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シンクライアントとは|押さえておきたいメリット・デメリット

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「シンクライアントってどんなシステム?」

「シンクライアントという言葉はよく聞くけれど、どんなメリットがあるの?」と思ったことはありませんか。

シンクライアントとは、端末自体にはデータやアプリケーションなどを保存せず、社内にあるサーバーでほとんどすべての情報を管理するシステムのことを指します。たとえばパワーポイントを使う場合は、サーバー側でパワーポイントのアプリケーションを立ち上げ、社員が使う端末に画面を転送するのです。

シンクライアントは、以下のようにさまざまなメリットがあります。

  • 運用管理コストを低減できる
  • 情報漏えいやマルウェア感染を防げる
  • 場所を選ばず利用できる
  • 災害時にも業務継続が可能

もちろんデメリットもありますが、それを上回るメリットがあるため、多くの企業が導入しています。

本記事では、シンクライアントの仕組みやメリットとデメリットはもちろん、シンクライアントを導入する費用や、導入すべきかどうかの判断基準についてもお伝えしていきます。

1. シンクライアントとは

本章ではシンクライアントについて、以下の順序でお伝えしていきます。

  • シンクライアントの定義
  • シンクライアントの仕組み

それでは、以下の解説をご覧ください。

1-1. シンクライアントの定義

シンクライアントとは、英語で「Thin(薄い)+Client(クライアント)」と表されるシステムのことを指します。パソコン端末自体にはデータやアプリケーションなどを保存せず、社内にあるサーバーでほとんどすべての情報を管理するシステムです。

一方で、アプリケーションをインストールし、作成したデータを保存できるパソコンを「ファットクライアント」と呼びます。

Thin(薄い)とFat(太い)が対比関係ですが、ファットクライアントはデータやアプリケーションがパソコンに詰まっているので、太いイメージです。

対して、シンクライアントではデータやアプリケーションはパソコンには保存されないため、薄いイメージと考えると理解しやすいのではないでしょうか。

それでは以下で、シンクライアントの仕組みについて解説していきます。

1-2. シンクライアントの仕組み

シンクライアントでは、以下にあるようにサーバー側で処理を行い、端末に画面を転送します。そのため、社員が使用するシンクライアント端末では、キーボード入力やマウス操作など、必要最低限の処理しか行いません。

前述した通り、シンクライアントでは端末にデータを保存したりアプリケーションを起動したりといったシステムは備わっていません。

たとえば、社員が会社から支給されたパソコンを使って、Excelで資料を作成する場面を考えてみましょう。一見、社員が使っているパソコンが、データを保存したりExcelを実行したりしているように見えます。

しかし実際には、ネットワークでつながっているサーバー側でそれらの作業を行っており、サーバーは映し出された画面をパソコン端末に転送します。社員は自分のパソコン端末で、転送された画面を見て作業を行うのです。

この仕組みをシンクライアントと呼びます。

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2. シンクライアントの普及が進んでいる理由

シンクライアントの概念が登場したのは1990年代ですが、2000年代半ば頃から一気に広まりはじめました。

急速に普及が進んだ背景には、主に以下の3つの理由があります。

  • マルウェア感染や情報漏えいのリスクが低い
  • テレワークと相性が良い
  • 企業が実施する内部統制の考え方に合致している

以下で、ひとつずつ解説していきます。

2-1. マルウェア感染や情報漏えいのリスクが低い

シンクライアントは端末側でアプリケーションをインストールしたり、データの保存を行ったりできません。

また、サーバーとは暗号化された通信を行うため、マルウェア感染や情報漏えいのリスクが限りなく低いのが特徴です。

企業は社外秘の情報や個人情報が漏えいすることを避けなくてはならないため、セキュリティ対策に優れているシンクライアントが普及するようになりました。

2-2. テレワークと相性が良い

近年は新型コロナの影響もあり、テレワークの需要が急速に高まりました。

シンクライアントのシステムを使えば、社内のサーバーに接続して、セキュリティの不安を抱えずに自宅から仕事ができます。社内で仕事をしているのと同じように、場所を選ばずパソコン作業ができるため、テレワークの機会が多い企業ではシンクライアントが普及しているのです。

