- 2018年よりAWSソリューション以外の取り組み実績があり、安心感があったため
- 24時間365日の監視・保守、運用体制を任せられるため
- AWSソリューションの協力パートナーに留まらない、広がりのあるお付き合いが期待できるため
CASE STUDY
お客さまのAWS内製化に成功!シーイーシーがAWSソリューションの協力パートナーにNTT東日本を選んだワケ
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株式会社シーイーシー
業種 | 情報通信業 |
---|---|
従業員数 | 2,330名(2024年4月1日現在) |
本社所在地 | 東京都渋谷区 |
ホームページ | https://www.cec-ltd.co.jp |
主な事業内容 | デジタルインダストリー事業、サービスインテグレーション事業 |
サービス導入時期 | 2022年 |
ご担当者さま |
サービスインテグレーション事業本部 AXサービス事業部 マイグレーションサービス部 グループマネージャー 豊島 柳太さま 営業本部 首都圏営業部 後藤 友直さま |
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企業理念に「高品質のICTで顧客の事業発展に貢献する」を掲げ、製造業の業務効率化や品質の向上、魅力ある製品づくりをICTで支援する「デジタルインダストリー事業」や、企業・組織の業務改革・改善をICTで支援する「サービスインテグレーション事業」を展開する株式会社シーイーシーさま。
同社では、お客さまの課題にあわせたAWS環境の設計構築、運用保守を手掛けており、そのサービス提供の協力パートナーとしてNTT東日本を選定、お取り組みいただいています。
今回は、お客さまへAWSソリューションをご提案・提供している2名のご担当者さまにお話をお伺いいたしました。
1. NTT東日本への相談のきっかけ
AWSの導入実績が350件以上、500名以上の有資格者が在籍する株式会社シーイーシー
弊社はお客さまとともにプロジェクトを進めていく伴走型のパートナーとして、お客さまの情報システム部門における業務効率化や法令対応、事業全体の変革などを目的としたDX支援を幅広く手掛けています。昨今、新型コロナウイルスの感染拡大や「DX」という単語が浸透してきたことをきっかけに、お客さまに求められるDX支援のニーズがどんどん多様化していると感じています。弊社がAWS環境構築やAWS運用監視といったAWSソリューションを展開しはじめたのは、こうしたお客さまニーズの多様化に応えるためでした。(豊島さま)
AWSソリューションの取り組み自体は2013年頃から始めていたのですが、本格的に注力し始めたのはここ数年のことです。これまでAWS パートナーネットワーク(APN)として活動しておりましたが、2023年10月には内製化支援推進AWSパートナーにも選出いただき、AWSの有資格者数や導入実績数も右肩上がりで増加している状況です。現在、AWSの導入実績は350件以上、AWSの有資格者数は500名以上となっています。
NTT東日本さまとAWSのパートナー連携が始まったのも2022年です。(後藤さま)
「AWSを内製化したいが必要なリソースが足りない」と悩むお客さまの課題を解決したい、という強い想い
弊社にAWSソリューションのご相談をされるお客さまが抱える課題として、「既存の業務が忙しく、片手間でなんとかクラウド化しなければならない」といったリソースのお悩みが多い印象です。特に大企業の情報システム部門のお客さまは、基幹システムの保守、運用や新しいツールの社内導入支援など、幅広い業務を少人数で担っているケースが珍しくありません。
また、リソースや時間が足りない一方で、スピーディなクラウド化やセキュリティの強化といった経営層からの要望にはしっかり応えなければならないというプレッシャーを感じているとの悩みをお聞きしたこともあります。(後藤さま)
そうした悩みを抱えるお客さまに対し、私もAWSソリューションをご提案したいと考えていたものの、2022年当時の弊社は、AWSに関する知見が部門ごとに偏ってしまっていたのです。
