度に限りがあり、必要のない機能がついていたり、必要な機能が足りずに別のツールを連携したりするケースもあります。

それに対してSIerに委託すれば、必要な機能だけを備えた、自社独自の最適なシステム構築を期待できるでしょう。

2-1-3.運用開始後に機能の追加や拡張がしやすい

新しいシステムを導入する場合、運用を始めてから「この機能も欲しい」「この機能はもっと使いやすく改良したい」といった希望が出てくることがよくあります。

その際にも、SIerならシステム開発の最初から運用まですべて把握しているので、柔軟に対応しやすいです。

2-2.SIerで働くエンジニアにとってのメリット

一方で、「SIerで働きたい」と考えているエンジニア、またはエンジニア志望の人は、働くメリットを知りたいでしょう。

それは主に以下です。

  • 規模の大きな開発に携われる
  • さまざまなプロジェクトで成長できる
  • 上流工程を担うためPMを目指せる
2-2-1.規模の大きな開発に携われる

SIerは開発プロジェクトの全体を統括することができるため、規模の大きな開発を請け負うこともあります。

中には国や自治体などから委託を受けるケースもあり、これはSESや下請けの開発会社ではなかなか得られない、SIerならではの非常に貴重な経験になるでしょう。

2-2-2.さまざまなプロジェクトで成長の機会がある

SIerは幅広いクライアントからさまざまな案件を受注します。

プロジェクトごとにまったく異なるシステムを開発することになり、そのたびに新たなスキルを身につけて成長しやすいでしょう。

2-2-3.上流工程を担うためPMを目指せる

前述したようにSIerは、開発プロジェクトの全体を統括するか、要件定義や設計などの上流工程のみを、担当するケースも多くあります。

開発現場でのプログラミングは下請けに任せて、それらを管理するPM(=プロジェクトマネージャー)の立場を担うのです。

SIerで働けば、プロジェクト管理を学ぶことが多いので、ゆくゆくはPMを目指したい人には適していると言えるでしょう。

3.SIerのデメリット

ただ、SIerにもデメリットはあります。

それは以下のような点です。

<SIerに委託する企業にとってのデメリット>

  • 開発期間とコストがかかる
  • 開発途中での仕様変更は難しい
  • 社内でエンジニアが育ちにくい

<SIerで働くエンジニアにとってのデメリット>

  • プログラミングの機会は少ない
  • 最新技術を学びづらい

3-1.SIerに委託する企業にとってのデメリット

SIerに委託するクライアント企業は、以下の点に注意が必要です。

  • 開発期間とコストがかかる
  • 開発途中での仕様変更は難しい
  • 社内でエンジニアが育ちにくい
3-1-1.開発期間とコストがかかる

第一に、SIerはゼロからシステム開発を行うため、開発期間も長く、コストも高額になりがちです。

どの程度かはシステムの内容によりますが、期間は一般的には6ヶ月〜1年、大規模開発なら2〜3年かかる場合もあるでしょう。

自社独自のシステムをゼロから作るとなると、欲しい機能をすべて詰め込みたくなるでしょうが、それではコストが際限なく膨らんでしまいます。

SIerに開発を委託する際には、事前に費用対効果をよく検討する必要があるでしょう。

3-1-2.開発途中での仕様変更は難しい

SIerには何でもおまかせできるからといって、最初に要望を伝えただけで丸投げしてしまうと、実際に開発が始まってから「この機能はもっとこうしたかった」と気づくことがあります。

SIerが要件定義、仕様書を作成して開発が進むため、この段階での変更は難しいでしょう。

その結果、不本意なシステムになってしまう恐れもあります。避けるには、できるだけ要件定義に参加して、開発工程でも品質を確認するレビューを随時行うようにしてください。

3-1-3.社内でエンジニアが育ちにくい

SIerに丸投げすることの弊害として、自社内でエンジニアが育ちにくいことが挙げられます。

「社内にシステム開発部署はいらない」という企業もあるでしょうが、 SIerが開発したシステムを運用していかなければならないため、やはり社内にエンジニアは必要でしょう。

