- シングル構成のオンプレミスサーバーを利用しており、冗長化を考慮した設計ではなかった
CASE STUDY
AWS導入でビジネスを止めない社内インフラを構築し、IT化を推し進めた事例
クラウド移行で失敗しないためのお役立ち導入事例8選
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資料はこちらよりダウンロードできますので、併せてご確認ください。
業種 | 酪農・畜産 |
---|---|
従業員数 | 700名 |
本社所在地 | 北海道 上士幌町 |
主な事業内容 |
肉牛事業 酪農事業 食品事業 バイオマス事業 |
ホームページ | https://nobels.co.jp/ |
導入サービス |
クラウドゲートウェイ クロスコネクト フレッツ・VPN プライオ |
クラウド利用サービス | - |
サービス導入時期 | 2021年10月 |
ご担当者さま | 情報システム部 ITサポート課 課長 宮本 明典さま 情報システム部 ITサポート課 岡本 真明さま |
- 全国各地の拠点にセキュリティの高いネットワーク網を敷設できるため
- ITインフラの技術力が高く、実現したいことに対してすぐ対応いただけたため
- 構築から運用まで最適なコストで最適な環境を構築できた
- サーバートラブルがなく、安定したサービスを提供できている
こちらの事例はPDFでもご覧いただけます。
PDF版の閲覧はこちらから
オンプレミス環境からクラウドへ移行し、安定したサーバー環境でサービス提供を実現している株式会社ノベルズさま(以下、「ノベルズさま」といいます。)の事例をご紹介します。
今回は、宮本 明典さま、岡本 真明さまにお話をお伺いいたしました。
NTT東日本のクラウド接続サービス「クラウドゲートウェイ クロスコネクト」はこちらよりダウンロードできます。併せてご確認ください。
1. ご相談前の課題と背景
シングル構成のオンプレミスサーバーを利用しており、冗長化を考慮した設計ではなかった
既存のオンプレミス環境は、シングル構成で冗長化を考慮した設計ではありませんでした。
元々私たちのサーバーは、5年前にシングル構成のオンプレミスサーバーを構築していました。私が入社当時は、従業員人数300名前後でしたが、現在は700名規模になっています。
当然、サーバー利用者も当時より増えていて、数時間でもサービスを止めることができない状況になっています。
ですが既存のオンプレミス環境は、サーバーに不具合が起きたらサービスが止まってもおかしくない状態になっていました。
そこで、現行ハードウェアの保守期限切れのタイミングにてサーバーの再構築を検討しました。
検討段階では、耐障害性を考慮にいれた冗長化構成でのオンプレミス環境にするか、クラウドへ移行するか2つの選択肢がありました。
コストだけを見るとシングル構成のオンプレミス環境の方が安いのですが、サーバーの不具合が起きたらサービスが止まってしまいます。
“安定したサービス提供と最適なコスト、柔軟性”を念頭に考えるとクラウド化一択でした。
安定したサーバー環境に合わせて、最適なコスト、柔軟なスケールアップ・スケールアウトという面ではクラウド化が最も私たちに合っていると考え、クラウド化へ舵を切りました。
そして、そのクラウド環境(AWS)に繋ぐネットワーク環境も合わせて構築する必要があったので、NTT東日本さまへご相談させて頂きました。
(宮本さま 岡本さま)
NTT東日本ではクラウド導入に関するご相談を承っております。こちらよりお気軽にご相談ください。
2. クラウド・AWSを選んだ理由
サービスを止めないサーバー環境としてクラウド・AWSが最適解だった
クラウドへ移行を決心した理由
“安定した環境を最適なコストで構築できるのはクラウド”
クラウド導入前は、シングル構成の冗長化されていないオンプレミスサーバーを利用していました。
ちょうど5年目のサーバー更改時期になり、サーバーを検討した際にクラウド化が私たちに合っていると思いました。
現在は、700名規模の会社ですが、数年前まで現在の半分程の従業員数でした。
従業員数や拠点数が増えていましたが、当時からサーバーは変わっていなかったので、事業の継続性の観点でサーバーの冗長化は必須事項でした。
一度、大規模な冗長化したオンプレミス環境とクラウド化のコストを検討したら、クラウド化の方がコストが低いことを知り、クラウド化へ移行しました。
実際に大規模な冗長化をしたオンプレミス環境にするよりも3分の1程度のランニングコストとなり、最適なコストを実現できています。
コスト面と安定したサーバー環境という面でクラウド化に決めていましたが、唯一クラウドに繋ぐネットワーク環境について懸念していました。
ですが、NTT東日本さまはクラウドとネットワークの双方に精通しており、セキュリティの高いネットワークを敷けることを知りクラウド化を進めていきました。
(宮本さま 岡本さま)
