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NASは必ずバックアップしよう!必要な理由と押さえるべきポイント
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NASに保存したデータのバックアップをしていますか?
データやファイルの保存先として便利なNASですが、自然災害・経年劣化によるデータ消失・破損のリスクと無縁ではありません。
「うちのNASは、まだ新しいから大丈夫!」と考える人も多いですが、故障以外に、システムのバグや誤操作・ウイルス感染などによってもデータは失われるため、新品でもバックアップは必要です。
ただし、NASのバックアップ先は次の3種類あり、それぞれメリット・デメリットが異なります。
- NAS
- 外付けHDD
- クラウドストレージ
NASのバックアップを適切に行うには、各バックアップ先の特徴を把握し、自社に最適な方法を選択することが大切です。適当に選んでしまうと、コストや手間が必要以上にかかったり、安全にバックアップができなかったりといったリスクがあります。
そこで今回は、自社に最適な方法でNASのバックアップを行うために押さえるべきポイントを見ていきましょう。
- NASのバックアップが必要な理由
- NASのバックアップ方法3種類のメリット・デメリット
- 【条件別】NASのバックアップ方法比較
- NASのバックアップを行う際のポイント・注意点
大切な業務データや顧客情報などを安全に管理するためには、上記のポイントを押さえて適切にNASのバックアップを行うことが必要です。
データ消滅による業務停止リスクを回避するためにも、NASのバックアップについて正しく知っておきましょう。
1. NASのバックアップが必要な理由2つ
NAS(Network Attached Storage)のバックアップが必要な理由は2つあります。
▼なぜNASのバックアップが必要なのか?
- 1. データの消失を防ぐため
- 2. ログを確認するため
NASのバックアップを行っていないと、どういう時にどのように困ったことになるのか、以下で具体的に説明していきます。
1-1. データの消失を防ぐために必要
NASのバックアップは、ファイル・アプリケーション・設定情報などのデータが消えてしまい業務の継続が困難になることを防ぐために必要です。
データの消失原因には、
- 機器の故障・不具合
- 操作ミス
- ソフトウェアのバグ
- サイバー攻撃・ウイルス
- 災害
など、さまざまなものがあります。
これらは、いくら対策を取っていても完全に防ぐことは難しいので、データを守るにはバックアップをする必要があるのです。
データが消失すると、
- 業務の継続ができなくなる
- 失われたデータ作成に費やしたコストが無駄になる
- 顧客情報など重要情報が失われれば企業の存続自体に影響する
といった多くの弊害があります。確実にバックアップを行いましょう。
1-2. ログを確認するために必要
データの流出や改ざんなどセキュリティインシデントが発生した際に、ログを確認するためにもNASのバックアップは必要です。不正アクセス・ウイルス感染・パスワード漏洩など、さまざまな要因でデータの機密性や完全性は失われてしまいます。
何らかのセキュリティインシデントが発生した場合、原因の特定をしなければなりません。
定期的にバックアップをしておけば、バックアップとインシデントが発生したNASを比較することで、いつ・何が・なぜ・起きたのかを究明することが可能です。
万一トラブルが起こってしまった際にも、速やかに原因や影響範囲を明らかにして再発防止策を取ることができるよう、バックアップは欠かせません。
2. NASのバックアップ先は3種類
ここでは、代表的なNASのバックアップ先である
- NAS
- 外付けHDD
- クラウドストレージ
について、特徴を解説します。「自社のNASバックアップには、どの方法が最適か」を検討する参考としてご活用ください。
2-1. NAS
NASを、NASのバックアップ先とすることも可能です。
ネットワーク接続が可能なNASをバックアップ先とすることで、バックアップ用端末の設置場所を自由に選べるようになります。また、初期費用だけで導入が可能なので、維持費がほとんどかからずコストを抑えられることも強みです。
一方で、導入時に設置や設定の手間がかかること、使用年数の経過による故障のリスクがあることなどがデメリットと言えます。
バックアップ先としてのNASのメリット・デメリット | |
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メリット |
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デメリット |
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2-2. 外付けHDD
