COLUMN

クラウドインテグレーターとは?基礎から依頼を判断する方法まで解説

「クラウドインテグレーターってそもそもなに?」

「クラウドインテグレーターってどんなことをしてくれる企業なの?」

聞きなれない言葉である「クラウドインテグレーター」に対して、このような疑問を持っている方も少なくないでしょう。

「クラウドインテグレーター」とは、クラウド化の計画から導入、運用までを総合的にサポートしてくれる企業を指す言葉です。

現在、クラウドサービスを活用し、ビジネスを成長させようとする動きが多くの企業で進んでいます。

ところが、クラウドの技術は目まぐるしいスピードで進化を続けているため、独自で人材育成から効果の高いクラウド導入までを実現することは難しいと言わざるを得ません。

そこで、豊富な知識を持つクラウドインテグレーターに、クラウド化のトータルサポート支援を依頼します。

専門家が現状を分析してクラウド計画の立案から導入後のサポートまでを提供してくれるため、スキル不足や業務負担に悩まされることなく、より効果的なクラウド導入をスピーディーに実現できるのです。

しかし、クラウドインテグレーターを含むクラウド化のサポート事業者への依頼は、コストがかかります。そのため、自社に可能なクラウド導入方法の選択肢を把握し、実現性やトータルコストを検討したうえで、依頼を判断することが必要です。

そこでこの記事では、クラウドインテグレーターの基礎知識や提供サービス、依頼するメリット・デメリットについてお伝えするとともに、クラウドインテグレーターへの依頼が必要か判断する方法を解説します。

最後までお読みいただくことで、

  • クラウドインテグレーターの基礎知識
  • クラウドインテグレーターが提供する主なサービス
  • クラウドインテグレーターに依頼するメリット・デメリット
  • クラウドインテグレーターへの依頼が必要か判断する方法
  • クラウドインテグレーター選びで失敗しないポイント

といった内容を理解できます。

クラウドインテグレーターがどういうものか正しく理解し、自社にとって依頼が必要かを判断するために、ぜひこの記事をお役立てください。

目次:

1.クラウドインテグレーターとはクラウド化の総合サポート企業
2.クラウドインテグレーターが提供するサービスを紹介
2-1.クラウド計画の立案
2-2.クラウド環境の構築
2-3.保守・運用
2-4.導入後のサポート
3.クラウドインテグレーターに依頼するメリット
3-1.豊富な知識を持つ専門家からサポートを受けられる
3-2.コストや時間を削減できる
4.クラウドインテグレーターの依頼によるデメリット
4-1.社内にクラウド化のノウハウが蓄積されない
4-2. 依頼する企業選びに失敗する可能性がある
5.クラウドインテグレーターへの依頼が必要か3STEPで判断しよう
5-1.STEP1|自社でクラウド化に対応できる部分があるか把握する
5-2.STEP2|部分的な依頼でクラウド化を実現できるか検討する
5-3. STEP3|総合的に判断してトータルサポートのメリットが大きいならクラウドインテグレーターに依頼する
6.失敗せずにクラウドインテグレーターを選ぶポイント3点
6-1.豊富な導入実績がある
6-2.専門スキルがある
6-3.クラウド事業者のパートナーとして認定されている
7.NTT東日本がクラウド化で貴社ビジネスの成功を支えます
7-1.認定を受けたクラウドのプロ集団が中立の立場でご提案
7-2.導入実績150社以上!豊富な経験を生かし最適なクラウド化を実現
7-3.トータルサポートにより徹底的にコストを可視化
8.まとめ

1.クラウドインテグレーターとはクラウド化の総合サポート企業

「クラウドインテグレーター」とは、クラウド環境の構築・導入に関するトータルサポートを提供する企業です。

クラウドサービスを熟知し、組み合わせながら、最適な機能を持たせたシステムや、コストダウンにつながる仕組みづくりなど、企業のニーズに合わせたクラウド化を総合的にサポートしています。

情報システムの企画から運用・保守までを一括して請け負う企業を「システムインテグレーター」と呼ぶことから、クラウドインテグレーターを「クラウドに特化したシステムインテグレーター」と表現することもあります。

クラウド化すると、自社サーバーを物理的に所有する必要がなくなり、状況に応じたリソースの増減も容易です。セキュリティの高さやコストダウンなどのメリットも多いことから、多くの企業でクラウド化の流れが活発化しています。

