クラウドバックアップとは?|選び方とおすすめのサービスを紹介

クラウドバックアップとは、クラウド基盤上のサーバーにデータを複製・保管することです。

クラウド上にバックアップを取得すれば、自社のパソコン内のストレージや社内サーバーを利用しないでデータを複製・保管しておくことができます。

ただしクラウドバックアップには一長一短あるため、どのようなメリット・デメリットがあるのかを知って、クラウドバックアップの導入は自社にとって最適であるのかを慎重に選ばなければ、「クラウドバックアップではなく、自社サーバーを利用したバックアップのほうが合う方法だった…」と導入後に後悔する可能性もあるでしょう。

そこで今回はクラウドバックアップに関する基礎知識だけでなく、以下の内容をお伝えします。

  • クラウドバックアップのメリット・デメリット
  • 従来のサーバーバックアップとの比較
  • クラウドバックアップの導入に向いている企業

また、クラウドバックアップの導入を決めた方向けに、

  • クラウドバックアップを選ぶ際のポイント

もお伝えしていきます。

この記事を読むことで、クラウドバックアップについて知れるだけでなく、自社に導入するかどうか判断し、最適なクラウドバックアップサービスを選択することができるようになります。

ぜひ最後までお読みください。

目次:

1.クラウドバックアップとは
2.クラウドバックアップ5つのメリット
3.クラウドバックアップの2つのデメリット
4.従来のオンプレミス型バックアップとクラウドバックアップの比較
5.クラウドバックアップの導入に向いている企業
6.クラウドバックアップを選ぶ際の3つのポイント
7.安心できるクラウド環境を整えたいならNTT東日本におまかせください
8.まとめ

1.クラウドバックアップとは

クラウドバックアップとは

クラウドバックアップとは、どのようなものなのでしょうか。
1章ではクラウドバックアップについて、イメージが持てるよう解説していきます。

1-1.クラウドバックアップとはクラウドサーバーにデータを複製・保管すること

クラウドバックアップとは、クラウド基盤上のサーバーにデータを複製・保管することです。
自社のパソコンのストレージや社内サーバーを利用しなくても、クラウド上にバックアップを取れば、データを複製して保管しておくことが可能です。

企業がクラウドを利用してバックアップを取る場合、ビジネス上で使うさまざまなファイルを保管しておき、

  • 人的ミスによってデータが誤削除される
  • 障害によってデータが破損する
  • 災害によって自社で保存していたデータがすべて消失してしまう

などのトラブルが発生した場合に、復元を可能にしておきます。

1-2.クラウドバックアップのタイプ

クラウドバックアップには、2つのタイプがあります。
それは、以下の2種類です。

    ▼クラウドバックアップの2つのタイプ

  • イメージバックアップタイプ
  • ファイルバックアップタイプ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1-2-1.イメージバックアップタイプ
イメージバックアップタイプ

1つめは「イメージバックアップタイプ」です。

イメージバックアップとは、サーバーなどに保存されているファイルやアプリケーションだけでなく、システムやOSをそのまま複製し、クラウドに保存しておくことです。

上記の図のように、もし障害や災害などのトラブルが発生し、利用しているシステムやOS、保持していたデータなどがすべて消失してしまった場合でも、イメージバックアップを取得していれば安心です。データだけでなく、システムやOSの環境まるごと復元が可能であるため、イメージバックアップを取得した際の状態まで、復旧が可能になっています。

イメージバックアップの特徴は以下のとおりです。

▼イメージバックアップの特徴

  • 横にスクロールします
復元の対象 OSやシステム、データを含むディスク全体
バックアップにかかる時間 遅い
復旧までの時間 〜数十分
メリット
  • データだけでなくOSやシステム、設定ごとにバックアップできるので、復元の際のソフトウェアインストール、データベースの構築・設定が不要
  • バックアップの対象を選定する手間がかからない
デメリット
  • OSやシステム、設定などを復元するためには、同じOSが必要
イメージバックアップに向いている企業
  • 復旧時に再設定に手間のかかるシステムやOSを使用している企業
  • 消失してしまったら業務が止まる重要なシステムのバックアップを取りたい企業
1-2-2.ファイルバックアップタイプ
ファイルバックアップタイプ

2つめは「ファイルバックアップ」です。

ファイルバックアップとは、ファイル単位でのバックアップのことです。
重要なファイルやデータ、アプリケーションをクラウドに複製して保存します。

上記の図のように、もしも障害や人的ミスによって元サーバーのデータが消失してしまった場合に、バックアップを取得したファイルやデータ、アプリケーションの復元ができます。

