COLUMN

Amazon Chimeとは?Basic機能とPro機能の違いや活用メリットを解説

Amazon ChimeはAWSのサービスの一つで、社内外問わずビデオ会議、チャット機能、通話ができるコミュニケーションツールです。無料で使えるBasic機能と有料版のPro機能の2種類があり、それぞれで使える機能が異なります。そのため、導入する前にそれぞれの機能や有料版の料金について理解し、どちらのプランを利用するか判断することは大切です。

本記事ではAmazon Chimeの導入を検討している企業に向けて、Amazon Chimeで利用できる機能や特徴、メリットを詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

クラウドサーバーやネットワークなど、クラウドに関する情報満載のNTT東日本メールマガジンはこちらからご登録ください。

1.Amazon Chimeとは

Amazon Chime(アマゾン チャイム)とは、テレビ会議やチャットなどのコミュニケーション手段を一つのアプリケーションで利用できる、AWSの通信サービスです。

Amazon Chimeでは主に以下の4つの機能があります。

  • オンライン会議
  • ビデオ会議
  • チームコラボレーション(チャット機能)
  • Business Calling(電話機能)

これらの機能は、Windows・Mac・Web・iOSデバイス・Androidデバイスに対応しており、社内はもちろん社外の人との連絡手段に利用することも可能です。

2.Amazon ChimeのBasic機能(無料)とPro機能(有料)の違い

Amazon Chimeには無料で使えるBasic機能と有料のPro機能の2種類が提供されています。それぞれの機能でできることと、Pro機能の料金について見ていきましょう。

2-1.Amazon Chimeの無料のBasic機能でできること

Basic機能は、Proに比べて利用できる機能は限られますが、AWSアカウントやクレジットカードの登録をせずとも利用できます。

無料で利用できるBasicでは以下の機能が利用可能です。

  • 会議への出席
  • チャット機能

Basic機能では他のユーザーが主催したビデオ会議への参加ができ、会議内での画面共有などが可能です。また、チャット機能では個人間だけではなくグループチャットが利用でき、添付ファイルを送信する機能もあります。

ただし、ビデオ会議の主催はBasic機能には含まれていない点には注意が必要です。

2-2.Amazon ChimeのPro機能の料金とできること

Pro機能ではBasicで利用できる機能に加えて、以下の機能などが利用できます。

  • 会議を主催する機能
  • 会議の録音
  • パーソナライズされた会議URLの作成
  • 会議のロック など

利用料金はPro機能を使用した日に加算される従量課金制を採用しており、1ユーザーあたり1日につき3USDとなりますが、1ヶ月の上限は15USDです。

※2023年9月時点の料金です。

なお、最新の料金については公式サイトを確認してください。

クラウドサーバーやネットワークなど、クラウドに関する情報満載のNTT東日本メールマガジンはこちらからご登録ください。

3.Amazon Chimeを利用するメリット

3-1.通信方法が選べる

その場の用途に合わせて、Web会議、チャット、電話、メッセージの送付ができ、また、Voice Connectorを使用してインターネット上の音声トラフィックを転送することができます。

業務上のニーズに合わせて通信オプションを選べるので、柔軟な対応が可能です。

3-2.一つのアプリケーションにさまざまな機能が搭載

音声通話、動画通話、画面共有機能、チャットの機能だけでなく、追加の参加者を会議に招待することも、誰が参加していて誰が不参加なのか把握することも可能です。

ビデオ会議では、デスクトップで最大16人、モバイル最大25人、ビデオを使わないときは最大250人がWeb会議に参加できます。

途中からチャットの会議に参加した人は、入る前までのやり取りを確認することができ、スムーズな情報共有が可能です。

Chimeがデバイスを鳴らすことで、遅刻を防ぎ、時間通りに会議を始めることができます。

また、Google CalendarやOutlook、その他のカレンダーにスケジュールを入れ、共有するだけでなく、代理人を立て、会議の設定を代行してもらうことも可能です。

3-3.無料または従量課金制のため、導入しやすい

Chimeは従量課金制です。

初期費用、月額利用料はなく、先行投資がかからないため、導入障壁が低いのが特徴です。

BasicとProの2種類があり、Basicは、無期限・無料で使える機能が充実しています。

たとえば、オンライン会議への参加、チャットコンテンツの共有を行うことができます。さらに機能を追加したい際には、有料のProにアップグレードするか、Business Callingなど、その他の従量課金制の機能を追加できます。

3-4.100以上の国で使用可能

日本国内はもちろん、世界中からアクセス可能です。

海外拠点がある企業や、海外出張中の方と簡単にコミュニケーションをとることができます。

Web会議特有のデメリットである声や動画が遅れて配信されたり、周囲の音を拾ってしまい話しにくい、といった問題が解決されています。

利用者の位置情報から最適なリージョンを選択してくれるので、Chimeを使用することで、国内外問わずスムーズな業務遂行が可能です。

3-5.安心なセキュリティ対策

ChimeはAWSのサービスであるため、高いセキュリティレベルで提供されています。

管理者はドメイン内のユーザーの使用状況を管理することができ、登録しているユーザーが退会した際にはそのアカウントを停止、また、グループベースでChime Pro機能のライセンスの割り当てを管理することもできます。