しかし、準備不足の状態のまま自社でクラウド化を実施してしまうと

  • 思ったようなコスト削減につながらない
  • クラウド化のメリットを生かせていない
  • 管理者に負荷がかかってしまう
  • 自社システムと互換性がないサービスを導入してしまった

などの問題が発生し、失敗につながりかねません。

クラウド化を実施する際は、クラウド化の目的や課題、クラウドサービスの違いなどをしっかりと把握したうえで、取り組むことが非常に重要です。

専門家の目線で支援してくれるクラウドインテグレーターに依頼すると、そのようなトラブルを回避しながらスピーディーにクラウド化を成功につなげられます
導入前の計画から設定作業、問い合わせ対応までをトータルでサポートしてもらえるため、クラウド環境に移行する際の不安や疑問を払拭でき、本来の業務に集中して取り組めるでしょう。

2.クラウドインテグレーターが提供するサービスを紹介

クラウドインテグレーターは、クラウド化を総合的にサポートしてくれる企業だとお伝えしました。

では、具体的にどのようなサービスを提供してくれるのでしょうか?

提供企業やニーズによって差はありますが、クラウドインテグレーターが果たす役割は、主に以下の4点です。

  • クラウド計画の立案
  • クラウド環境の構築
  • 保守・運用
  • 導入後のサポート

ひとつずつ説明します。

2-1.クラウド計画の立案

クラウドインテグレーターは、企業へのヒアリングをもとに、ニーズを満たすクラウド計画を提案します。

クラウド化を成功させるには、目的を明確にし、自社にとって必要な機能をしっかりと洗い出す必要があります。自社がクラウド化によって実現したい目的や、抱えている課題が明確になっていない状態では、どのようなシステムを構築すべきか判断できません

そのため、まずは企業の課題抽出からクラウドインテグレーターがサポートを行います。

ニーズや現状の課題を明確化して、どのようなシステムがあれば効果的かを専門家の目線で設計し、クラウド化による解決策を提示するのです。

2-2.クラウド環境の構築

全体の計画が定まった後は、システムの設計に沿ったクラウド環境の構築に取り掛かります。

クラウド環境の構築や必要となるシステム開発はクラウドインテグレーター側が担当するため、自社の開発スキルや人材確保に悩むことはありません。

利用するアカウントの設定やクラウドの基本設定など、実際の利用者が使いやすいように配慮しながらクラウドインテグレーターが環境構築を行います

2-3.保守・運用

クラウド移行後のシステム保守や運用は、クラウドインテグレーターが代行します。

任せられる内容は、

  • 安定稼働のためのメンテナンス
  • リソース使用状況の監視
  • セキュリティパッチの管理
  • ユーザー変更対応
  • 障害発生時の対応

など、さまざまです。

クラウドインテグレーターに任せることで、クラウド環境を安心して活用できることに加え、企業にかかる業務負担の軽減が可能となります。

2-4.導入後のサポート

クラウドインテグレーターの役割は、クラウド化して終わりではありません。クラウド環境を企業が安心して利用できるよう、導入後のサポートも提供しています。

クラウドサービスへの問い合わせや、支払に関するサポートなど、提供企業により差はあるものの、導入後も継続的な支援を受けられることが特徴です。そのため、安心してクラウド環境に移行できるでしょう。

3.クラウドインテグレーターに依頼するメリット

先述したように、クラウドインテグレーターは、クラウド化に向けたさまざまなサービスを提供しています。

そのため、クラウドインテグレーターに依頼すると

  • 豊富な知識を持つ専門家からサポートを受けられる
  • コストや時間を削減できる

の2つのメリットがあります。

クラウドインテグレーターに依頼するメリットについて、詳しく説明します。

3-1.豊富な知識を持つ専門家からサポートを受けられる

豊富な知識や経験を持つ専門家から、自社に合わせたクラウド環境を提案・構築してもらえることが、クラウドインテグレーターに依頼する一番のメリットです。

クラウドサービスは目まぐるしいスピードで変化し、進化を続けています。次々に新しいサービスが開発され、求められる技術や知識も常に変化しているため、数年で新しいシステムが主流になることも珍しくありません。