ファイルバックアップの特徴は以下のとおりです。

▼ファイルバックアップの特徴

  • 横にスクロールします
復元の対象 ファイルやデータのみ
バックアップにかかる時間 イメージバックアップより速い
復旧までの時間 半日〜1日
メリット
  • バックアップ対象のファイルや復元したいファイルを毎回選択できる
  • 異なるスペック・OSの機器へファイルの復元ができる
デメリット
  • システムやOSのなどの環境をまるごと復元するのは不可能
  • バックアップ対象を選ぶのに手間がかかる
ファイルバックアップに向いている企業
  • クラウドでは特定のファイルのみ効率的にバックアップしたい企業(例リモートワークしている従業員のパソコンのローカルファイルだけクラウドへ自動バックアップを取るなど)

2.クラウドバックアップ5つのメリット

クラウドバックアップのメリットは以下の5つです。

クラウドバックアップ5つのメリット

2-1.初期費用がかからない

クラウドバックアップの1つめのメリットは「初期費用がかからない」という点です。

クラウドバックアップでは、「物理サーバーやソフトウェアの購入」「ライセンス取得費」などの初期費用をかけて自社でサーバーを用意する必要がありません。クラウド事業者がもともと用意しているクラウド用のサーバーを利用してバックアップを行えるため、初期費用がかからないのです。

初期費用がかからなければ、導入する際の資金繰りに苦労する必要もないため、企業にとっては大きなメリットとなるでしょう。

2-2.保守管理の手間がいらない

2つめのメリットは「保守管理の手間がいらない」という点です。

クラウドバックアップでは、クラウド事業者が保守管理を行うため、自社で保守管理を行う必要がないのです。

クラウドバックアップを利用すれば、自社で管理する物理サーバーがないため、以下のような保守管理の手間を省くことができます。

  • 不正アクセスからサーバーを保護するための情報セキュリティ対策
  • サーバーの不具合を修復したり、点検したりするメンテナンス業務
    (システムアップデート、改善すべきプログラムの修正、障害発生時の対応など)
  • ハードウェアの買い替えや、それに伴うバックアップの見直し、機器選定の手間など

したがって、クラウドバックアップを導入することでサーバー保守管理の工数を削減できるのです。

2-3.災害対策に有効である

クラウドバックアップの3つめのメリットは「災害対策に有効である」という点です。
クラウドバックアップは災害時でも、安心してデータやファイルを保持できます。

自社で管理しているサーバーでバックアップを行っていた場合、万が一、地震や火災などが発生すると、バックアップを行っていた物理サーバー自体が故障・破損してしまい、事業継続に極めて重要なデータを失いかねません。

そこでクラウドバックアップを行うことで、災害が発生した場合でも、クラウドバックアップを行ったデータやファイルは残すことができるのです。
クラウド事業者は、国内外の遠隔地にクラウドの物理サーバーを管理するデータセンターを所有しているため、災害が発生しても影響を受けず、安全にデータやファイルを保持することができます。
パソコンなどのデバイスやインターネット環境があれば、すぐにバックアップデータを復元できるので、災害時にも安心です。

2-4.専門的な知識がなくても高いセキュリティレベルを実現できる

4つめのメリットは「専門的な知識がなくても高いセキュリティレベルを実現できる」という点です。

クラウド事業者は、

  • サイバー攻撃や従業員による社外秘情報の漏えい
  • アクセス権限の設定を間違えてすべての人に自社の重要な情報を公開してしまう

などのセキュリティリスクに対して、高いレベルでの対策を行うことが可能です。

たとえば、クラウドへのアクセス通信を暗号化したり、IPアドレスによってクラウドのアクセス制限を行ったりするなど、サーバーセキュリティのプロがハイレベルな情報セキュリティ対策を行っているのです。

一方で、自社サーバーで同レベルの情報セキュリティ対策を行う場合、ソフトウェアの購入や更新、パッチの適用、ログの取得と解析、などの手間がかかったり、セキュリティに対する高い知識レベルが求められるため、難易度は高いでしょう。