2-3. 企業が実施する内部統制の考え方に合致している

企業は業績を向上させたり、業務を効率化させたりするために内部統制を実施していますが、シンクライアントは内部統制の考え方に合致したシステムです。

ITに関する内部統制では、以下が求められています。

  • 企業を経営するうえで必要なIT技術を取り入れている
  • コンプライアンスが遵守されているかをチェックする際にITを活用する

シンクライアントのシステムは、会社経営に必要な技術であるのはもちろん、IT機器の保守やデータの一括管理も行えるため、コンプライアンスが守られているかどうかの確認にも適しています。

このような理由から、シンクライアントが各社で普及するようになりました。

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3. シンクライアントの4つのメリット

シンクライアントを利用することで、企業にとっては以下のようなさまざまなメリットがあります。

  • 運用管理コストを低減できる
  • 情報漏えいやマルウェア感染を防げる
  • 場所を選ばず利用できる
  • 災害時にも業務継続が可能

それでは、ひとつずつ解説していきます。

3-1. 運用管理コストを低減できる

シンクライアントでは、情報セキュリティ部門の担当者が端末をひとつずつメンテナンスする必要がないため、運用保守や管理に必要なコストを低減することができます。

それぞれの端末のメンテナンスが不要な理由としては以下が挙げられます。

  • シンクライアント端末にはOSやアプリケーションをインストールしないから
  • インストールしないため、アップデートの必要がないから

必要なデータはすべてサーバー側で一元管理されているため、情報セキュリティ担当者は中央サーバーのみを管理しておけば問題ありません。結果として、担当者の業務削減や人件費削減につながるでしょう。

一般的に運用管理コストは、社員の数が増えるほど大きくなります。そのため、シンクライアントを利用することで、会社の規模が大きければ大きいほど、運用管理コストを低減できるといえます。

3-2. 情報漏えいやマルウェア感染を防げる

シンクライアントでは、端末にデータ保存やアプリケーションがインストールされないため、情報が漏えいしたり、マルウェア感染したりする心配がありません。

データはサーバー側で保管されているため、端末を紛失した場合でも情報が抜き取られることがないのは安心できます。また、サーバーを保護するファイアウォールが不正なアクセスをブロックしてくれるため、マルウェア感染の心配もありません。

企業として、社員の端末から個人情報やその他の機密事項が漏えいしてしまうと大きな損害を受けてしまうため、これらを防げるのは大きなメリットといえるでしょう。

3-3. 場所を選ばず利用できる

シンクライアントは、インターネットに接続できるネットワーク環境さえあれば、アクセスする場所を選ばず利用できます。

誰でもアクセスできる公開ネットワークとは違い、シンクライアントはSSL通信により暗号化されており、セキュリティが守られた状態でアクセスできるので安心です。

社外で仕事をする機会が増えている人にとっては、とても相性の良いシステムといえます。

3-4. 災害時にも業務継続が可能

シンクライアントでは、台風や地震などの災害が起こった場合でも、データセンターにあるサーバーが壊れていなければ、リモート環境で問題なく業務を継続できます。

企業は自然災害やテロなどの緊急事態が発生した場合も、損害を最小限に抑えて業務を継続させられるようにBCP(事業継続計画)を定めています。緊急時にも業務継続が可能になるシンクライアントは、BCPの考え方にも合致するといえるでしょう。