自社で最新の知識を常に取り入れ、さまざまなクラウドサービスを理解した人材を育成することは、困難を極めるでしょう。

クラウドインテグレーターに依頼すると、豊富な知識や経験、資格を持つ専門家集団が、自社のクラウド導入をサポートしてくれます。クラウド事業者のさまざまなサービスを理解したうえで、企業からの要望を満たせるよう必要なサービスを組み合わせて適切なシステムを提案してくれるのです。

そのため、自社で手間をかけてクラウド知識を持つ人材を育成することなく、専門家の知識や経験をもとに質の高いクラウド環境をスピーディーに整えられます

3-2.コストや時間を削減できる

クラウドインテグレーターへの依頼によって、コストや時間の削減につながることも大きなメリットです。

具体的に削減できるものとしては、

  • スキルを持った人材の採用コストや時間
  • クラウド関連の人材育成コストや時間
  • 保守や運用にかかる人的リソース

などが挙げられます。

知識やスキルが必要となる煩雑なクラウド化業務や導入後の保守・運用を、専門家であるクラウドインテグレーターに任せられます。

それにより、自社での採用や育成にかかるコスト・手間を省くことができるため、リソースを本来行うべき業務に集中して充てられるでしょう。

4.クラウドインテグレーターの依頼によるデメリット

クラウドインテグレーターに依頼するメリットは大きく、依頼することで安心してクラウド導入を進められることは間違いありません。

しかし、以下のようなデメリットも存在します。

  • 社内にクラウド化のノウハウが蓄積されない
  • 依頼する企業選びに失敗する可能性がある

メリットだけではなく、クラウドインテグレーターに依頼するデメリットについても理解しておきましょう。

4-1.社内にクラウド化のノウハウが蓄積されない

クラウドインテグレーターに依頼するデメリットとして、社内にクラウド化の経験やノウハウが蓄積されないことが挙げられます。

クラウド環境の構築には、クラウド関連の知識やスキルが必要です。そのため、自社で対応が難しい場合はクラウドインテグレーターに依頼し、クラウド化の総合サポートを受けることが効率的であり、クラウド導入をスムーズに行うおすすめの方法と言えます。

一方で、専門知識のある企業に任せることになるため、クラウド環境構築にかかわる実務的なノウハウは自社に蓄積されないでしょう。

4-2. 依頼する企業選びに失敗する可能性がある

依頼するクラウドインテグレーター選びで失敗する可能性があることも、デメリットのひとつです。企業選びを失敗すると、自社のクラウド導入に多大な影響を及ぼしかねません。

クラウドインテグレーターから提供されるサービスや対応は、提供する企業によって差があります

スキルや経験不足のクラウドインテグレーターに依頼してしまうと

  • 自社の要望を満たすクラウド環境を構築できない
  • 認識違いにより必要な機能が含まれていない
  • 完成したシステムのクオリティに満足できない
  • 追加費用が発生する
  • 利用者の操作性が悪い

などのトラブルが発生してしまうことも。

そのため、クラウド導入を成功に導くためには、信頼できる企業かを見極めて依頼することが非常に重要です。

なお、失敗せずに依頼先を選ぶポイントについては、「6.失敗せずにクラウドインテグレーターを選ぶポイント3点」で詳しくお伝えします。クラウドインテグレーターを選ぶ際は、ぜひそちらを参考にしながら信頼できる企業を探してください。

5.クラウドインテグレーターへの依頼が必要か3STEPで判断しよう

ここまで、クラウドインテグレーターの基礎知識や依頼するメリット・デメリットをお伝えしてきました。

しかし

「クラウドインテグレーターについては理解できたけど、依頼した方がいいのかな」

「クラウドインテグレーターには、どういう企業が依頼すべき?」

「当社にとってクラウドインテグレーターへの依頼が必要か知りたい」

このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そのためここからは、クラウドインテグレーターへの依頼が必要かを判断する方法をお伝えします

クラウドインテグレーターへの依頼の必要性は、以下の3STEPで判断できます。

3つのSTEPに沿って、自社がクラウドインテグレーターに依頼すべきかを検討しましょう。

それぞれ詳しく解説します。

5-1.STEP1|自社でクラウド化に対応できる部分があるか把握する

まずは、クラウド化に必要な業務内容を洗い出し、自社で対応可能な部分を明確に把握しましょう。

自社で対応できる部分がなければ、総合サポートを提供しているクラウドインテグレーターへの依頼がおすすめです。部分的に対応できるようなら、必要な部分のみをサポートしてくれる企業に依頼する方法も検討しましょう。