情報セキュリティ対策に手間をかけることなく、高いセキュリティレベルを維持できる点はクラウドバックアップの大きなメリットのひとつです。

2-5.リソース拡張に柔軟性がある

クラウドバックアップの5つめのメリットは「リソース拡張に柔軟性がある」という点です。

クラウドバックアップでは、使用した分だけ料金を支払う従量課金制を導入している事業者が多い傾向にあります。そのため、いきなりバックアップ容量が増えても、柔軟にリソースの拡張が可能です。

一方で、自社サーバーの容量を拡張するためには、ハードディスクを増設したり、より容量の大きいサーバーへ引っ越したりしなければならず、手間やコストがかかり、リソース拡張に柔軟性があるとはいえないでしょう。

使った分だけ費用を支払うクラウドバックアップは、必要な時期に必要な容量を臨機応変に使いたい企業に向いているでしょう。

3.クラウドバックアップの2つのデメリット

次にクラウドバックアップの2つのデメリットについて解説します。

クラウドバックアップ2つのデメリット

3-1.コストが高くなる可能性がある

クラウドバックアップのデメリット1つめは「コストが高くなる可能性がある」という点です。

重複しているデータを削除したり、定期的に過去の不要なデータを削除したりしなければ、バックアップデータはクラウド上にどんどん増えていきます。
クラウドバックアップでは、バックアップの容量に応じてクラウドの料金も決まるため、それだけバックアップデータの容量が増えれば、コストは高くなるのです。

詳しくは「6.クラウドバックアップを選ぶ際の3つのポイント」でお伝えしますが、「重複削除機能」がついているクラウドを利用することで、重複しているデータを削除してくれるので、バックアップデータの容量を絞り込むことができ、コストも抑えることが可能です。

重複削除機能がついていないクラウドでバックアップを行うと、コストが高くなってしまうので、注意が必要です。

3-2.帯域を圧迫する可能性がある

2つめのデメリットは「帯域を圧迫する可能性がある」という点です。
帯域とは、1時間あたりに送信できるデータの転送量のことです。

クラウドで大容量のバックアップデータを遠隔地にあるバックアップセンターに転送する場合、帯域を圧迫する可能性があるのです。

自社がバックアップによって帯域を圧迫すると、自社のネットワークの転送速度が遅くなるだけでなく、クラウドを利用するほかのユーザーにも迷惑をかけてしまうリスクがあります。

対策としては、クラウド利用のユーザーに影響がでないようにバックアップ専用のネットワークを用意することやユーザーが利用しない夜間帯にクラウドへバックアップすることで帯域の圧迫を防ぐことができます。

4.従来のオンプレミス型バックアップとクラウドバックアップの比較

サーバー

クラウドバックアップを検討している方は、従来のオンプレミス型バックアップからの移行を検討しているケースや、比較してどちらを導入するべきか悩んでいる企業担当者の方も多いのではないでしょうか。

そこで4章ではオンプレミス型バックアップとクラウドバックアップを比較します。
自社にとってどちらが最適なのか、比較をして選択できるようにしましょう。

4-1.オンプレミス型のバックアップとは

オンプレミス型のバックアップとは、自社所有のサーバーにバックアップを取得することです。
自社で物理サーバーを用意して社内に設置し、情報システム部などの部門が維持管理を行います。

クラウドバックアップと比較すると、オンプレミスは従来型のバックアップであり、最近ではオンプレミス型からクラウドへ移行する流れが加速しています。
しかし実際には、クラウドバックアップに切り替えることも、オンプレミス型のバックアップを継続することにも、「メリット・デメリット」があります。
そのため、自社にとってどちらが最適なのかしっかり比較して選択するようにしましょう。