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4. シンクライアントの3つのデメリット

前章で述べたように、シンクライアントには多くのメリットがありますが、以下のようなデメリットが存在することも知っておく必要があります。

  • サーバーに負担がかかる
  • 安定した通信環境が必要
  • 初期費用が高くつく場合がある

それでは、ひとつずつ解説していきます。

4-1. サーバーに負担がかかる

シンクライアントは、アプリケーションやOSの情報処理をサーバーに集約して行うため、サーバー側にかかる負担がとても大きくなります。

その結果、以下のような不具合が起こる可能性があります。

  • アプリケーションの動きが遅くなる
  • キーボードでの文字入力が遅くなる
  • マウスをクリックしてもなかなか応答が返ってこない

システム障害が起こると、上記のような支障が出てしまいます。

そのため、企業は専用のサーバー環境を用意したり、高速通信のネットワークインフラを確保したりして、サーバーに負担がかからないよう対応しなくてはなりません。

4-2. 安定した通信環境が必要

シンクライアントでは、大元にあるメインサーバーと社員が使用する端末が常に通信を行うため、安定した通信環境が必要です。

シンクライアントではサーバーから端末に画面データなどが送られるため、データの転送量も大きくなります。通信品質が良くないと、反応が悪かったり画面の読み込みに時間がかかったりして、スムーズに業務が行えなくなるため注意が必要です。

安定した通信速度を確保するためには固定回線が望ましいですが、外出先などさまざまな場所で業務を行う場合は、データ通信量が無制限のWi-Fiルーターを選びましょう。

4-3. 初期費用が高くつく場合がある

シンクライアントを導入する際は、社員に配布する端末や専用のサーバー環境を確保するため、従来と比べると初期費用が高くつく場合があります。

近年人気のデスクトップ仮想化(VDI)型を採用する場合は、OSやアプリケーションのインストール、制御ソフトウェアなどが必要になります。

いったんシンクライアントを導入してしまえば、運用管理の手間が省けコストダウンが可能になりますが、初期費用についても忘れずに頭に入れておきましょう。

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5. シンクライアントの2種類の実行方式

シンクライアントの実行方式には、以下の2種類があります。

  • ネットブート型
  • 画面転送型

実行方式とは、サーバー上で実行されている内容を、シンクライアント端末に転送する方法のことを指します。以下で、それぞれの実行方式について解説していきます。

5-1. ネットブート型

ネットブート型は、サーバー上にあるイメージファイルを、シンクライアント端末を起動する際にダウンロードする仕組みになっています。イメージファイルの容量が大きいため、ダウンロードに時間がかかり起動が遅くなる場合もあります。

ダウンロードが完了すれば通常のパソコンと同じように利用できますが、ダウンロードの際にエラーが起きないようにサーバー環境を整備したり、大容量のネットワークを用意したりする必要があります。

5-2. 画面転送型

画面転送型は、アプリケーションのインストールや実行などをサーバー側で行い、その結果を社員が使うシンクライアント端末の画面に表示させる仕組みになっています。ネットブート型のようにイメージファイルをダウンロードする必要がないため、ネットワーク回線に負担がかかることもありません。

画面転送型は現在、シンクライアントで主に使われている実行方式となりますが、さらに細かく分けると以下の3つの方法があります。

5-2-1. ブレードPC型

ブレードPC型とは、超小型端末をユーザー分専用のスペースに用意し、社員がシンクライアント端末から1対1で接続する方法を指します。

1対1で接続するため、高いスペックが必要なグラフィック処理やCADなどもスムーズに行えるのが特徴です。しかし、全員分のブレードPCやソフトウェアライセンスなどが必要になるため、導入コストが高く管理の手間が増えてしまうというデメリットもあります。

5-2-2. サーバベース型

サーバベース型は、ひとつのサーバーをすべてのユーザーが同時に共有する仕組みになっています。同じアプリケーションを共有するだけなので、高性能なサーバーを用意する必要がなく、初期費用があまりかからないのが特徴です。

しかし、すべての社員が同じデスクトップ環境で業務を行うため、自由度には欠けています。動作不良が起こった場合は、サーバーを利用している社員全員に影響が及ぶ可能性もあります。