AWSを選んだ理由
“最も使いやすいクラウドがAWS”
クラウドサービスの中でもAWSを選んだ理由は、社内関係者にAWSを扱えるエンジニアが多いという理由です。
選択肢としてAzureやGoogle Cloudなど他のクラウドも検討しました。比較的コスト面・機能面での変わりはなかったですが、扱えるエンジニアが多いという点がAWSのいいところです。
私自身もAWSの資格を持っていますが、AWSは、他のクラウドに比べて情報公開されている情報量が多く、AWSを利用しようと思ったらすぐ検索して学習することができます。
AzureやGoogle Cloudと比べて学習しやすい分、扱っているエンジニアが多いんです。
社内のIT部門のメンバーから社内関係者含めてAWSについて知っている方が多く、運用しやすいと考えました。
(宮本さま 岡本さま)
3. NTT東日本を選んだ理由
ネットワークからクラウドまで包括的に提供していて、実現したい環境を構築できるため
私たちがNTT東日本さまを選んだ理由は、私たちが実現したいクラウド環境を実現できるからです。
セキュリティの高いクラウド環境、安定したクラウド環境を実現するためには、クラウドの専門性に合わせてネットワークの専門性も必要になります。
今回、ファイルサーバーとADサーバーの移行を行いましたが、日々扱うサーバーとして重要な役割を果たします。
その上で様々な会社を比較検討しましたが、ネットワークとクラウドの専門性があるNTT東日本さましかないと思いました。
NTT東日本さまとは、これまでもネットワーク回線を使用していたので、専任の営業担当の方と継続的にコミュニケーションをとっていました。
その際にAWSの接続サービス“クロスコネクト”がある旨を聞いており、すぐご相談させて頂きました。
継続的にコミュニケーションを取って頂いたことがスムーズに進めることができた要因です。
さらに、詳細な疑問点や不明点に関して、わかりやすく、的確に答えて頂きコミュニケーションを通す中で本当に信頼することができました。
【構成図】
全国各地の拠点にセキュリティの高いネットワーク網を敷設できるため
弊社は、北海道十勝地方を中心に山形・東京・鹿児島まで幅広く拠点があるので、それぞれの拠点からクラウドへセキュリティの高いネットワークを繋ぐ必要がありました。
実は、今までもNTT東日本さまのネットワークを利用させて頂いて、地方への回線接続・工事力が高く安心して利用できていました。
その点で今回のクラウドへ繋ぐネットワークはNTT東日本さまがいいと確信していました。
NTT東日本さまと打ち合わせを進める過程で“クラウドゲートウェイクロスコネクト”“フレッツ・VPNプライオ”を駆使することで安定したネットワーク環境を構築できました。
さらに、解消したかったサービスを止めない冗長化のためにインターネットVPNを併用し、ネットワークにつても冗長構成としています。
各種設定やセキュリティの観点で詳細に打ち合わせし、1つ1つ分かりやすく丁寧にご説明頂きました。納得した上で進めることができ、大変安心感がありました。
(宮本さま 岡本さま)
ITインフラの技術力が高く、実現したいことに対してすぐ対応いただけたため
NTT東日本さまのシステムエンジアの方が、私たちの意図をすぐに理解し、ピンポイントなご回答を頂け非常に安心できました。
ご相談前に社内ネットワークの細かい接続環境について困っていたことがありましたが、すぐに解決策を提示してくれたんです。
私たちのネットワーク環境理解し、実現したい意図を汲んでご提案いただけるので、迅速に物事が進み、非常に助かりました。
NTT東日本さまの高い技術力と企業としての信頼もありNTT東日本さまに依頼することが最も安心だと考えていました。
(宮本さま 岡本さま)
NTT東日本ではクラウド導入に関するご相談を承っております。こちらよりお気軽にご相談ください。
4. クラウド・AWS導入後の成果
最適なコストでサーバートラブルの不安がなく、安定したサービスを提供できている
成果①構築から運用まで最適なコストで最適な環境を構築できた
ネットワーク環境を冗長化し、安定したサーバー環境を構築できた。かつ冗長化したオンプレミスサーバー構築より3分の1程度のランニング費用を実現。
成果②サーバートラブルがなく、安定したビジネスを継続できている
AWS導入後も一切のトラブルがなく、安定したサービスを実現。
NTT東日本さまとクラウド、AWS導入を進めていくことで、2つの成果が出ました。
構築から運用まで最適なコストで最適な環境を構築できた
クラウド・AWSを導入して最適なコストで最適な環境を実現できたことが大きな成果の1つです。
安定したITインフラ環境として冗長化したオンプレミス環境かクラウド環境で迷っていました。
冗長化したビジネスを止めないサーバー環境のコストを比較すると、クラウドの方がいいと判断し進めていきました。