以下の表は、自社でクラウド化を実現するために必要となる主な業務を書き出したものです。

段階 主な業務内容
導入前
  • クラウドサービスの選定
  • インフラ設計
  • ネットワークの設計
  • 移行計画の策定
  • セキュリティ体制の構築
導入
  • クラウドサービスの設計・構築
  • 仮想ネットワークの設定
  • LAN環境の設定
  • ファイアーウォールの設定
導入後
  • パッチ管理
  • 変更管理
  • 障害・監視対応

表からわかるように、クラウド化を実現するための業務は多岐にわたり、専門性が高いものも多く存在します。自社の限られたリソースのなかで、進化し続けるクラウドの情報を取り入れつつ、事前リサーチから導入後の運用まですべてまかなうのは難しいものです。

そのため、自社で対応可能な部分とそうでない部分を明確に把握し、どのような選択が可能か考える必要があります

自社が対応可能な部分を把握したうえで、クラウド導入を効率よく実現する最適な方法を検討していきましょう。

5-2.STEP2|部分的な依頼でクラウド化を実現できるか検討する

自社で対応できる部分がある場合は、それ以外の業務を外部に依頼することでクラウド化を実現できるか検討します。

部分的に依頼する場合は、クラウド導入の実現性やトータルコストをしっかり吟味し、それぞれの依頼先を選択しなければなりません

クラウド化のサポートを提供している企業は、クラウドインテグレーターのようにトータルで支援してくれる企業から、一部をサポートしている企業まで、さまざまです。

クラウド化業務の部分的なサポートを提供している企業の一例を、以下に記載します。

主なサポート領域 サポートを提供している企業 主なサポート内容
計画策定 システムコンサルティング会社 クラウド化の目的や要望に基づくシステムの概要設計、方針などを策定
クラウドサービス
ライセンス調達・アカウント登録
ライセンス販売会社 クラウドサービスのライセンス調達やアカウント設定、管理をサポート
クラウド環境
構築・設定
クラウド環境の構築・設定支援会社 クラウド環境の設計や構築・設定を支援
クラウド環境
監視・運用
クラウド環境の監視・運用代行会社 クラウド環境の監視や運用、保守業務を代行

自社対応が難しい領域だけを外部に依頼すれば、それ以外の業務に自社リソースを充てられ、依頼にかかる費用も削減できるでしょう。

しかし場合によっては、

  • 複数企業への依頼が必要で、トータルコストが割高になってしまう
  • 依頼した企業との調整や情報共有に、想像以上の手間がかかる
  • 自社で対応する部分の管理が煩雑になり、途中から外部依頼に切り替える

といったケースも考えられます。

複数企業への依頼によってコストが膨れ上がる、連携の手間や管理に負担がかかるなど、デメリットが大きいようなら部分的な依頼はおすすめできません

そのようなケースでは、クラウドインテグレーターに依頼して一括サポートを活用した方が、総合的なメリットは大きいでしょう。

5-3. STEP3|総合的に判断してトータルサポートのメリットが大きいならクラウドインテグレーターに依頼する

STEP1~2によって

  • 自社でクラウド化に対応できる部分がない
  • 部分的に依頼するデメリットが大きい

と判断した場合は、クラウドインテグレーターに依頼しましょう。

クラウドインテグレーターに依頼すると、計画から導入後のサポートまで専門家がトータルで支援してくれるため、よりスピーディーに自社の要望に合わせた効果的なクラウド化を実現できます

領域ごとに複数企業に依頼するのではなく、すべての支援を総合して依頼するため

  • 企業間の連携に時間を割く必要がない
  • クラウド化に関する問い合わせや相談窓口を統一できる
  • 担当者の負担を減らし、クラウド導入がスピーディーに進められる