5-2-3. デスクトップ仮想化(VDI)型

デスクトップ仮想化(VDI型)は、サーバー上に作られた仮想のデスクトップ環境に社員が専用のシンクライアント端末を使用してアクセスする方式を指します。

デスクトップ仮想化(VDI型)は、ブレードPC型のように多くのマシンを用意する必要がないためコストが低く、またサーバベース型のように、アクセスが集中した際にすべてのユーザーに不具合が起こるといった心配もありません。そのため、現在のシンクライアントでは、この方式がもっとも多く採用されています。

もちろんメリットばかりではなく、仮想環境の管理が必要であることや、仮想デスクトップごとにソフトウェアライセンスが必要になる場合があるので注意が必要です。

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6. シンクライアント端末の種類は4つある

シンクライアントを利用できる端末は、以下の4種類です。

  • デスクトップ型
  • モバイル型
  • USBデバイス型
  • ソフトウェアインストール型

それぞれの特徴について、以下でひとつずつ解説していきます。

6-1. デスクトップ型

デスクトップ型は、専用のOSやWindows 10 が搭載された端末です。

大きいため持ち運びには向きませんが、搭載されているCPUの質も高く、さまざまな機器と接続可能です。通常のパソコンと同じ環境を構成できるため、オフィス内などで広く利用されています。

6-2. モバイル型

モバイル型は、持ち運びができる薄型のシンクライアント端末です。いわゆるノートパソコン型の端末で、在宅勤務などで広く利用されています。

シンクライアントでは専用のネットワーク回線を利用しますが、機種によっては4G LTEの利用も可能なため、通信障害などが発生した際には回線を切り替えて対応することもできるようになっています。

6-3. USBデバイス型

USBデバイス型は、既存の端末にUSBを差し込むことでシンクライアント化を行います。

USBにデータやアプリケーションなどを集約できるためコストがあまりかからず、導入にあたって特別な知識も不要です。しかし、手軽に利用できる反面、置き忘れたり盗まれたりといったことが起こる可能性があるため、注意が必要です。

また、情報漏えいや不正ログインなどのセキュリティリスクを回避するために、暗号化強度が高く、秘匿領域を持つ製品を利用する必要があります。

6-4. ソフトウェアインストール型

ソフトウェアインストール型は、既存の端末にソフトウェアをインストールすることで、シンクライアント化を行います。

わざわざ新しくシンクライアント用の端末を購入する必要がないため、コストの削減につながるでしょう。大元のサーバーで端末の設定が可能なため、企業が必要なセキュリティ対策なども漏れなく行えて安心です。

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7. シンクライアントの費用や導入の判断基準

「シンクライアントの仕組みやメリット、デメリットについて理解できたけれど、導入するのにどのくらい費用がかかるんだろう?」と思ったかもしれませんね。

前述したように、シンクライアントでは、サーバーや端末、ソフトウェアなどを準備するほかに、安定した通信環境を構築することが重要です。

現在、性能面や通信環境面でメリットが多いデスクトップ仮想化(VDI型)が主流となっているため、以下ではデスクトップ仮想化(VDI型)を導入する際の費用と、導入すべきかどうかの判断基準について解説していきます。

7-1. デスクトップ仮想化(VDI型)の導入費用

日商エレクトロニクス株式会社が調査したデータによると、1台当たり約28万円(1200ユーザーの場合)の導入費用がかかります。

費用には、以下が含まれます。

  • シンクライアント端末
  • サーバー、ストレージ、ソフトウェアなど
  • Windowsを利用する場合にはライセンス費用

ユーザー数が少ない場合は1台当たりの費用が高くなり、100ユーザーで約58万円です。従来のPCを導入するよりも2~4倍程度の導入費用がかかると考えておきましょう。