4-2.オンプレミス型バックアップのメリット・デメリット

オンプレミス型バックアップのメリット・デメリットを知って、改めてオンプレミス型バックアップを継続するべきか、見つめ直してみましょう。

4-2-1.オンプレミス型バックアップを継続するメリット

オンプレミス型バックアップのメリットは以下のとおりです。

▼オンプレミス型バックアップのメリット

①バックアップ・復元の速度が比較的速い

自社内をつなぐLAN内にバックアップサーバーを持てるので、バックアップと復元の速度が比較的速い傾向にある


②自社基準のセキュリティ要件を満たせる

自社で情報セキュリティ対策を行えるので、自社基準のセキュリティ要件を満たせる

4-2-2.オンプレミス型バックアップを継続するデメリット

オンプレミス型バックアップのデメリットは以下のとおりです。

▼オンプレミス型バックアップのデメリット

①保守管理の手間がかかる

「不正アクセスからサーバーを保護するための情報セキュリティ対策」「システムアップデート」「改善すべきプログラムの修正」など、保守管理の手間がかかる

②災害時のリスクが大きい

自社で災害が起こった場合、オリジナルデータとバックアップデータがすべて消失するリスクがある


③リソースの拡張に柔軟性がない

容量を拡張するためにはハードディスクの増設や、より容量の大きいサーバーへ引っ越すなど、リソース拡張に柔軟性がない


④情報セキュリティ対策の難易度が高い

自社で情報セキュリティ対策を行う場合はセキュリティ構築に精通した人材が必要であるため、難易度が高い

4-3.オンプレミス型とクラウドバックアップのメリット・デメリット比較

オンプレミス型とクラウドバックアップのメリットとデメリットを比較すると、以下のとおりです。

  • 横にスクロールします
オンプレミス型バックアップを
継続する場合
クラウドバックアップへ
切り替える場合
メリット
  • バックアップと復元の速度が比較的速い
  • 自社基準のセキュリティ要件を満たせる
  • 初期費用がかからない
  • 保守管理の手間がない
  • 災害対策に有効
  • セキュリティレベルが高い
  • リソース拡張に柔軟性がある
デメリット
  • 保守管理の手間がかかる
  • 災害時にバックアップデータがすべて消失するリスクがある
  • リソースの拡張に柔軟性がない
  • 情報セキュリティ対策の難易度が高い
  • コストが高くなる可能性がある

5.クラウドバックアップの導入に向いている企業

クラウドバックアップの導入に向いている企業は以下のとおりです。

クラウドバックアップの導入に向いている企業

5-1.初期費用を抑えたい企業

クラウドバックアップに向いている企業の特徴1つめは「初期費用を抑えたい企業」です。

クラウドバックアップを導入する際は、

  • 物理サーバーやソフトウェアの購入
  • ライセンス取得

などの初期費用をかけて自社でサーバーを用意する必要がありません。
クラウド事業者が持つクラウド用のサーバー上にバックアップを行い、利用料を支払って使用するため、初期費用はかからないのです。

そのため、「バックアップ先を切り替えるならコストをかけたくない」と考えている企業に、クラウドバックアップはおすすめです。

5-2.本来の業務と保守業務を兼務している従業員がいる企業

2つめの特徴は「本来の業務と保守業務を兼務している従業員がいる企業」です。

保守管理の専任者がいない状況で、自社のサーバーのバックアップを行っている場合、本来の業務と兼務して、以下のような保守管理を担当者が行わなければなりません。

そうすると、本来の業務に手が回らなくなってしまう可能性があります。

  • サーバー内のアプリケーションやWebサイト、顧客管理システムなどの稼働状況の管理
  • サーバーのCPUやメモリ等、リソースの使用状況のモニタリング
  • 不正アクセスからサーバーを保護するための情報セキュリティ対策
  • サーバーの不具合を修復したり、点検したりするメンテナンス業務
    (システムアップデート、改善すべきプログラムの修正、障害発生時の対応など)
  • ハードウェアの買い替えや、それに伴うバックアップの見直し、機器選定の手間など

一方で、クラウドバックアップであれば、クラウド事業者が保守管理を行うため、上記のような業務は必要がなくなります。その結果、これまでほかの業務と兼務して保守管理を行っていた担当者は、本来の業務に集中できるようになり、業務効率がアップするのです。

たとえば小規模企業では、経理業務と自社サーバーの保守管理を兼務して行うこともありうるでしょう。そのような場合、経理業務だけに工数を割けないので、業務効率は下がってしまいますが、クラウドバックアップを導入すれば、経理業務だけに集中できるようになるので、効率向上につながります。

また、情報システム部門がある会社の場合でも、バックアップ用サーバーの保守管理業務が不要になれば、その分システム設計・開発やシステムの改善・構築などに力を入れられるでしょう。

したがって、本来の業務と兼務している従業員がいる企業はクラウドバックアップの導入がおすすめです。

5-3.万が一の災害時でも事業継続を確実に可能にしておきたい企業

3つめの特徴は「万全な災害対策をしておきたい企業」です。

クラウド事業者は国内外の遠隔地にクラウドの物理サーバーを管理するデータセンターを所有しているため、もし地震や火災などが発生しても、物理サーバーが故障・破損してしまうことを防げます。そして、事業継続に極めて重要なデータなどを安全に保持しておくことができるのです。

