CASE STUDY

クラウドインテグレーションのサービス提供範囲を拡充し顧客ニーズにワンストップで対応できるようになった事例

NTT東日本のクラウドビジネス連携のご紹介資料はこちらよりダウンロードできます。併せてご確認ください。

株式会社エクストランスCS
業種 情報通信業
従業員数 6名(エクストランスグループ全体:51名)
本社所在地 大阪府大阪市
主な事業内容

サーバーホスティングサービス事業

クラウドインテグレーション事業

ホームページ https://xtrans-cs.jp/
導入サービス クラウド導入・運用サービス別ウィンドウで開きます
サービス導入時期 2022年12月
ご担当者さま

執行役員 クラウドソリューション部 部長
山口 成彦さま

パートナーとしてのNTT東日本の選定理由
  • 自社で対応できないADサーバー・データ移行について協業提供できる
  • 実務経験豊富なSEがフロントに立ち会ってくれるため案件を進めやすい
  • リーズナブルなため自社サービスと合わせて提案しやすい

株式会社エクストランスCSさま(以下、「エクストランスCSさま」といいます)では、NTT東日本とパートナーとなることにより、それまで自社では対応していなかったサービスの提供範囲を拡充することができました。

この提供範囲の拡充により、お客さまのニーズにワンストップで応えられるようになったという大きな成果をあげられたため、その成功事例を紹介します。

今回はNTT東日本さまとパートナーとなるきっかけを作られた、クラウドソリューション部部長の山口さまにお話をお伺いいたしました。

NTT東日本のクラウドビジネス連携のご紹介資料はこちらよりダウンロードできます。併せてご確認ください。

1. NTT東日本への相談のきっかけ

セミナーでNTT東日本がAWSなどのクラウドインテグレーションサービスを提供していることを知った

2~3年前にADサーバーに関するセミナーを受けたときに、NTT東日本の方が登壇者として出席されていました。そこで初めて、NTT東日本さまがAmazon Web Services (以下、「AWS」といいます)のクラウドインテグレーションサービスを提供していることを知りました。それがきっかけです。

もともと弊社はNTT東日本さまの提供するクラウド専用回線(クラウドゲートウェイクロスコネクト)のパートナーではあったのですが、NTT東日本さまがAWSのクラウドインテグレーションサービスを提供していることはそれまで知りませんでした。

NTT東日本さまもAWSのクラウドインテグレーションサービスを提供していることを知り、そのセミナーをきっかけに声をかけさせてもらいました。

自社でもAWSなどのクラウドインテグレーションサービスを提供しているのですが、ADサーバーに関する提案実績は少ない状態でした。そのため、NTT東日本さまがAWSやMicrosoft Azure(以下、「Azure」といいます)のADサーバーに関する提案実績を豊富に持っている点に特に興味を持ちました。

ちょうど自社のお客さまからWindowsサーバーの基幹システムの移行案件について相談を受けていたこともあって、ぜひ相談したいと思いました。

(山口さま)

NTT東日本ではクラウドビジネスに関するご相談を承っております。こちらよりお気軽にご相談ください。

2. クラウドビジネスパートナー選定の理由

クラウドインテグレーションの中で自社ではカバーしきれないサービス範囲があった

理由としては、もともと自社でもクラウドインテグレーションサービスを提供していたのですが、自社では対応し切れないサービス範囲があり、そこをカバーしたかったという事情があります。

弊社のクラウドインテグレーションサービスではLinuxサーバーのセキュリティや保守を主に行なっていて、ADサーバー関連の案件についてはあまり請け負っておりませんでした。

またデータ移行の部分も自社では請け負えないため、パートナーを探して一緒に提案していたこともあります。ただ、実際に1、2社と協業してやってみたところ、価格が合わなかったり、提案範囲のすみ分けがうまくいかなかったりとスムーズにはいきませんでした。

そのため、そうしたADサーバーの構築やデータ移行の部分の対応ができる新たなパートナーをずっと探していました。

(山口さま)

3. クラウドビジネスパートナーとしてNTT東日本を選定された理由とNTT東日本の魅力

自社で対応できないADサーバー構築やデータ移行について協業提供できる

先ほどお伝えしたADサーバー構築とデータ移行提案について、NTT東日本さまであれば、協業提供が可能になるからです。

実際に他社と協業したケースでは、提案範囲のすみ分けが容易ではありませんでした。「アカウントは自社で管理したい」とか「この業務も自社でやりたい」などといわれることも多く、サービス上、競合したり方針が違ったりするところがあって、協業は難しいなと思っていました。