例えば、一部の部門ではAWSの知見や実績があったのですが、私が所属するマイグレーションサービス部は、金融機関向けの契約管理、顧客管理のシステム開発や、エンターテイメント企業向けの売上げ予測、分析システムなど、アプリケーションレイヤーの開発に強みを持つ部門のため、インフラ構築から監視・保守、運用代行までのノウハウが充分ではありませんでした。(豊島さま)
2. クラウドビジネスパートナーとしてNTT東日本を選定された理由とNTT東日本の魅力
セミナーの共催など、広がりのあるお付き合いが期待できたことが決め手に
社内にもAWS構築と監視・保守、運用ができる部門はありますが、既存業務でフル稼働していること、そして会社全体で事業規模を拡大していくことを考慮した結果、協力パートナーさんとの取り組みを模索することになりました。
そこで検討に上がった協力パートナーさんが、NTT東日本さまでした。そもそもNTT東日本さまとは、2018年より閉域網接続サービスなどでのお取り組み実績があり、AWSに対しても安心してお取り組みできると判断します。(後藤さま)
NTT東日本さまでご協力いただける内容でまず高評価だったポイントは、24時間365日の監視・保守、運用体制です。私たちの部門はアプリケーション構築のノウハウに強みがある一方で、監視・保守、運用まではリソースを割くことができないため、とても助かるなと感じました。
また、お客さまのニーズに合わせてセキュリティオプションを柔軟に追加できる点もポイントでした。(豊島さま)
NTT東日本さまとの取り組みを決めた要素として、AWSソリューションの協力パートナーに留まらない、広がりのあるお付き合いが期待できたことも挙げられます。NTT東日本さまはAWS支援以外にもさまざまなサービスを展開していらっしゃるので、弊社がお応えできないご相談でも、NTT東日本さまとご連携することで、お客さまのお悩み解決のお手伝いができます。
また、サービス拡大という視点でも、弊社では接点のないお客さまへご紹介ができたり、セミナーを共催することができたりとさまざまなメリットがあると感じました。(後藤さま)
3. 「クラウド運用」の取り組み状況
担当者のスピーディな対応で、クラウド活用のメリットを最大限引き出すことに成功
NTT東日本さまにご協力いただいたAWSソリューションは、情報システム部門やDX推進部門を立ち上げたばかりの企業や、IT専任担当者が不在の企業にも、安心してAWSをご活用いただけるサービスになっています。
クラウド活用における重要なメリットとして、迅速にシステム環境を立ち上げられることが挙げられますが、NTT東日本さまのご担当の方には特にスピーディにご対応いただけるおかげで、クラウド活用のメリットを最大限引き出してお客さまに貢献できていると思います。
たとえば、要件定義や基本設計、それに対する見積もりの提示といった対応スピードが迅速だっただけでなく、AWS監視に関わるアラート閾値の変更対応などにもクイックにご対応いただけたことでスムーズに案件を進行できました。一次返答は数時間以内で、実対応は2,3営業日もあれば完了できている印象です。(後藤さま)
シーイーシーさまのAWSソリューションの成功事例。オンスケで進行し、セキュリティ対策も実現
2024年4月現在、NTT東日本さまにご協力いただき、実際にAWSの構築、監視・保守、運用代行までをご提供しているエンド企業は3社になります。ある案件では、複数の国に現地工場を展開しているお客さまに対し、AWSを活用したより効率的なデータ共有の仕組みをご提供させていただきました。
オンプレミス環境の旧システムからクラウド環境へ刷新するという規模の大きな案件で、システム運用に必要な人的リソースの削減と業務全体の効率化を実現しつつ、万全なセキュリティ対策も求められていました。
プロジェクトの進行自体にもスピード感を求められた案件でしたが、NTT東日本さまによるご対応が迅速だったおかげで、無事にオンスケジュールでクラウド環境を構築することができました。(豊島さま)
4. 導入後の成果
お客さまのAWS運用内製化に成功し、「内製化支援推進AWSパートナー」として認定を取得!提案の幅が広がり、プロジェクトの短期化にも成功
前述のプロジェクトは、AWS運用を内製化できた成功事例として公開し、これをきっかけにAWSより内製化支援推進AWSパートナーの認定を得ることができました。AWSの技術やノウハウを高めることができたことに加え、お客さまが抱える課題を解決するための理想的なパートナーシップを築けているのと自負しています。
