COLUMN
Amazon Chimeとは?Basic機能とPro機能の違いや活用メリットを解説
Amazon ChimeはAWSのサービスの一つで、社内外問わずビデオ会議、チャット機能、通話ができるコミュニケーションツールです。無料で使えるBasic機能と有料版のPro機能の2種類があり、それぞれで使える機能が異なります。そのため、導入する前にそれぞれの機能や有料版の料金について理解し、どちらのプランを利用するか判断することは大切です。
本記事ではAmazon Chimeの導入を検討している企業に向けて、Amazon Chimeで利用できる機能や特徴、メリットを詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
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目次:
- 1.Amazon Chimeとは
- 2.Amazon ChimeのBasic機能(無料)とPro機能(有料)の違い
- 2-1.Amazon Chimeの無料のBasic機能でできること
- 2-2.Amazon ChimeのPro機能の料金とできること
- 3.Amazon Chimeを利用するメリット
- 3-1.通信方法が選べる
- 3-2.一つのアプリケーションにさまざまな機能が搭載
- 3-3.無料または従量課金制のため、導入しやすい
- 3-4.100以上の国で使用可能
- 3-5.安心なセキュリティ対策
- 3-6.Amazon Chime SDKで必要な機能を追加できる
- 4.AWSの導入を検討しているならNTT東日本にお任せください
- 5.Amazon Chimeについてまとめ
1.Amazon Chimeとは
Amazon Chime(アマゾン チャイム)とは、テレビ会議やチャットなどのコミュニケーション手段を一つのアプリケーションで利用できる、AWSの通信サービスです。
Amazon Chimeでは主に以下の4つの機能があります。
- オンライン会議
- ビデオ会議
- チームコラボレーション(チャット機能)
- Business Calling(電話機能)
これらの機能は、Windows・Mac・Web・iOSデバイス・Androidデバイスに対応しており、社内はもちろん社外の人との連絡手段に利用することも可能です。
2.Amazon ChimeのBasic機能(無料)とPro機能(有料)の違い
Amazon Chimeには無料で使えるBasic機能と有料のPro機能の2種類が提供されています。それぞれの機能でできることと、Pro機能の料金について見ていきましょう。
2-1.Amazon Chimeの無料のBasic機能でできること
Basic機能は、Proに比べて利用できる機能は限られますが、AWSアカウントやクレジットカードの登録をせずとも利用できます。
無料で利用できるBasicでは以下の機能が利用可能です。
- 会議への出席
- チャット機能
Basic機能では他のユーザーが主催したビデオ会議への参加ができ、会議内での画面共有などが可能です。また、チャット機能では個人間だけではなくグループチャットが利用でき、添付ファイルを送信する機能もあります。
ただし、ビデオ会議の主催はBasic機能には含まれていない点には注意が必要です。
2-2.Amazon ChimeのPro機能の料金とできること
Pro機能ではBasicで利用できる機能に加えて、以下の機能などが利用できます。
- 会議を主催する機能
- 会議の録音
- パーソナライズされた会議URLの作成
- 会議のロック など
利用料金はPro機能を使用した日に加算される従量課金制を採用しており、1ユーザーあたり1日につき3USDとなりますが、1ヶ月の上限は15USDです。
※2023年9月時点の料金です。
なお、最新の料金については公式サイトを確認してください。
3.Amazon Chimeを利用するメリット
3-1.通信方法が選べる
その場の用途に合わせて、Web会議、チャット、電話、メッセージの送付ができ、また、Voice Connectorを使用してインターネット上の音声トラフィックを転送することができます。
業務上のニーズに合わせて通信オプションを選べるので、柔軟な対応が可能です。
3-2.一つのアプリケーションにさまざまな機能が搭載
音声通話、動画通話、画面共有機能、チャットの機能だけでなく、追加の参加者を会議に招待することも、誰が参加していて誰が不参加なのか把握することも可能です。
ビデオ会議では、デスクトップで最大16人、モバイル最大25人、ビデオを使わないときは最大250人がWeb会議に参加できます。
途中からチャットの会議に参加した人は、入る前までのやり取りを確認することができ、スムーズな情報共有が可能です。
Chimeがデバイスを鳴らすことで、遅刻を防ぎ、時間通りに会議を始めることができます。
また、Google CalendarやOutlook、その他のカレンダーにスケジュールを入れ、共有するだけでなく、代理人を立て、会議の設定を代行してもらうことも可能です。
3-3.無料または従量課金制のため、導入しやすい
Chimeは従量課金制です。
初期費用、月額利用料はなく、先行投資がかからないため、導入障壁が低いのが特徴です。
BasicとProの2種類があり、Basicは、無期限・無料で使える機能が充実しています。
たとえば、オンライン会議への参加、チャットコンテンツの共有を行うことができます。さらに機能を追加したい際には、有料のProにアップグレードするか、Business Callingなど、その他の従量課金制の機能を追加できます。
3-4.100以上の国で使用可能
日本国内はもちろん、世界中からアクセス可能です。
海外拠点がある企業や、海外出張中の方と簡単にコミュニケーションをとることができます。
Web会議特有のデメリットである声や動画が遅れて配信されたり、周囲の音を拾ってしまい話しにくい、といった問題が解決されています。
利用者の位置情報から最適なリージョンを選択してくれるので、Chimeを使用することで、国内外問わずスムーズな業務遂行が可能です。
3-5.安心なセキュリティ対策
ChimeはAWSのサービスであるため、高いセキュリティレベルで提供されています。
管理者はドメイン内のユーザーの使用状況を管理することができ、登録しているユーザーが退会した際にはそのアカウントを停止、また、グループベースでChime Pro機能のライセンスの割り当てを管理することもできます。
3-6.Amazon Chime SDKで必要な機能を追加できる
Amazon Chimeでは、「Amazon Chime SDK」を使って必要な機能を追加することができます。Amazon Chime SDKとは、Amazon Chime専用の開発キットのことで、追加したい機能の基本プログラムやサンプルが用意されています。
これを用いれば、必要な独自の機能を任意で追加できるため、Amazon Chimeを自社の活用シーンに適用させることが可能です。
4.AWSの導入を検討しているならNTT東日本にお任せください
AWSでは今回紹介したAmazon Chimeだけではなく、仮想ネットワークの構築からBIサービス、ファイルサーバーツールに至るまで、さまざまなシステムを提供しています。今後AWSの導入を検討しているならば、現在の利用環境に合わせて適切なサービスを選ぶことが大切です。
NTT東日本では、AWSの導入から設計・運用保守までをワンストップで支援するサービスを提供しています。150社以上の実績があり、AWSの有資格者であるプロもいるため安心です。
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5.Amazon Chimeについてまとめ
Amazon Chimeは、社内・社外に関わらずビデオ会議やチャット機能、通話機能を一つのアプリケーションで利用できるサービスです。また、独自で追加したい機能がある場合でもAmazon Chime SDKを利用すれば、独自機能を開発し追加することもできます。
有料版のProと無料版のBasicでは、利用できる機能が異なる点には注意が必要です。導入する際には、自社に必要な機能を把握したうえでどちらのプランが適切か判断するとよいでしょう。
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