7-2. 導入するべきかの判断基準

シンクライアントの中でも人気のデスクトップ仮想化(VDI型)ですが、導入すべきかの判断基準は以下の2点です。

  • 導入費用が予算内に収まる
  • 運用管理コストを大幅に軽減したい

前述した1台当たり約28万円(1200ユーザー)、約58万円(100ユーザー)を合計すると、1200ユーザーで約3億3600万円、100ユーザーで約5800万円が導入費用の目安です。この金額が予算内に収まるかどうかが判断基準のひとつになるでしょう。

また、導入後のアップデートや故障時の対応、セキュリティ対策などの運用管理コストを大幅に軽減したいかどうかも、シンクライアントを導入すべきかの判断基準となります。

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8. クラウド型仮想デスクトップにお困りならご相談ください

前章で、シンクライアントの導入費用や判断基準についてお伝えしましたが、「導入に興味はあるけれど、何から始めてよいか分からない」「実際にかかる費用について詳しく知りたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。

NTT東日本では、クラウド型仮想デスクトップ設定・運用サポートサービス クラウドVDIを提供しています。ネットワーク構築からクラウドVDI環境の構築・運用サポートを行っています。さまざまなご相談にお応えしています。

以下に当てはまる場合は、ぜひご相談ください。

お問い合わせフォームからいつでもご連絡いただけます。

◎情報システム担当者

  • 社内にシンクライアントについて詳しい担当者がおらず不安
  • 日々の保守・運用をもっと楽にしたい
  • セキュリティ面をもっと強化したい
  • 障害などの復旧時間をできるだけ短くしたい

◎経営者

  • シンクライアント化によってランニングコストを大きく削減したい
  • 短期間ですぐにシンクライアント環境を構築・導入したい
  • テレワーク環境を整えたいが何からすべきかわからない

9. まとめ

本記事では、シンクライアントの仕組みからメリット、デメリットなどについてお伝えしてきました。

◎シンクライアントとは、端末自体にはデータやアプリケーションなどを保存せず、社内にあるサーバーでほとんどすべての情報を管理するシステムです。

シンクライアントでは、以下のようにサーバー側で処理を行い、端末に画面を転送します。そのため、端末側では、キーボード入力やマウス操作など、必要最低限の処理しか行いません。

◎シンクライアントは2000年代半ば頃から一気に広まりはじめましたが、急速に普及が進んだ背景には、主に以下の3つの理由があります。

  • マルウェア感染や情報漏えいのリスクが低い
  • テレワークと相性が良い
  • 企業が実施する内部統制の考え方に合致している

◎シンクライアントのメリットは、主に以下の4つです。

  • 運用管理コストを低減できる
  • 情報漏えいやマルウェア感染を防げる
  • 場所を選ばず利用できる
  • 災害時にも業務継続が可能

◎デメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

  • サーバーに負担がかかる
  • 安定した通信環境が必要
  • 初期費用が高くつく場合がある

◎シンクライアントの実行方式には、以下の2種類があります。

  • ネットブート型
  • 画面転送型

画面転送型には以下の3種類がありますが、現在主流となっているのはデスクトップ仮想化(VDI)型です。

  • ブレードPC型
  • サーバベース型
  • デスクトップ仮想化(VDI)型

◎シンクライアントを利用できる端末は、以下の4種類です。

  • デスクトップ型
  • モバイル型
  • USBデバイス型
  • ソフトウェアインストール型

◎デスクトップ仮想化(VDI型)の導入費用の目安は、1200ユーザーで約3億3600万円、100ユーザーで約5800万円が導入費用の目安です。

以下が導入すべきかの判断基準となります。

  • 導入費用が予算内に収まる
  • 運用管理コストを大幅に軽減したい

最後に、クラウド型仮想デスクトップの導入について疑問や悩みがある企業に向けて、コンサルティングやクラウドVDIの構築・保守管理サービスを提供しているNTT東日本のクラウドVDIについてご紹介しました。

本記事が、シンクライアントについて興味を持っている方々にとってお役に立てば幸いです。

シンクライアントなど、テレワーク環境構築をご検討の方はNTT東日本にお気軽にご相談ください。

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