すべてをSIerに任せてしまうと、社内のエンジニアがシステムについて学びにくくなってしまいます。運用中に何か不具合があっても、社内では解決できない可能性があります。

開発をSIerに委託するにしても、プロジェクトには自社のエンジニアも参加させるようにしましょう。

要件定義からミーティングには逐一参加するなどすれば、社内のエンジニアも学んで成長しやすいでしょう。

3-2.SIerで働くエンジニアにとってのデメリット

一方で、「SIerで働きたい」というエンジニアにとってのデメリットは以下です。

  • プログラミングの機会は少ない
  • 最新技術を学びづらい
3-2-1.プログラミングの機会は少ない

前述したように、SIerは開発プロジェクトの全体を統括しますが、下流工程は下請けに任せるケースも多くあります。

そのため、SIerに所属するエンジニアは、開発現場で実際にプログラミングをすることは少ないでしょう。

「プログラミングのスキルを磨きたい」と希望しているエンジニアにとっては、物足りなく感じられるかもしれません。

3-2-2.最新技術を学びづらい

SIerが受託する案件の中には大型のプロジェクトもあり、開発実績が豊富ですが、それだけにノウハウのある開発案件を受注しがちでもあります。

また、企業の基幹システムや業務システムなどの、最新技術があまり必要ないものも、多い傾向です。

そのため、新しい開発手法や言語などに触れる機会が比較的少なく、スキルや知見の更新がしづらいとも言われています。

最新技術を学んで成長し続けたいと考える人は、仕事以外の時間で学び続ける必要があるでしょう。

4.システム開発を委託する際のSIer選びのポイント

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このように、メリット・デメリットの両面があるSIerですが、それを踏まえて「やはりSIerに開発を委託したい」と考える方も多いでしょう。