その点、NTT東日本さまの場合、アカウントは弊社が持っていても特に問題はないし、構築業務だけを依頼してもいいしと、対応が非常に柔軟でした。

特に、NTT東日本さまのサービス提案に弊社の提案を組み合わせることも可能というお話をいただいて、非常に魅力を感じました。

いい具合に提案範囲のすみ分けができると思い、協業に至りました。

(山口さま)

実務経験豊富なSEがフロントに立ち会ってくれるため案件を進めやすい

NTT東日本さまの場合、弊社とお客さまとのWeb会議の場など、フロントの打ち合わせにも立ち会ってくださいます。それもNTT東日本さまにお願いしたいと考えた大きな理由の一つです。

お客さまとの会議の場に、NTT東日本さまの実務経験豊富なSEレベルの担当者が立ち会ってくださると、お客さまからの安心感を得やすく案件を進めやすいと思いました。

実際のところ、NTT東日本の担当者に会議に参加していただくことで、非常に話が進めやすくなっています。

例えば、「SaaSはMicrosoft365を使用しているが、基幹システムはAWSを利用したい」といったお客さまがいても、一社で対応を完結させるのが難しいため、俯瞰的なナビゲーションというのはなかなかできません。

しかし、NTT東日本の担当者の方は、過去の他社との実施例なども踏まえて、俯瞰的なイメージを説明してくださります。非常に説得力があってゴールまでのイメージがしやすく、お客さまの納得感も得られるため、助かっています。

(山口さま)

リーズナブルで自社サービスとともに提案しやすい

NTT東日本さまの場合、対応してくれる領域に対して思った以上にリーズナブルだったというのも、選んだ大きな理由です。

見積もりを取るまでは、サービス内容から推し量っても、もっと高いと思っていました。それが意外にリーズナブルで、それがまた協業しやすい環境にしてくれたと思います。

弊社の価格帯と同じ水準での提案ができるため、弊社のお客さまに受け入れられやすくなっています。

実は価格については、以前他社と協業したときに、ネックの一つとなっていた部分です。価格帯が合わなくて弊社のお客さまへの提案がしにくかったこともありました。NTT東日本さまの場合は、そうしたこともなく、非常に提案しやすい価格となっています。

また、NTT東日本さま側から、こういうこともできますよという幅を広げる提案もしてくださいますし、お客さまにとっても良心的な価格で選択肢が広がってよいサービスになっていると思います。

(山口さま)

NTT東日本ではクラウドビジネスに関するご相談を承っております。こちらよりお気軽にご相談ください。

4. 導入後の効果

提供サービスが拡充でき顧客の希望をワンストップでかなえられるようになった

弊社からの提供サービスが拡充でき、お客さまの希望をワンストップでかなえられるようになったことが大きな成果です。

以前は、お客さまがクラウド化のさまざまな希望を出しても、弊社で対応できることとできないことがありました。弊社で対応できない部分は、お客さまが自ら対応できる会社を探したりもしていました。

それが今の弊社では、以前は対応できなかったADサーバー構築やデータ移行提案を初めとしたさまざまなサービスの提供が可能となっています。

弊社ワンストップでさまざまなサービスの提供ができるようになり、お客さまの利便性があがった点が成果としてはとても大きいですね。

(山口さま)

5.クラウドビジネスパートナーとしてのNTT東日本の魅力

とにかく実績豊富で導入事例が多く提供サービスも充実している

NTT東日本さまは、とにかく実績豊富で導入事例も多くあり、提供サービスも充実している点が魅力だと思います。

NTT東日本さまは、昔からさまざまなパートナーと仕事をされていて、さまざまな事例のソリューションを豊富に持っています。

実際に打ち合わせに立ち会っていただいた担当の方も、実務経験が豊富で他社クラウドのサービスにも詳しい方だったため、多くの場面で助けていただきました。

例えば「AWS以外でも Azureのこのサービスだったらこうしたソリューションがあります」とか、「他社クラウドのAzureのサービスも確認してみます」といった風に色々と対応してくださいました。おかげで、打ち合わせを含めて実作業も非常にスムーズに進められたように思います。