3-6.Amazon Chime SDKで必要な機能を追加できる

Amazon Chimeでは、「Amazon Chime SDK」を使って必要な機能を追加することができます。Amazon Chime SDKとは、Amazon Chime専用の開発キットのことで、追加したい機能の基本プログラムやサンプルが用意されています。

これを用いれば、必要な独自の機能を任意で追加できるため、Amazon Chimeを自社の活用シーンに適用させることが可能です。

クラウドサーバーやネットワークなど、クラウドに関する情報満載のNTT東日本メールマガジンはこちらからご登録ください。

4.AWSの導入を検討しているならNTT東日本にお任せください

AWSでは今回紹介したAmazon Chimeだけではなく、仮想ネットワークの構築からBIサービス、ファイルサーバーツールに至るまで、さまざまなシステムを提供しています。今後AWSの導入を検討しているならば、現在の利用環境に合わせて適切なサービスを選ぶことが大切です。

NTT東日本では、AWSの導入から設計・運用保守までをワンストップで支援するサービスを提供しています。150社以上の実績があり、AWSの有資格者であるプロもいるため安心です。

興味のある方は以下よりお問い合わせください。

NTT東日本のクラウド導入・運用サービス

5.Amazon Chimeについてまとめ

Amazon Chimeは、社内・社外に関わらずビデオ会議やチャット機能、通話機能を一つのアプリケーションで利用できるサービスです。また、独自で追加したい機能がある場合でもAmazon Chime SDKを利用すれば、独自機能を開発し追加することもできます。

有料版のProと無料版のBasicでは、利用できる機能が異なる点には注意が必要です。導入する際には、自社に必要な機能を把握したうえでどちらのプランが適切か判断するとよいでしょう。

ページ上部へ戻る

無料ダウンロード

自社のクラウド導入に必要な知識、ポイントを
このに総まとめ!

あなたはクラウド化の
何の情報を知りたいですか?

  • そもそも自社は本当にクラウド化すべき?オンプレとクラウドの違いは?
  • 【AWS・Azure・Google Cloud】
    どれが自社に最もマッチするの?
  • 情シス担当者の負荷を減らしてコストを軽減するクラウド化のポイントは?
  • 自社のクラウド導入を実現するまでの具体的な流れ・検討する順番は?

初めての自社クラウド導入、
わからないことが多く困ってしまいますよね。

NTT東日本では
そんなあなたにクラウド導入に必要な情報を

1冊の冊子にまとめました!

クラウド化のポイントを知らずに導入を進めると、以下のような事になってしまうことも・・・

  • システムインフラの維持にかかるトータルコストがあまり変わらない。。
  • 情シス担当者の負担が減らない。。
  • セキュリティ性・速度など、クラウド期待する効果を十分に享受できない。。
理想的なクラウド環境を実現するためにも、
最低限の4つのポイントを
抑えておきたいところです。
  • そもそも”クラウド化”とは?
    その本質的なメリット・デメリット
  • 自社にとって
    最適なクラウド環境構築のポイント
  • コストを抑えるため
    具体的なコツ
  • 既存環境からスムーズにクラウド化
    実現するためのロードマップ

など、この1冊だけで自社のクラウド化のポイントが簡単に理解できます。
またNTT東日本でクラウド化を実現し
問題を解決した事例や、
導入サポートサービスも掲載しているので、
ぜひダウンロードして読んでみてください。

クラウドのわからない・
面倒でお困りのあなたへ

クラウドのご相談できます!
無料オンライン相談窓口

NTT東日本なら貴社のクラウド導入設計から
ネットワーク環境構築・セキュリティ・運用まで
”ワンストップ支援”が可能です!

NTT東日本が選ばれる5つの理由

  • クラウド導入を
    0からワンストップでサポート可能!
  • 全体最適におけるコスト効率・業務効率の改善
    中立的にご提案
  • クラウド環境に問題がないか、
    第3者目線でチェック
    してもらいたい
  • 安心の24時間・365日の対応・保守
  • NTT東日本が保有する豊富なサービスの組み合わせで
    ”課題解決”と”コスト軽減”を両立

特に以下に当てはまる方はお気軽に
ご相談ください。

  • さまざまな種類やクラウド提供事業者があってどれが自社に適切かわからない
  • オンプレミスのままがよいのか、クラウド移行すべきなのか、迷っている
  • オンプレミスとクラウド移行した際のコスト比較を行いたい
  • AWSとAzure、どちらのクラウドが自社に適切かわからない
  • クラウド環境に問題がないか、第3者目線でチェックしてもらいたい
  • クラウド利用中、ネットワークの速度が遅くて業務に支障がでている

クラウドを熟知するプロが、クラウド導入におけるお客さまのLAN 環境や接続ネットワーク、
クラウドサービスまでトータルにお客さまのお悩みや課題の解決をサポートします。

相談無料!プロが中立的にアドバイスいたします

クラウド・AWS・Azureでお困りの方はお気軽にご相談ください。