外付けHDD(Hard Disk Drive)は、USBケーブルなどで接続して使用するデータ保存用の機器です。
NASのバックアップ先として外付けHDDを使うこともできます。
外付けHDDは、比較的安価に購入でき、維持費もかかりません。購入したら接続するだけで簡単に使えるのも利点です。また、データ転送速度が早いため、速やかなバックアップができます。
一方で、機器にUSBで接続しないと使えないため置き場所に制約があり、1度に1台の機器としか接続できません。また、経年劣化や落雷などによる故障のリスクがあります。
バックアップ先としての外付けHDDのメリット・デメリット | |
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メリット |
|
デメリット |
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2-3. クラウドストレージ
クラウドストレージに、NASのデータをバックアップすることもおすすめです。
社内でバックアップ用端末を管理しなくてよいクラウドでは、盗難や災害の心配もなく安全性が段違いです。劣化による故障の心配もありません。また、申し込みをするだけですぐに使えるため、短時間で簡単に導入可能です。
ただし、クラウドを使用する限り、毎月利用料金が発生します。利用料は従量課金制のため、保存するデータ量が多くなればなるほど、コストがかさむことになるでしょう。また、インターネット環境にもよりますが、データ転送速度が遅くバックアップに時間がかかりやすい傾向にあります。
バックアップ先としての外付けHDDのメリット・デメリット | |
---|---|
メリット |
|
デメリット |
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3. 【条件別】NASのバックアップ方法徹底比較
「NASのバックアップ方法が3種類あるのはわかったけれど、自社に最適なのはどれだろう?」
そのような場合は、もっとも重視したい条件に強いバックアップ方法を選ぶのがおすすめです。
ここでは、
- コスト
- 安全性
- 導入のスムーズさ
の3つのポイントから、NAS・外付けHDD・クラウドストレージを比較します。
3-1. コスト
コスト面では、
- NASと外付けHDDは初期費用がかかり、維持費はほとんどかからない
- クラウドストレージは、初期費用は不要で維持費が必要
という特徴があります。
NASと外付けHDDは機器購入費用が必要ですが、その後月々の使用量などは発生しません。
一方で、クラウドストレージは機器の購入不要で、申し込みと毎月の利用料金のみで利用が可能です。
トータルコストで考えると、
- バックアップするデータ量が非常に多い場合は、NASと外付けHDDのほうがコストを抑えやすい
- バックアップするデータ量が大量でなければ、クラウドストレージのほうがコストを抑えやすい
といった傾向にあります。
ただし「バックアップするデータを重要度でランク付けし、重要度の高いものだけクラウドに保存する」など、バックアップデータを選別すれば、クラウドでもコストを抑えることは十分に可能です。
▼コストを抑えることを重視する場合のポイント
維持費を抑えたいならNASか外付けHDD、初期費用を抑えたいならクラウドストレージ
3-2. 安全性
バックアップ先の安全性を考える上で、特に気になるリスクは、
- 盗難や自然災害
- 機器の故障
- ウイルス感染や不正アクセスなどのサイバー攻撃
の3つがあります。
上記について、NAS・外付けHDD・クラウドストレージにどの程度安全性があるのかを表にすると、次のとおりです。
トータルで見た場合、利用者が何もしなくても総合的に安全性が高いのはクラウドストレージです。ただし、サイバー攻撃などセキュリティ対策はクラウドサービス提供業者によって異なるため、適切な業者選びをする必要があります。
NASについても、自然災害時の影響を受けにくく盗難されにくい場所に厳重に保管し、ウイルス対策を適切に行って運用すれば、安全性は高いと言えるでしょう。
▼安全性を重視する場合のポイント
安全性重視なら、クラウドストレージかNAS
3-3. 導入のスムーズさ
バックアップを導入にするにあたってのスムーズさは、
・クラウドストレージ>外付けHDD>NAS
の順番でスムーズです。
クラウドストレージは、申し込みさえすれば導入可能で、機器の準備・設定など面倒な作業がなく、とてもスムーズに導入できます。外付けHDDも、機器を準備すれば導入可能です。
NASは初期設定や運用に専門知識が必要で、手間もかかります。導入のスムーズさ重視なら、おすすめはできません。
▼スムーズな導入を重視する場合のポイント
簡単に導入したいなら、クラウドか外付けHDD
4. NASのバックアップを効果的に行うためのポイント2つ
NASのバックアップを効率的かつ効果的に行う上で、押さえておくべきポイントが2つあります。
▼効率的かつ効果的にNASのバックアップをするには?