などの利点を実感できるでしょう。

つまり、自社にとってクラウドインテグレーターへの依頼が必要かを判断するためには、

  • 自社でクラウド化に対応可能な割合
  • 部分的に依頼し、クラウド化する場合のデメリット
  • トータルコスト

などを総合的に検討することが大切です。

そのうえで

「クラウド化に関するスキルがなく、自社に合うクラウド環境やセキュリティなど、色々と相談しながらクラウド化を進めたい」

「領域ごとに必要な部分を依頼するのではなく、ひとつの企業から総合的なサポートを受けたい」

「スピーディーにクラウド導入できる方法を選びたい」

このように考えている場合は、クラウドインテグレーターに依頼しましょう。

クラウド化をトータルサポートしてくれるクラウドインテグレーターに依頼することで、クラウド化の知識や経験不足、手間がかかる業務負担などの悩みが解消でき、より効果的なクラウド導入を行えます

6.失敗せずにクラウドインテグレーターを選ぶポイント3点

クラウドインテグレーターに依頼する際は、企業選びが非常に重要となります。

4-2.依頼する企業選びに失敗する可能性がある」でお伝えしたように、依頼先企業によっては提供されるサービスやクオリティに大きな差が出てしまうことも考えられます。

そのため、依頼するクラウドインテグレーター選びで失敗しないためには

  • 豊富な導入実績がある
  • 専門スキルがある
  • クラウド事業者のパートナーとして認定されている

の3つのポイントを押さえて慎重に選ぶことが大切です。

ひとつずつ見ていきましょう。

6-1.豊富な導入実績がある

クラウドインテグレーターを選ぶ際は、導入実績が豊富であることを確認してください。

導入実績が豊富であれば、多くの事例を経験してクラウド導入に関するノウハウを蓄えているはずです。経験を積み企業全体の知識やスキルも高まっていると考えられるため、信頼できる企業か判断しやすいでしょう。

導入実績は、企業の公式サイトなどで公開されていることが多いため、依頼前のチェックがおすすめです。自社と同業種の導入実績や、要望に近いシステム開発経験があれば、より経験を生かした対応を期待できます。

6-2.専門スキルがある

専用スキルを持っているクラウドインテグレーターを選び、依頼することも重要です。

クラウドサービスの導入には高度なスキルが必要であり、専門知識をもとにクラウド環境やシステムを構築していきます。そのため、技術者に高い専門スキルがあることは欠かせません

クラウドインテグレーターが専門スキルを保持しているか、検討段階で把握しておきましょう。

具体的に資格取得者の名前を公開している企業は少ないものの、多くの企業は公式サイトで資格保有者数を開示しています。外部企業から表彰された実績などを公表しているところもあるため、併せて確認しておくとよいでしょう。

6-3.クラウド事業者のパートナーとして認定されている

クラウドインテグレーターは、各クラウド事業者のパートナーとして認定されている企業から選ぶことがおすすめです。

AWSやMicrosoft Azureなどの主なクラウド事業者は、パートナー制度を採用しています。

パートナー制度とは、各クラウド事業者が自社のサービスを販売しているクラウドインテグレーターなどの企業を、経験や資格をもとに審査し、認定する制度のことです。

クラウド事業者によって認定に必要な条件やスキルは異なるものの、パートナーとして認定されるには一定の経験やスキルが必要となります。そのため、パートナー認定されているクラウドインテグレーターから選ぶことで、大きな失敗を防げるでしょう。

7.NTT東日本がクラウド化で貴社ビジネスの成功を支えます

私たちNTT東日本のクラウド導入・運用 for AWS / Microsoft Azureは、AWSやMicrosoft Azure導入のトータルサポートをご提供するサービスです

お客さまの現状や抱えている課題を把握し、クラウド環境のご提案から導入後の運用に至るまで、徹底したサポート体制による最適なクラウド化の実現をサポートしています。

「クラウド化のメリットを最大限生かした環境を構築したい」

「保守や運用、障害復旧の際に担当者にかかる負担を減らしたい」

「クラウド導入は、信頼できる企業に一括して任せたい」

クラウド化に悩み、このように考えているご担当者様は、まずは無料相談にご連絡ください。経験豊富なクラウドの専門家が、具体的なお悩みや不安にお答えします。

NTT東日本のクラウド導入・運用 for AWS / Microsoft Azureの活用をおすすめする理由は、3つあります。

  • 認定を受けたクラウドのプロ集団が中立の立場でご提案
  • 導入実績150社以上!豊富な経験を生かし最適なクラウド化を実現
  • トータルサポートにより徹底的にコストを可視化