そこで、数あるSIerの中から委託先を選ぶ際に、チェックしておきたいポイントを挙げておきます。

クラウド利用をご検討の方、導入にあたってお困りの方はこちらからNTT東日本にお問い合わせください。

  • 開発実績は豊富か
  • 得意分野が合致するか
  • アフターサポートは充実しているか
  • 業績は安定しているか

これらの条件を満たしているSIerに依頼すれば、プロジェクトが成功する確率がアップするでしょう。

4-1.開発実績は豊富か

ひとつめのポイントは、「開発実績が豊富かどうか」です。

自社が希望するシステムと、似たようなものの開発実績が豊富なSIerを選べば、希望に沿ったシステムをスムーズに開発できる可能性が高まります。

実績は、SIerの公式サイトなどで公開されている場合もありますが、もし情報が得られなければ、直接SIerに問い合わせてください。

あるいは「RFI(=情報依頼書)」を送れば、知りたい情報を教えてもらえるでしょう。

4-2.得意分野が合致するか

ふたつめのポイントは、「得意分野が合致するか」です。

SIerに限らずシステム開発に携わる企業は、それぞれ得意とする分野があります。

業務システムを得意とするところもあれば、スマートフォンアプリを多く手がけるところ、クラウドサービスに強いところなど、さまざまです。

その中から、開発を委託したいシステムを得意としているSIerを選びましょう。

4-3.アフターサポートは充実しているか

3つめは、「アフターサポートは充実しているか」です。

システムは、導入してからが本番です。

運用し始めは不具合やトラブルなどが起きやすく、SIerの手を借りる機会も多いものです。

そのため、深夜でも対応してもらえるなど、柔軟で手厚いサポートを受けられるSIerを選ぶとよいでしょう。

4-4.業績は安定しているか

4つめは、「業績は安定しているか」です。

導入したシステムを長く運用し続けることを考えれば、開発したSIerにも長くサポートし続けてもらわなければなりません。

もし途中で会社がなくなってしまうなどということがあれば、サポートも終了してしまいます。

そのようなことがないよう、業績が安定していて将来的に不安のないSIerを選びましょう。

業績を確認するには以下の点をチェックしてください。

  • 社歴が長いこと
  • 決算書、財務状況の内容  など

5.SIerに委託する際の流れ

開発を委託するSIerを選んだら、開発を依頼することになります。

この章では、Slerを選んだ後の、具体的な流れを説明します。

おおまかな流れは以下です。

1)開発したいシステムを考える

 →どのようなシステムを開発したいかを考えます。

  具体的にまとめられない場合は、「システムで何をしたいか」「どんな課題を解決したいか」「どんな機能が欲しいか」などをざっくりと書き出すだけでもいいでしょう。

2)SIerを探す

 →1)でまとめた内容を踏まえて、そのシステムの開発を得意とするSIerを探します。

  この段階では1社に絞らず、数社ピックアップしておきましょう。

3)候補のSIerにオリエンテーションを行う

 →2)でピックアップしたSIer各社に連絡し、開発してもらいたいシステムについてオリエンテーションします。

4)相見積もりをとって委託先を決定する

 →3)を踏まえて各SIerが見積もりを出してきますので、その内容を比較検討して、委託先を決めます。

  開発費用だけを比較せず、提案の内容など総合的に判断しましょう。

5)基本契約書を締結する

 →ざっくりとした費用や開発内容などについて、基本的な契約書を作って契約します。

  これにより、プロジェクトが動き始めます。

6)開発

 →SIerが開発に入ります。

  要件定義、設計、プログラミング、テストなどの流れを経て、システムが完成します。

7)導入準備、納品

 →クライアント側で導入の準備をし、完成したシステムが納品されます。

8)運用、保守

 →システムを業務で活用します。

  不具合などがあればその都度対応し、運用を続けます。

6.クラウドでシステム開発を検討するならNTT東日本にご相談ください

NTT東日本であれば、クラウド環境の構築を導入からアフターフォローまで一貫してサポートできます。

クラウド利用をご検討の方、導入にあたってお困りの方はこちらからNTT東日本にお問い合わせください。

NTT東日本のクラウド導入・運用 for AWS/Microsoft Azureでは、導入検討段階のご相談はもちろんのこと、導入時の設定や環境構築から運用開始後のシステム保守・運用まで、一元的にサポートさせていただきます。しかも、クラウドの専門家が、中立の立場から的確にアドバイスするので安心です。

初めての方、迷っている方こそ、ご利用いただく価値のあるサービスと言えます。

詳しくは、以下をご確認ください。

そのメリットは、以下の6点です。

それぞれくわしく説明しましょう。

6-1.ストレスと手間を軽減、最適なクラウド化の実現をゼロからワンストップで支援

クラウド導入を自社で進める場合、検討すべきことや実行しなければならないことがあまりに多いことに驚くでしょう。

あるいは、導入支援事業者に委託した場合も、実際は一部の工程をサポートしてくれるのみで、結局情シス担当者が多くの工数を負担した、というケースもあります。

その点、NTT東日本の「クラウド導入・運用 for AWS / Microsoft Azure」なら、ワンストップでサポートします。

◎情シス担当者の負担・会社のコスト(時間・労力)最小化に向けて、クラウドのプロが本気で向き合い実現をサポートします

◎設計〜構築・運用までのトータルで支援可能

 中立的な視点・アドバイスで自社にベストな環境構築の実現をサポート

◎ライセンス調達やインフラ構築の面倒を回避、軽減へ

このように、「クラウド移行前→移行作業→移行後のクラウド導入から運用」の”全領域”で効率化の実現をサポートします。

6-2.見えづらい隠れコストまで可視化、コスト効率・業務効率の改善をご提案

クラウド化を検討する際は、つい導入時の”初期コスト”に気を取られがちです。

ですが、「普段の運用にかかる人的コスト」や「障害やトラブルによってビジネス機会損失が生じるリスク」なども考慮した上で、”トータルコスト”で費用対効果を検討することが重要なのです。