パソコンなどのデバイスやインターネット環境さえあればすぐにデータ復旧もできるため、確実に事業継続が可能です。

一方でオンプレミス型バックアップの場合は、サーバーを自社に設置していることが多いため、万が一災害が発生した場合、バックアップデータがすべて消失するリスクがあります。

そのため、災害時でも事業継続を確実に可能にしておきたい企業にはクラウドバックアップがおすすめです。

5-4.今後リソースが増える可能性がある企業

4つめの特徴は「今後リソースが増える可能性がある企業」です。

クラウドバックアップでは、使った分だけ使用料を支払う「従量課金制」を導入している事業者が多い傾向にあります。そのため使用する容量が増えても、使用する容量の予測や契約変更などの手間がなく、柔軟にリソースを利用できます。

たとえば「今度、新規事業を始動させるため、バックアップデータが増えることが予想される」といった場合でも、使った分だけ使用量を支払うシステムであるため、柔軟にリソースを増やすことができます。

一方で自社サーバーの容量を拡張するためには、ハードディスクの増設や、より容量の大きいサーバーへの引っ越しが必要になり、手間やコストがかかってしまいます。

そのため、今後リソースが増える可能性がある企業にクラウドバックアップは最適といえるでしょう。

6.クラウドバックアップを選ぶ際の3つのポイント

クラウドバックアップを実際に導入すると決めた場合、次に悩むのが「どのサービスを利用すればいいのかわからない…」という点ですよね。

そこで6章では、クラウドバックアップを選ぶ際に指針となるポイントを3つご紹介します。

クラウドバックアップを選ぶ際の3つのポイント

6-1.災害対策が万全かどうか

ポイントの1つめは「災害対策が万全かどうか」という点です。

もしも災害が発生した際に、クラウド事業者の所有するデータセンターが被災した場合、クラウド上にバックアップしていたデータが失われる可能性はゼロではありません。
そこで災害時にも、データが失われないように対策を施している事業者かどうかを見極める必要があるのです。

たとえば、

  • 東日本と西日本に複数データセンターを所有している
  • 国内だけでなく、海外にもデータセンターを所有している

など、データセンターは1箇所だけでなく、複数箇所に設置しているかどうかを確認しておくようにしましょう。

6-2.重複排除機能があるかどうか

2つめのポイントは「重複排除機能があるかどうか」です。

重複排除機能とは、バックアップをする際、以前と重複しているデータを自動的に検出して除外し、ストレージの空き容量を増やす機能です。
クラウドバックアップでは、使用容量に応じて課金される従量課金制であるため、重複排除機能がないと使用容量が膨れ上がり、コストが無駄にかかってしまいます。

一方で重複排除機能があれば、重複排除を実行後、クラウドにバックアップされたデータの容量をベースにして課金されるため、コストを抑えられるのです。

そのため、重複排除機能があるかどうかは必ず確認するようにしましょう。

6-3.何世代までバージョン管理が可能なのか

3つめのポイントは「何世代までバージョン管理が可能であるか」です。

バックアップにおいては、直近のバックアップデータだけでなく、それ以前にバックアップしたデータを保存しておくことができます。
たとえば、一日1回バックアップを取得している場合「3世代前のバックアップデータ」といえば、3日前のデータに遡ることが可能です。

こうした世代管理は、人的ミスによってファイル・データを誤って削除・上書きしてしまうというトラブルが生じた際に、直近のバックアップより前のバックアップデータがあれば、消えてしまったデータも速やかに復元ができます。

また、たとえば修正を重ねた企画書が、結局、2週間前に考案した一番最初の案が最も良い場合、「2週間前の状態の、このファイルがほしい」と感じるシチュエーションでも、その日にまでさかのぼって、欲しい状態のファイル・データを復元できるので便利です。

一日1回のバックアップの場合は7~14世代程度はバックアップできるクラウドをおすすめします。

7.安心できるクラウド環境を整えたいならNTT東日本におまかせください

NTT東日本を選ぶ2つのメリット

クラウドバックアップサービスを選ぶポイントについて解説しましたが、自社に最適なサービスを選択して、導入・運用していくのは簡単ではありません。
この記事を読んでいるご担当者の方の中には、「どうやって導入から運用までをスムーズに行えばいいのかわからない」と感じている方もいるのではないでしょうか。