また、幅広いメニューと対応範囲の広さも魅力です。

ADサーバー構築案件だけでなく、Amazon Redshiftのデータベース案件の対応などもしていただいたのですが、そのあたりの拡充具合といいますか、サービスの幅というのがやはり広いなという印象です。

(山口さま)

慎重に取り組む姿勢が顧客に安心感を与える

NTT東日本さまの、さまざまな提案をしつつも慎重に取り組む姿勢も魅力だと思います。NTT東日本さまの慎重な姿勢が、お客さまに安心感を与えて良い効果を出しています。

クラウドというような新しい分野の仕事では、どちらかというと「とりあえずやってみましょう!」という挑戦的なタイプが多いのですが、NTT東日本さまは割と慎重に進めるタイプなんですね。

それがお客さま側の特に現場のSEなどには安心感を与えているようです。

お客さま側も経営者などトップは新しいものが好きなため、どんどん新しいものをと挑戦的なのですが、現場はそうもいきません。自分の責任範疇のシステムを動かすとなると、やはり慎重になります。クラウドなどやったこともないことを始めるわけですから不安もあります。

そこにNTT東日本さまの対応がちょうどいい具合にはまるようです。過去の実績を踏まえて慎重に進められるため、リスクを極力避けたい現場の人も安心して取り組めます。

(山口さま)

6. 今後のお客さまの展望

クラウドネイティブでのデータ連携やデータウェアハウスの構築、サーバーレス、コンテナ利用の構築運用を進めていきたい

今後は、クラウドネイティブでの提案を積極的に行っていきたいと考えています。

具体的には、クラウドに移行した後のデータ連携やデータウェアハウス構築、またサーバーレスやコンテナ利用の対応ができるようにしていきたいですね。それらのニーズが高いと考えています。

実際に、お客さまから、クラウドに移行した後のデータ連携についてリクエストを受けることが多くあります。例えば、AWSではAmazon Redshiftを構築したものの他のデータウェアハウスとどう連携させるなどといったものです。

クラウド化したものの今後どういう風にデータを連携させていくか、どうやってデータレイクを構築していくかの相談を受けることが本当によくあります。

現状、こうしたお客さまに対してクラウドネイティブな発想で提案してくれるところがあまりないように思います。クラウド構築・移行までは、長年付き合いのあるシステム会社でも対応はできるものの、クラウドの今のサービスを使ってこうしたいという要望に対して、うまく提案できる会社は多くありません。

そうしたクラウド移行後のニーズに対して、クラウドネイティブな発想で、パートナー会社と協力しながら提案をしていきたいと思っています。

(山口さま )

7. おわりに

エクストランスCSさまは、クラウドインテグレーション事業(構築・管理・保守)に強みを持ち、NTT東日本と連携することでさらにサービスが拡充され、利便性の高いサービスを提供されています。

NTT東日本は、株式会社エクストランスCSさまをビジネスパートナーとして、AWSやAzureなどクラウドへの移行や保守管理において、お客さまに合わせたカスタマイズ提供を可能としています。

NTT東日本では、お客さまのご要望に応じてさまざまなソリューションをご提案します。

費用を抑えつつ必要な機能を持たせたクラウド環境を構築することも可能なため、

  • クラウドを導入したいけどライセンスの問題など特殊な事情を抱えている
  • クラウド化を担当できるスタッフがいない
  • 費用を極力抑えたい

といったお悩みを抱えている方は、まずNTT東日本にお問い合わせください。

株式会社エクストランスCSさま概要

株式会社エクストランスCSさまは、インターネットサーバーホスティングサービス事業において2,300以上のコーポレートサイトの運用実績があるなど豊富な実績と高い信頼性を誇る会社です。

24時間365日保守サポート体制や、AWSのAPNコンサルティングパートナー認定を受けたうえでのオンプレミス・クラウドのハイブリッド型ソリューションサービスの提供に強みがあります。

例えば下記のようなご要望に対するソリューションを提供しています。

  • オンプレミスではできない短期利用や高トラフィックなサーバーをリーズナブルに実現したい

エクストランスCSさまとNTT東日本は双方の強みを生かし、クラウドのインフラ構築にお悩みのお客さまに、さまざまなソリューションを提案し、さらなるCS(Customer Success:顧客成功)を目指したいと考えています。

  • 文中記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、すべて2023年2月時点(インタビュー時点)のものです。
  • 事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。
  • Amazon Web Services(AWS)および記載するすべてのAmazonのサービス名は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
  • Microsoft365は、Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。

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