その点NTT東日本なら、設計から構築、運用まで一元サポートすることで、一見見落としがちな部分も含めたトータルコストを見える化します。

クラウド導入後の業務の効率化・コスト効率の改善も踏まえた全体最適化に向けて、全力でコミットします。

6-3.NTT東日本だから実現できた安心の24時間365日の対応・保守サポート

クラウド支援を提供する企業が、最も重視しなければいけないのは、お客さま目線の”安心”です。

そのために欠かせないのは、24時間・365日の対応でしょう。

NTT東日本では、障害対応や24時間365日の監視・保守を実現する支援を実施します。

お客さまが、夜中や早朝のトラブル、休日出勤の保守作業などに悩むリスクを減らすため、最大限サポートいたします。

6-4.AWS・Microsoft Azureの認定を受けるプロが、中立的に提案・徹底サポート

はじめてクラウドを導入する方は、このような悩み、疑問を抱きがちです。

「そもそもうちの場合、オンプレミスとクラウド、どちらがコストパフォーマンスがいい?」

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6-5.クラウドを活用したビジネス機会の創出に貢献

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6-6.NTT東日本の豊富なアセットの組み合わせであなたのさまざまなニーズに対応

そして、システムの運用に重要な「情報セキュリティレベルの高い接続環境」「通信速度の確保」をはじめ、手間のかかる作業の代行など、お客さまそれぞれのニーズに対して、リーズナブル・高水準で応えるアセットを豊富にご用意しているのも、好評の理由です。

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  • Microsoft Azureは、Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。

7まとめ

いかがでしょうか?

SIerについて、どんなものかがわかったかと思います。

では最後にもう一度、記事の内容をまとめましょう。

◎SIerとは、「システム開発のすべての工程を請け負う受託開発企業」

◎SIerが請け負う主な業務内容は、

  • クライアントが抱える課題解決へのコンサルティング
  • システムの企画立案
  • システムの設計、開発
  • システム導入に必要なハードウェア、ソフトウェアの選定
  • システム導入に必要なインフラの構築
  • システムの導入サポート
  • システム運用開始後の運用保守    など

◎SIerの種類は以下のとおり

  • 横にスクロールします
種類 成り立ち 特色
メーカー系 ハードウェアメーカーの開発部門が独立 親会社のハードウェア、ソフトウェアを使った開発に強み
ユーザー系 一般企業のIT部門が独立 親会社を通じて幅広い開発実績がある
独立系 親会社はなく、最初からシステムインテグレーションを事業目的として立ち上げ 自由度が高く、クライアントの要望により沿った開発ができる
外資系 海外の大手IT企業の日本法人など コンサルティングに強み

◎SIerと「SES」との違いは以下のとおり

  • 横にスクロールします
  意味 対象 契約形態 業務形態
SIer(System Integrator) システム開発のすべての工程を請け負う受託開発企業 企業 請負契約 自社内で開発
SES(System Engineering Service) システムの開発や保守・運用などの業務に対してエンジニアを提供するサービス 人(エンジニア) 準委任契約 客先常駐で開発

◎SIerのメリットは、

<SIerに委託する企業にとってのメリット>

  • 自社にIT関連部署がなくても開発ができる
  • 自社に合わせたシステムを開発できる
  • 運用開始後に機能の追加や拡張がしやすい

<SIerで働くエンジニアにとってのメリット>

  • 規模の大きな開発に携われる
  • さまざまなプロジェクトで成長の機会がある
  • 上流工程を担うためPMを目指せる

◎SIerのデメリットは、

<SIerに委託する企業にとってのデメリット>

  • 開発期間とコストがかかる
  • 開発途中での仕様変更は難しい
  • 社内でエンジニアが育たない

<SIerで働くエンジニアにとってのデメリット>

  • プログラミングの機会は少ない
  • 最新技術を学びづらい

◎システム開発を委託する際のSIer選びのポイントは、

  • 開発実績は豊富か
  • 得意分野が合致するか
  • アフターサポートは充実しているか
  • 業績は安定しているか

この記事で、あなたがSIerについて深く理解できるよう願っています。

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