クラウドバックアップを導入するなら、クラウド導入支援事業者であるNTT東日本にご相談ください。

NTT東日本では、ネットワークの構築からクラウド導入・運用まで一元的にサポートし、これまで150社以上のクラウド導入支援を行ってきました。

様々なお客さまのニーズに応えるために私たちは、導入・運用体制を整えています。その一部をご紹介します。

余計な手間を省ける!ネットワークからクラウド導入まで一元的にサポート

クラウドを導入する場合

NTT東日本ではネットワーク事業を行っているからこそ他社と違い、課題や要望にあったネットワークも併せてご提供することができます。

クラウド導入サービスは、クラウド導入のみがサービス範囲であることが多いです。

クラウド導入後にネットワークの悩みや課題が出てきたら、追加でネットワーク事業者の選定や契約が必要になってきます。

  • よりセキュリティの高いネットワークを使いたい
  • 安定した通信環境でクラウドを運用したい
  • 高速通信の環境でクラウドを使用したい

NTT東日本ではこういったクラウド導入後によくあるネットワークの悩みに対しても同時に対応するため、一度で使いやすいクラウド環境を実現できます。

150社以上のクラウド導入実績に裏付けされた信頼できるサービス品質

導入実績

NTT東日本は、これまで150社以上の導入実績に加えて、クラウドを活用したサービスや運用を行ってきました。

150社以上の導入をしてきたからこそ、あなたにあった最適な導入や運用方法をご提案できます。

  • 独自システムとクラウドを連携させ、ビジネスの領域を拡大
  • 情報システム担当者無しでファイルサーバークラウド化
  • クラウドを活用した業務効率化
  • セキュリティレベルの高いクラウド環境の構築
  • 膨大な映像や動画コンテンツを保存できる拡張性の高いクラウド環境を構築

業界・会社の規模関わらず導入・運用を行ってきたため、まずはあなたのクラウド化へのお悩みをお聞かせください。

NTT東日本はあなたの目的にあったのクラウド環境をご提案することができます。
クラウドの導入や運用でお困りの際は、NTT東日本におまかせください。

  • Amazon Web Services(AWS)は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
  • Azureは、マイクロソフト グループの企業の商標です。

8.まとめ

この記事ではクラウドバックアップについての基礎知識やクラウドバックアップのメリット・デメリット、クラウドサービスの選ぶポイントなどをお伝えしました。

ここで改めてこの記事の内容をおさらいしましょう。

◆クラウドバックアップとはクラウドサーバーにデータを複製・保管すること

◆クラウドバックアップのタイプ

  • イメージバックアップタイプ
  • ファイルバックアップタイプ

◆クラウドバックアップの5つのメリット

  • 初期費用がかからない
  • 保守管理の手間がいらない
  • 災害対策に有効である
  • 専門的な知識がなくても高いセキュリティレベルを実現できる
  • リソース拡張に柔軟性がある

◆クラウドバックアップの2つのデメリット

  • コストが高くなる可能性がある
  • 帯域を圧迫する可能性がある

◆従来のオンプレミス型のバックアップとクラウドバックアップの比較

  • 横にスクロールします
オンプレミス型バックアップを継続する場合 クラウドバックアップへ切り替える場合
メリット
  • バックアップと復元の速度が比較的速い
  • 自社基準のセキュリティ要件を満たせる
  • 初期費用がかからない
  • 保守管理の手間がない
  • 災害対策に有効
  • セキュリティレベルが高い
  • リソース拡張に柔軟性がある
デメリット
  • 保守管理の手間がかかる
  • 災害時にバックアップデータがすべて消失するリスクがある
  • リソースの拡張に柔軟性がない
  • 情報セキュリティ対策の難易度が高い
  • コストが高くなる可能性がある

◆クラウドバックアップの導入に向いている企業

  • 初期費用を抑えたい企業
  • 本来の業務と保守業務を兼務している従業員がいる場合
  • 万が一の災害時でも事業継続を確実に可能にしておきたい企業
  • 今後リソースが増える可能性がある企業

◆クラウドバックアップを選ぶ際の3つのポイント

  • 災害対策が万全かどうか
  • 重複排除機能があるかどうか
  • 何世代までバージョン管理が可能なのか

クラウドバックアップを導入するかどうか迷われているご担当者の方のお役に立てれば幸いです。

ネットワークからクラウドまでトータルサポート!!
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クラウドの導入・運用に関する
ご相談、お問い合わせをお待ちしております。

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