- 1. 複数のバックアップ方法を組み合わせる
- 2. データの重要度をランク付けし管理する
せっかくバックアップをするなら、効果的に無駄なく行いたいものです。
それぞれの具体的な実践方法を以下で解説しますので、参考にしてください。
4-1. 複数のバックアップ方法を組み合わせる
NASのバックアップを行う際は、「NASとクラウドストレージ」などのように複数のバックアップ方法を組み合わせることで、一層効果的な運用が可能です。
前の章でもお伝えしたとおり、各バックアップ方法(NAS・外付けHDD・クラウドストレージ)には、それぞれメリット・デメリットがあります。そこで、バックアップしたい情報の性質や重要度に合わせてバックアップ方法を変更することで、メリットを引き出し、デメリットを抑える運用が可能となるのです。
例えば、
- 基本的にはNASでバックアップを取り、特に消えると困る情報だけクラウドストレージにもバックアップを取る
- バックアップの保存期間に合わせてバックアップ方法を変える
のように、情報の重要性などに合わせて方法を使い分けるとよいでしょう。
4-2. データの重要度をランク付けし管理する
バックアップする際は、重要度別にデータを整理し、重要度の高いものほど確実なバックアップを行うようにしましょう。
バックアップデータの重要度を分けておくことで、コストパフォーマンスを高める次のようなメリットがあります。
- 特に消えては困るデータだけ2重3重にバックアップを取るなど、メリハリを付けた運用ができる
- コストを抑えてクラウドストレージを運用できる
- 本当にバックアップが必要なものだけバックアップを取ることで、作業時間を減らせる
データの仕分けをせずにすべてのデータを同じようにバックアップしていたのでは、必要なバックアップ用の保存領域も膨大になり、機器購入費用やクラウドサービス利用料が増えてしまいます。
コストパフォーマンスよく効果的にバックアップを取るには、データの重要度別に仕分けし管理することが大切です。
5. NASのバックアップで注意して欲しい点3つ
NASのバックアップをする際に、注意すべき点が3つあります。
▼NASのバックアップ時は、ここに注意!
- 1. ログを確認する
- 2. 時間に余裕をもってバックアップ作業を行う
- 3. バックアップ先の機器の保管場所に気をつける
それぞれ、なぜ注意が必要なのかを見ていきましょう。
5-1. ログを確認する
NASのバックアップをした際は、必ずバックアップのログを確認しましょう。
バックアップ時、データのコピーに失敗する場合があるためです。バックアップエラーを確認せずにバックアップを終了してしまうと、いざという時に肝心のファイルを復旧できない事態になりかねません。
コピーに失敗するとエラーログが残ります。ログを確認しエラーを発見したら、コピーに失敗したファイルを改めてバックアップし直しておきましょう。
5-2. 時間に余裕をもってバックアップ作業を行う
バックアップ作業は、繁忙期を避け時間に余裕を持って実施しましょう。
データ転送速度にもよりますが、バックアップには長い時間がかかります。データ量が多い場合、数日を要することもあります。また、バックアップ中はバックアップ対象のデータを扱えないため、業務に影響が出ないよう注意が必要です。
5-3. バックアップ先の機器の保管場所に気をつける
NASのバックアップ先をNASや外付けHDDなどクラウド以外にする場合、機器の保管場所には注意が必要です。
機器自体が盗難に遭ったり、水害や火災などで故障したりしてしまっては、せっかくバックアップしたデータも失われてしまいます。さらに、NASや外付けHDDの故障はほこりなどでも起こるため、清潔で安全性が高い場所に保管するようにしましょう。
6. 安心安全のNASバックアップをクラウドで始めるならNTT東日本にご相談ください
クラウドストレージは、NASのバックアップ先として最適な選択肢の1つです。
よりリーズナブルにクラウドを導入したい場合は、NTT東日本クラウドソリューションのクラウド導入運用コンサルティングをご活用ください。
NTT東日本でクラウドを導入すると、
- 手の届く価格で抜群の品質のクラウドを導入できる
- クラウド化の一元サポートがあるから手間がかからない