耐障害性を考慮にいれた冗長化したオンプレミス環境の構築シミュレーション費用よりも3分の1程度ランニングコストが低く、かつ実現したい環境を構築できたという点は1つの成果です。
今では、物理サーバーのトラブルを気にすることなく、【攻めのIT】に時間を割くことができています。
サーバートラブルがなく、安定したビジネス継続できている
クラウド化へ移行してからも速度遅延やトラブルがなく、快適な仕事環境を社内の皆さんに提供できています。
実は一番心配していたのは、ネットワークとクラウドを移行したら従来のネットワーク速度よりも遅くなってしまうのではないかということでした。
ですが、クラウドへ移行してから従業員にヒアリングしても、クラウドへ移行したことに気づかれず、ものすごく安心しました。
さらに、サーバーのトラブルでサービスを停止するリスクを限りなく抑えることができたのは大きな成果です。
従来であれば、シングルサーバーだったので、サーバーのトラブルと同時にサービス提供が止まってしまう恐れがありました。
会社が大きな規模になり、多くの従業員が利用している環境だからこそ、サービスを止めてしまう脅威は減らしたい思いがありました。
結果として、クラウド化によりサーバートラブルによるサービス停止の脅威を減らせたのはクラウド・AWS導入で得た成果です。
(宮本さま 岡本さま)
5. クラウド・AWSを導入し、今後挑戦していきたいこと
今後は、クラウドに蓄積しているデータを使い、AI化を進めていきます。
弊社は、肉牛事業・酪農事業から食品事業・建築事業・バイオマス発電など多岐に渡る事業を行っています。
今回のクラウド化に伴い、守りのITに割く時間が大幅に減少し、攻めのITに使う時間を増やすことができました。
その時間を活用して、それぞれの事業でAI活用等を進めていきたいと思います。
現在は、クラウドを活用し各データを蓄積しているので、これから畜産ビジネスの最適化に向けて推し進めて行きます。
(宮本さま 岡本さま)
6. これから取り組む方へのアドバイス
ビジネスを止めずに最適なコスト、最適な環境を構築するならクラウド化
ビジネスの規模が大きくなり、多くのお客さまや会社と関係を持つとビジネスを止めることができません。
社内インフラを構築する場面で費用を安くした方がいい場合もありますが、まずはビジネスを止めないことが優先されます。
“最適な環境”に加えて、できるだけ費用を抑える“最適なコスト”を考えるとクラウド化一択です。
ですが、社内インフラはそれぞれの会社で状況が違うと思うので、まずはNTT東日本さまに相談してみることが1つの選択肢だと思います。
NTT東日本さまと打ち合わせをさせて頂き、1つずつ理解できるように親身に説明していただけたので、何の不安もなく導入することができました。
自分達が思っていた以上に専門性が高く、かつ柔軟に対応して頂けるため、悩んでいたら1度話を聞いてみるだけでも価値があると思います。
(宮本さま 岡本さま)
7. おわりに
クラウド導入を検討されている方は、NTT東日本へご相談ください
ノベルズさまは、クラウド環境を構築する際、2つの課題がありました。
- 冗長化されていない、シングルサーバーのオンプレミス環境
- ネットワークの冗長化
このような課題は、オンプレミス環境で運用しているとありがちな課題です。
ノベルズさまがそうであったように緊急時に何かあった時にビジネスを止めることはできないと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の例のように、オンプレミス環境からネットワークとクラウド化を駆使して解決できる問題もあります。 NTT東日本では、ネットワークからクラウドを包括して対応できるため、ワンストップで完結することができます。
- ビジネスを止めない社内インフラを構築したい
- ネットワーク、サーバー環境に対して十分なセキュリティ対策を行なっていない
- 災害が起きた時の対応を考えきれていない
上記で悩んでいる方は、まずNTT東日本に問い合わせてください。
- 文中記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、すべて2022年5月時点(インタビュー時点)のものです。
- 事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。
- Amazon Web Services(AWS)、Amazon EC2、AWS Direct Connectは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
- Microsoft Azureは、Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
- Google Cloudは、Google LLCの登録商標または商標です。
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