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Notion AIとは?使い方や料金、ChatGPTとの違いについて紹介

2023年2月に正式リリースされたNotion AIは、蓄積したNotion上の情報を活用しながら利用できるAIアシスタントサービスです。時間がかかっていた文章の作成や校正、アイデア出しなどをNotion AIで実行することで、業務の効率化や生産性の向上が見込めます。

本記事では、Notion AIの使い方や利用料金を紹介したうえで、ChatGPTとの違いについても詳しく解説します。

Notionの導入をご検討の方、ご相談などお気軽にNTT東日本までお問い合わせください。

1.Notion AIとは

Notion AIとは、2023年2月に正式リリースされたNotion上で利用できるAIアシスタントサービスです。

主な機能として、テキストの作成と校正、文章の要約や翻訳、営業メールやSNS投稿文の作成、表の作成などがあります。さらに、ブレインストーミングなどのアイデア収集やプログラミングの下書きなどにも活用ができるため、あらゆる職種の業務効率化に役立つサービスといえるでしょう。

なお、Notion AIが実装されているNotionについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

Notionはどんなアプリ?特徴・メリットや機能・使い方、料金プランについて徹底解説

Notionのセキュリティ対策とは?エンタープライズプランでの違いも解説

2.Notion AIの料金

Notion AIはNotionのアカウント料金とは別に利用料金がかかります。料金プランは2種類ありますが、フリープランでは選択できないプランもあるため注意が必要です。

ここでは、Notion AIの利用料金や支払い方法について紹介します。

2-1.月額利用料金

Notion AIはアドオンオプションとして、Notionを利用しているアカウントに追加することができます。料金プランは年払いと月払いが用意されています。Notionの有料プランに加入している場合は、年払いと月払いのどちらかを選べます。一方でフリープランでNotionを利用している人は月払いしか選択ができないため、注意しましょう。

年払い:1人あたり月額$8

月払い:1人あたり月額$10

※2023年8月時点の料金です。

2-2.無料トライアル

Notion AIでは無料トライアルがあります。実装されているすべての機能を20回まで無料で使えるため、使い方などを確認する際に便利です。

Notion AIを無料で利用するためには、Notionアカウントが必要です。もしNotionアカウントを持っていない場合は、まずはアカウントを作成しましょう。

また、無料トライアルでは使用回数に制限があるため、利用する機能には優先順位をつけて試してみることをおすすめします。

Notionの導入をご検討の方、ご相談などお気軽にNTT東日本までお問い合わせください。

3.Notion AIの使い方

Notion AIはビジネスシーンや個人のブログ作成などで活用できます。他にも、文章の翻訳・要約、プログラミングの下書きなどにも使えるため、これから紹介する使い方を参考に活用してみましょう。

3-1.ブログ記事の作成

Notion AIでは、書きたい文章のテーマや題材を入力すると、入力された情報に沿った文章を作成できます。この機能を利用することで、ブログ記事の作成も可能です。

たとえば、Notion AIの使い方を題材に文章を作成してもらうと、以下のような内容が数秒で表示されます。

さらに、上記の内容よりも詳しい文章を書きたい場合には、文章を長くする機能もあり便利です。

3-2.SNS投稿の作成

Notion AIでは、SNS投稿用の短い文章作成やハッシュタグの生成ができる機能もあります。たとえば、「新商品発売のお知らせ」を題材にSNSの投稿文章を作ってもらうと、以下のような投稿文が作成されます。

SNSの投稿文を作成する場合にも文章を長くする機能が備わっているため、長めの投稿文を作成したい時も問題なく利用できるでしょう。さらに、文字数や入れたいキーワードを細かく指定することもできるため、訴求したい内容や投稿するSNSに応じて最適な文章を作成することが可能です。

3-3.文章の校正

すでにある文章を校正する場合にもNotion AIは役立ちます。自分で作成した文章を選択し、「AIに依頼」というコマンドから「文章を改善する」を選択することで、すぐに文章が校正されます。

人の手で校正作業をおこなうと多くの時間がかかる一方で、Notion AIであれば短時間で校正が完了できるため、業務効率化の面でもメリットがあるでしょう。

3-4.ToDoリストの作成

仕事やプライベートのToDo管理をしたい場合には、Notion AIの「ToDoリストを作成」という機能を使うことで、やるべきタスクをすぐに整理できます。

家族旅行を例としてNotion AIが洗い出したToDoは以下の通りです。

ToDoリストにはチェックボックスもデフォルトでついているため、完了したタスクが一目でわかります。仕事においても、複雑なプロジェクトなどToDoが不明瞭な場合に活用することで、やるべきことを整理するヒントとして活用できるでしょう。

3-5.文章の翻訳

Notion AIには文章を翻訳する機能もあり、文章を選択し「AIに依頼」から翻訳機能を選ぶだけで利用可能です。翻訳できる言語は日本語・英語・中国語だけではなく、以下の14カ国語に対応しています。