- 圧倒的な実績数とクラウドのプロがお客さまのニーズ充足度を最大化
などのメリットがあります。
なぜ、NTT東日本ではこれだけのメリットを実現できるのか、以下でご説明いたします。
6-1. 手の届く価格で抜群の品質のクラウドを導入できる
NTT東日本のクラウド導入・運用サービスは、導入・運用・保守の面において、リーズナブルでコストパフォーマンスの良さが魅力です。
豊富なサービスラインナップから、現在抱える課題解決に本当に必要なサービスだけをご提供するため、手の届く価格で希望通りのクラウド環境が実現します。
コストパフォーマンス重視でクラウド環境を構築したいとお考えなら、NTT東日本にぜひ1度ご相談ください。御社の詳細なお見積もり額もお調べできます。
6-2. クラウド化の一元サポートがあるから手間いらず
クラウド化やネットワークの課題を1つの窓口で解決できるのも、NTT東日本クラウドソリューションのクラウド導入運用コンサルティングの特徴です。
NTT東日本のクラウド化一元サポートを利用することで、
- クラウドサービス・ネットワークどちらも揃うから二度手間にならない
- 面倒な環境設定もすべてお任せでよいので、時間・労力が最小限で導入可能
- 運用サポートも万全なので、システム運用から解放される
などのメリットがあります。
すでにクラウド導入運用コンサルティングをご利用いただいたお客さまからも、NTT東日本の選定理由の1つとして挙げていただいております。
「初期設定から運用代行まで対応しているので、短期間での自社サービスリリースが実現できるだけでなく、サービス提供時の運用負荷軽減も期待できるため」
ソレキア株式会社さま
人的コストを激減させるクラウド導入をご希望でしたら、ぜひNTT東日本にお気軽にお問い合わせください。
6-3. 圧倒的な実績数×クラウドのプロ=ニーズの充足度最大化
潜在ニーズまで汲み取れるプロによるサービス提供も、NTT東日本クラウドソリューションの強みの1つです。
NTT東日本がニーズの充足度を最大化できる理由 | |
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圧倒的な実績数 | 150を超えるお客さまのクラウド導入を実現 |
クラウドのプロ多数在籍 | APN AWS Top Engineer、AWS認定有資格者多数在籍 |
実績に基づくノウハウと有資格者の確かな知見で、クラウドの効果的な活用方法をご提案し、御社のビジネスの成功をリードさせていただきます。
まずは、御社の抱えるクラウド化・ネットワークについての課題をお聞かせください。
7. まとめ
今回は、自社に最適な方法でNASのバックアップを行うために押さえるべきポイントを解説しました。
NASのバックアップが必要な理由は、2つあります。
▼NASのバックアップが必要な理由
- 1. データの消失を防ぐため
- 2. ログを確認するため
NASのバックアップ方法には、
- NAS
- 外付けHDD
- クラウドストレージ
の3種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
NASのバックアップ方法を比較すると、以下のとおりです。
- 維持費を抑えたいならNASか外付けHDD、初期費用を抑えたいならクラウドストレージ
- 安全性重視なら、クラウドストレージかNAS
- 簡単に導入したいなら、クラウドか外付けHDD
NASのバックアップを効果的に行うためには2つポイントがあります。
▼効率的かつ効果的にNASのバックアップをするには?
- 1. 複数のバックアップ方法を組み合わせる
- 2. データの重要度をランク付けし管理する
また、作業時の注意点は以下のとおりです。
▼NASのバックアップ時は、ここに注意!
- 1. ログを確認する
- 2. 時間に余裕をもってバックアップ作業を行う
- 3. バックアップ先の機器の保管場所に気をつける
データ消滅による業務停止や企業イメージの低下などのリスクを回避するためにも、NASのバックアップを適切な方法で行うようにしましょう。
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