AWS Summit 2019 NTT東日本セッションレポート

本日は、2019年6月12日-14日に幕張メッセで開催された「AWS Summit 2019 Tokyo」での、NTT東日本のセッション模様をレポートさせていただきます。当日にお聞きいただけなかった方のご参考となれば幸いです。また、開催から3か月程度が経ち、もう一度詳細を聞きたい、当日には聞けなかったより深い話を聞きたいなどのお声を頂戴することもございます。そのようなご要望がございましたら、個別相談会へのご登録やお問い合わせをいただければと思います。

AWS Summit 2019 Tokyo

NTT東日本セッション当日2019年6月13日の幕張メッセには、前日の開催初日に続き、数多くのご来場者であふれ、NTT東日本の出展ブースにも予想を超える数のお客さまにお立ちよりいただき、多くの実りある会話を行わせていただきました。それでも、実際にセッションにどのぐらいの人数のお客さまがいらしていただけるのか、ご出席いただいた方にはセッション後に何かのヒントを得るなどご満足いただけるのか、など不安は尽きないことはこれまでの他のイベントでの準備と同様でしたが、実際にはおかげさまでセッション会場はほぼ満席の状態でございました。

NTT東日本のセッションは、「フレッツを活用したAWS利用の成功・失敗事例の紹介」と「NTT東日本のアセットを活用したアライアンス事例の紹介」の2部構成で行わせていただきました。

フレッツを活用した
AWS利用の成功・失敗事例の紹介

NTT東日本は2014年から自社サービスのプラットフォームに AWS の採用を開始し、現在では14サービスで活用しております。また、2019年3月からは AWS の Solution Provider となり、従来からのネットワーク事業を含めたエンド-エンドでのご支援を行っております。

セッション前半は、NTT東日本 ビジネス開発本部 第一部門 クラウドサービス担当の奥谷智がお話しさせていただきました。

奥谷によると、実際に4ヶ月で100件を超えるお客さまの声から浮かび上がってきたのは、AWS部分を含めた全体のアーキテクチャ設計の支援とインターネットに接続せずにAWSを利用したいといった要望でした。今回はそのなかでもよくお聞きするお客さまの具体的なお悩み3つを取り上げさせていただきました。

1つめのケースは「AWS上に基幹システムを移行することから、安全な接続環境を整備し、かつ、ネットワークの可用性を高めたい」というものです。

まず、クラウドへの接続方法として主な4つの方法それぞれの特徴について「安全性」、「可用性」、「コスト」の3つの視点で解説し、加えて、足回り回線(いわゆる、「ラストワンマイル」)がSPOF(単一障害点)になりうることをお話しさせていただきました。

この1つめの課題への解決案として、「ダイレクトコネクト共有型」によるWAN冗長があります。仮想プライベートゲートウェイに複数のダイレクトコネクト(共有型)を接続し、各ダイレクトコネクトに通信キャリアのIP-VPNサービスを利用する方法です。AWS上に置くアプリケーション(システム)によっては専用線での接続も考えられますが、予備系回線については従量課金の回線にするとコスト面での負担を減らすことができます。また、watch-group機能で上りトラフィックをVGW(Virtual Private Gateway)で下りトラフィックを制御するなど、ルーターの選定と設定のポイントもご紹介させていただきました。

2つめのケースは、AWSへの接続をダイレクトコネクト経由に切り替えてからシステムの利用ができなくなったというものです。

この事象における多くの原因は、インターネット接続からダイレクトコネクト接続に変更した場合、ダイレクトコネクト先の環境からはAWS内のPrivate DNSを参照できないためです。解決方法としては、Directory Service で DNS フォワーダーを構築するか、AWS の Route53 リゾルバを利用する、2つの方法が考えられます。

3つめのケースは、インターネットを介することなく AWS のリージョンサービス(S3、Workspaces)を使いたいというものです。

この課題を解決するためには、ADと連携した認証情報トラフィックと画面転送データトラフィックを適切に閉域ネットワークに向ける必要があります。具体的には Linux Server などを立てて NAT と IP Forwarding 設定を行うこと必要があります。

以上、駆け足ながら、よくお聞きするお客さまのお悩み3つを取り上げさせていただきました。

NTT東日本のアセットを活用した
アライアンス事例の紹介

セッション後半は、NTT東日本 ビジネス開発本部 第一部門 クラウドサービス担当の大八木俊がお話しさせていただきました。

大八木は、NTT東日本でクラウドビジネスにおける、さまざまなビジネス目的を持つパートナーさまとの連携を担当しております。

NTT東日本は「ネットワークの国内エリアカバー率の高さ」、「サービス提供ネットワーク数の多さ」、「連携パートナーさまの多さ」の3つのアセットを持っています。この3つのアセットは、NTT東日本と連携していただくことにより、パートナーさまのビジネス基盤としてもご活用いただけます。そして、NTT東日本のアセットはパートナーさまのビジネスへ5つの貢献が可能と、大八木は話します。

今回は、この5つの貢献のうち、3つのケースについて紹介させていただきました。

1つめのケースは、クラウドソリューションサービスを提供されているパートナーさまとのパートナリングです。NTT東日本のフレッツサービスをOEM提供させていただくことにより、パートナーさまはクラウドソリューション部分とネットワーク部分の一元的なサービス提供を実現させ、ビジネスの拡大を行われております。

2つめのケースは、クラウド部分の問合せや障害窓口のサービスを行われているパートナーさまとのパートナリングです。保守・運用支援のフェーズにおいては、みなさまもご存知のとおり、不具合発生個所を特定するための切り分けが重要です。特定するためには、クラウド・ネットワーク・LAN機器などのそれぞれの区間における切り分け作業が必要で、加えて、お客さまからの随時の問合せ対応にも追われるという状況に陥りがちです。このケースのパートナーさまは、NTT東日本とのとのパートナリングにより24時間365日の一元受付体制を構築され、自社のエンジニア稼働を削減し、かつ、お客さま満足度向上も実現されております。

3つめのケースは、自社のコアビジネス領域やターゲットに集中することを目的としたパートナリングです。パートナーさまは案件に応じたNTT東日本のアセットを活用した案件対応を実現されるとともに、連携によるナレッジの獲得と新たなサービスの開発なども行われております。

NTT東日本は、クラウドからLANまでのエンド-エンドのすべての領域に関して、お客さまとのコミュニケーションを通して得られた課題意識に対しての解決策を提供させていただくとともに、各領域における「サービス」・「デプロイ(導入・構築)」・「サポート」それぞれにおけるNTT東日本のアセットを活用した、パートナーさまとの連携を展開していることをお伝えし、セッションを終了とさせていただきました。

おわりに

NTT東日本では、自社でクラウド導入をご検討されている企業様、クラウドを活用したビジネスでのパートナーをお探しの企業様、すべての企業様からのお問い合わせや個別ご相談を随時お受けいたしております。些細な疑問でも是非一度お問い合わせください。

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