さらにクラウドシフトを入り口に、弊社の強みの1つでもあるアプリケーション領域のご相談を受けたり、実際に新しいプロジェクトが始動したりと、弊社の事業拡大に直結するような成果も得ることができました。(豊島さま)
お客さまへご提案できるサービスの幅が広くなったことは大きな成果です。お客さまからご相談いただく内容が、アプリケーションのような弊社の得意領域ばかりではなく、運用監視なども含めた複合的なお悩みであることは珍しくありません。そうした複雑なお悩みに対して、NTT東日本さまと一緒であれば解決のご提案を組み立てることができ、提案スピードを上げることができます。
成約後の取り組みでも、NTT東日本さまがインフラ構築を、弊社が上流工程の進行とアプリケーション構築といった役割分担をすることで、迅速な構築スピードを実現しました。結果、そうした迅速な提案スピードがお客さまからの信頼を勝ち得ることにつながり、さらなる事業拡大につなげることができていると思います。
5. 今後のお客さまの展望
「クラウドの内製化」を求めるお客さまからの期待に応えるため、SIerとしてできることと向き合っていく
「クラウドの内製化」というキーワードを、お客さまからお聞きする機会が最近になってますます増えてきました。ビジネス全体でスピード感が求められる昨今、システム環境の構築や更新にもスピード感が重要であることを示していると考えています。
そうした変化するお客さまのニーズに対し、私たちSIerは今後どのようなご提案ができるのか、お客さまの事業を加速させるために何ができるのか、しっかり向き合っていく必要があるのではないでしょうか。そのように考えると、今回のNTT東日本さまとの取り組みでは、AWSを基盤とした幅広いサービスをご提供することで、お客さまが抱える課題を一気通貫で解決できたことに価値があったと考えています。
これまでに実施させていただいた3件の実績を活かし、今後もAWSに関するお客さまのご要望にお応えしていき、より多くのAWSの内製化に取り組んでいきたいですね。 (後藤さま)
6. おわりに
NTT東日本さまは「通信」のイメージが先行すると思いますが、クラウドの導入から運用といった豊富な知見や実績をお持ちです。
加えて、NTT東日本さまは全国各地に幅広い業種、業態のお客さまとの関係もお持ちです。そうした大企業だからこそ維持できる関係値から得られるノウハウやアドバイスは本当に貴重です。自社の強みと向き合い、そこにNTT東日本さまのクラウド構築・運用のご支援を組み合わせてみると、新しいご提案の道が見えてくるかもしれません。(後藤さま)
株式会社シーイーシーさま概要
シーイーシーは、ICTでさまざまな企業・組織の業務改革・改善を支援する老舗のSIerです。
今回、事例としてご紹介したAWSソリューションにも力を入れており、350件以上のAWS導入実績があります。若手の育成にも取り組んでおり、2023年は「2023 Japan AWS Jr. Champions」を輩出し、さらにAWS認定資格の取得者数も500名を超えています。
「AWSクラウドあんしん導入・運用サービス」や「BizDevOps伴走支援サービス」といったサービスを通じてデジタルテクノロジーを活用し、お客さまと共にイノベーションに取り組む事業も展開しています。(後藤さま)
NTT東日本はさまざまな企業さまとのパートナリングを通じて、クラウドビジネス市場の拡大とパートナーさまのクラウドビジネス拡大をこれからも支援していきます。
「あなたのクラウドビジネスにNTT東日本の力を」
- 文中記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、すべて2024年4月時点(インタビュー時点)のものです。
- 事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。
- Amazon Web Services(AWS)および記載するすべてのAmazonのサービス名は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
- 記載の会社名・商品名などの固有名詞は各社の商標または登録商標です。
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