  • Notion AIで翻訳できる言語

英語

韓国語

中国語

日本語

スペイン語

ロシア語

フランス語

ポルトガル語

ドイツ語

イタリア語

オランダ語

インドネシア語

フィリピン語

ベトナム語

日本語を英語など他国の言語に翻訳するだけではなく、外国語で書かれた文章を日本語に翻訳する際にも役立つため、海外で発信されている情報をいち早く把握する際にも活用できるでしょう。

3-6.シーケンス図の作成

プログラム処理の流れや概要を設計する際に一般的に用いられるシーケンス図も、Notion AIで作成可能です。Notionではマークダウン構文である「mermaid」の記述に対応しているため、Notion AIでシーケンス図を作成したい場合は、mermaidで記述することを条件に依頼する必要があります。

以下は、ポイントカードシステムのシーケンス図をNotion AIに作成してもらった例です。

3-7.プログラミングの下書き

Notionではプログラミング言語にも対応しているため、Notion AIを使ってプログラミングの下書きをおこなうことが可能です。利用したいプログラミング言語と内容を指定することで、短時間でプログラムが記述されます。

3-8.文章の要約

Notion AIには文章を要約する機能もあります。自分で作成した文章を要約することはもちろん、サイト上にある情報の要点を短時間で把握したい際などにも役立ちます。

さらに、要約機能は翻訳機能と同時に利用することもできるため、英語など他国の言語で書かれた文章の要約を日本語訳でNotion AIに記載してもらうことも可能です。

Notionの導入をご検討の方、ご相談などお気軽にNTT東日本までお問い合わせください。

4.Notion AIとChatGPTとの違い

Notion AIと似たサービスとして、ChatGPTがあります。ChatGPTは、アメリカの企業であるOpenAIが開発したAIです。ここでは、Notion AIとChatGPTの違いを解説します。

4-1.アルゴリズム

Notion AIとChatGPTはどちらも自然言語処理技術を用いた技術ですが、アルゴリズムが異なるため、活用シーンにも違いが生まれます。

Notion AIは、大量のテキストデータをもとに統計的な文章パターンを学習するアルゴリズムが組み込まれています。そのため、主に文章の自動作成や要約・翻訳機能・校正機能など、文章を作成するうえで必要となる機能が中心です。また、Notion上で操作するため、メモや議事録・タスクの整理などビジネス用途で活用しやすい操作感になっているのも特徴のひとつです。

ChatGPTは、会話をもとに文章を作成するのが得意なアルゴリズムが組まれているため、質問に対する回答は対話型になりやすい傾向があります。また、操作画面はチャット形式な点もNotion AIと異なる部分でしょう。ChatGPTでも文章の作成はでき、Notion AIよりも情緒的なポエムや詩などを得意とする傾向があります。

このようなアルゴリズムの違いから、Notion AIはビジネス文章作成やプログラミング言語の下書き、プロジェクトのタスク整理などに使いやすく、ChatGPTはビジネスシーンだけではなく、教育現場やエンターテイメントの分野で使いやすいという特徴があります。

4-2.機能

Notion AIは先ほど紹介した通り、文章の作成以外にも多くの機能を実装しています。これらの機能はNotionを利用する際に活用することができ、業務の進行管理や業務整理などにも役立ちます。

一方ChatGPTはチャットフォームでのやり取りに限られ、タスク管理機能やスケジュールシステムなどは実装されていません。あくまでも質問に対して答える機能が中心で、外部システムへの連携には対応しておらず、利用している外部システムからAPI連携をおこなう必要があります。

4-3.料金

Notion AIは先ほど紹介した通り、20回まで無料で利用できる無料トライアルが用意されていますが、無制限に利用するためには利用料金を支払う必要があります。

一方でChatGPTは無料かつ無制限での利用が可能です。また、ChatGPTには有料プランもあり、有料プランで利用できるChatGPT-4は無料で利用できるものよりも精度が向上しています。

5.Notionの導入ならぜひNTT東日本にご相談ください

NTT東日本では、Notionの導入についてご相談を受け付けています。

Notionについて興味のある方は、以下のページよりぜひお気軽にご相談ください。

クラウドに関するご相談・お問い合わせフォーム

6.Notion AIについてまとめ

Notion AIはこれまで多くの時間を費やしてきた文章作成や校正、翻訳作業の業務を効率化できる画期的なAIアシスタントサービスです。シーケンス図やプログラミングの下書き、ToDoリストの作成、ブレインストーミングのようなアイデア出しにも役立てられるため、複数の部署で有効活用できる点も魅力のひとつでしょう。

利用するにはNotionアカウントを作成する必要があります。また利用料金も発生するため、導入する前に、具体的な活用イメージを検討することが大切です。Notion AIではすべての機能を20回まで使える無料アカウントも用意しているため、導入を検討している人はぜひ利用するとよいでしょう。

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