詳しくお伝えいたします。

7-1.認定を受けたクラウドのプロ集団が中立の立場でご提案

NTT東日本のクラウド導入・運用 for AWS / Microsoft Azureでは、AWSやMicrosoft Azureを熟知し、認定を受けたプロ集団が、お客さまに本当にベストだと言えるクラウド環境を中立の立場でご提案いたします。

まずは、クラウドのプロがご相談いただいた内容をもとにクラウド導入の目的を明確化し、現状の社内システムに潜む課題抽出をサポート。

その後、

  • クラウドサービスの選定
  • セキュリティの選定
  • コストシミュレーション

などを踏まえながら、中立的な目線で目的や課題解決に向けた最適なクラウド計画のご提案を行っています。

お客さまの手間を軽減し、効率的でスピーディーなクラウド導入を実現するため、NTT東日本のクラウドのプロ集団にお任せください

7-2.導入実績150社以上!豊富な経験を生かし最適なクラウド化を実現

NTT東日本には150社以上の導入実績があり、業界や規模を問わず多くの企業様のクラウド化をお手伝いしております。

クラウド化で重視するポイントや利用したい機能は、お客さまによって異なります。弊社は、150社以上のさまざまな企業様の要望を叶えつつクラウド化を実現してきた実績があり、その豊富な経験やノウハウをもとに、要望に合わせた最適な導入計画や運用方法をご提案できることが特徴です。

NTT東日本では、多種多様なニーズに応える高品質なサービスを豊富にご用意し、経験を生かして貴社のニーズに合わせた最適なクラウド導入を実現いたします

なお、実際に弊社のサービスをご利用いただいた企業様の事例を、以下サイトで紹介しております。たくさんの事例を紹介しているため、貴社と近い業種の導入事例もあるかと思いますので、ぜひご覧ください。

7-3.トータルサポートにより徹底的にコストを可視化

NTT東日本のクラウド導入・運用 for AWS / Microsoft Azureでは、一貫したトータルサポートだからできる、コストの徹底的な可視化が可能です。

クラウド化を成功させるためには、把握しやすい導入の初期コストだけではなく、導入全体を含めたコストやリスクを考慮して、費用対効果を判断する必要があります。

そのため、NTT東日本のクラウド導入・運用 for AWS / Microsoft Azureでは、クラウド導入にかかる初期コストはもちろん、

  • 保守・運用にかかる人的コスト
  • 障害発生時の機会損失
  • 最適化により削減可能なコスト

なども徹底的に可視化を行います。

今まで見えていなかった隠れコストを洗い出すことで、総合的に費用対効果を判断できるでしょう。

NTT東日本のクラウド導入・運用 for AWS / Microsoft Azureは、お客さまのクラウド導入にかかわる全体像を把握したうえで、総合的な業務・コストの効率改善に尽力いたします。

NTT東日本のクラウド導入・運用 for AWS / Microsoft Azureでは、クラウド導入設計から導入後の運用サポートに至るまでトータルでサポートいたします。ニーズに合わせた各種支援もご用意しておりますので、まずは一度、無料相談にご連絡ください。

8.まとめ

クラウドインテグレーターは、クラウド導入の総合サポートを提供している企業です。

クラウドの専門家が、導入計画の立案からクラウド環境の構築、運用サポートまでを一手にサポートします。そのため、スキルを持つ人材を自社で育成することなく、ニーズに合わせた最適なクラウド環境をスピーディーに実現できることが特徴です。

自社にとってクラウドインテグレーターへの依頼が必要かどうかは、以下の3STEPで判断できます。

3STEPに沿って、自社のクラウド化を進めるにあたりどのような選択肢があるのかを具体化しましょう。そのうえで、導入の実現性やトータルコストを含めて検討することが重要です。

また、クラウドインテグレーターへの依頼が必要な場合は、失敗せずに選ぶポイントに注意しながら依頼先を探してください。

  • 豊富な導入実績がある
  • 専門スキルがある
  • クラウド事業者のパートナーとして認定されている

の3つのポイントを参考にチェックし、信頼できるクラウドインテグレーターを選びましょう。

この記事が、クラウドインテグレーターへの理解を深め、依頼を判断するための参考になれば幸いです。

※Amazon Web Services(AWS)は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。 ※Microsoft Azure は、Microsoft Corporation の米国における登録商標です。

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