NTT東日本「AWS Summit 2019アフターフォローセミナー」レポート

本⽇は、2019年8⽉2⽇に開催された「AWS Summit アフターフォローセミナー in 東京」の、アマゾン ウェブ サービス ジャパン(以下、AWSジャパン)およびNTT東⽇本のセッション模様をレポートさせていただきます。当⽇にお聞きいただけなかった⽅のご参考となれば幸いです。
また、開催から2か⽉程度が経ち、もう⼀度詳細を聞きたい、当⽇には聞けなかったより深い話を聞きたいなどのお声を頂戴することもございます。そのようなご要望がございましたら、個別相談会へのご登録やお問い合わせをいただければと思います。

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AWS Summit 2019 アフターフォローセミナー

NTT東⽇本は2019年6⽉12⽇-14⽇に幕張メッセで開催された「AWS Summit Tokyo 2019」にブース出展とセッション開催を⾏い、⼤変多くの⽅に⾜をお運びいただきました。
本記事でご紹介するNTT東⽇本「AWS Summit 2019 アフターフォローセミナー」は、AWS Summit ではお伝えしきれなかったAWSに関する情報やソリューションのより深い情報をお伝えるために開催させていただいたものです。当⽇は準備させていただいたお席もあっという間に満席になるなど、クラウドやAWSについてみなさまの関心が⾮常に⾼いことが印象的でした。

今回は、AWSの登壇者によるセッションとNTT東⽇本の登壇者による2セッションの、3部構成で⾏わせていただきました。

AWS:オンプレミスからAWSへのマイグレーション方法と最低限抑えるべき設計原則(Well-Architected)について

最初に、基調講演として、アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社の並⽊克仁様から「AWS移⾏、おさえておきたいポイントとは」というテーマでご講演をいただきました。並⽊様からは、AWSが考える、クラウドに最適な設計において「最低限」押さえておきたいいくつかのポイントをご紹介いただきました。

まず、既存システムのクラウドへの単純移⾏だけでは、AWSクラウドのメリットを⼗分に享受したとは⾔えない。コストだけに⽬が⾏きがちだが、移⾏の際に選択したAWSサービスの機能を⼗分に活⽤することによって、AWSのメリットが享受できるとの考え⽅が⽰されました。そして、AWSクラウドのメリットを⼗分に享受するための設計のフレームワークとして、「AWS Well-Architected Flamework」があり、移⾏に際して「最低限」押さえておきたいポイントとして、このフレームワークの⼀部を紹介いただきました。
「AWS Well-Architected Flamework」はAWSによるこれまでの設計⽀援実績に基づくベストプラクティスであり、クラウドの「設計原則」を提⽰します。数多くのポイントの中から、本セッションでは、「セキュリティ」、「信頼性」、「コスト最適化」の3つについて解説いただきました。(なお、この3つに関しても他にも抑えるべきポイントがあるとのことです。)本記事ではセッションで紹介されたポイントを記載します。

セキュリティ

AWSルートアカウントは⽇常管理には使わず、IAM(AWS - Identity and AccessManagement)ユーザーを利⽤する。ユーザーには、最⼩限の権限があるIAMユーザーもしくはIAMグループを付与することと、部署共有のIAMユーザーは作らない。

信頼性

システムの「Design for Failure」(耐障害性の⾼い設計)という思想から、構築するシステムはマルチAZ、または、複数リージョンで冗⻑構成を取る。

コスト最適化

社内や業界規制の制約がなければ、21あるリージョンからコストが最も安価なリージョンを選択する。⻑期利⽤を前提としたReserved Instanceや、スポットインスタンスなどの購⼊オプションも検討する。

NTT東日本:NTT東日本がAWSを採用した真の理由

次に、NTT東⽇本の⾥⾒宗律が「NTT東⽇本がAWSを採⽤した真の理由」と題して、登壇いたしました。

担当した動画サービスは、着任当初にオンプレミスシステムで提供されており、変化のスピードが早い世の中の動画サービスやニーズにハードウェアの拡張・更改のスピードに間に合わない、追加投資がなかなか認められないなど、課題が満載の状態だったと語ります。そのような中で、クラウド・AWSについて少しずつ⾊々なことを学んでいったが、その学びを通して感じたAWSの良さとして、AWSに関するユーザーコミュニティや参考書籍などの多さだったと⾔います。

AWS・クラウドを採用してよかったこと

AWS・クラウドの良さは、「コスト」、「スピード」、「アジリティ」の3点に集約される。⾥⾒の話はまず「アジリティ」から始まりました。⾥⾒の⾔う「アジリティ」とはビジネス環境の変化に対応できる変化の俊敏さを指します。⾥⾒は次のように語ります。AWSを採⽤して最もよかったことは、エンジニアや開発者の意識の変化。エンジニアや開発者の思想が、従来の開発⾃前主義から、世の中にある良いものをどんどん取り⼊れる発想に転換していくことにより、サービスの開発スピードが上がった。また、インフラ会社であるNTT東⽇本においても「作らないインフラエンジニア」が登場しているように思える。最近⼊社したエンジニアなどはサーバーなどのインフラを作らずいきなりAWSをさわることもある。もちろん、ネットワークやサーバーなどの専⾨特化型のインフラエンジニアは引き続き必要なのだが、これからは、よりアプリケーション開発やクラウド活⽤などのスキルが求められるのではないかと感じるようになった。ビジネスの観点から⾒ても、インフラ部分がどのように構築されているかよりも、その上のソフトウェアで何ができる・できるようになるのかが重要なのではないか。 この変化がAWSを採⽤して⼀番⼤きな良い変化だった。

「コスト」については、キャッシュアウトだけ⾒た場合には、オンプレミスシステム構築と⽐べて、必ずしも安価になるとは限らない。しかしながら、運⽤などを含めたTCOまで考えるとコストは下がると思われる。

最後に、「スピード」について、まわりのエンジニアにアンケートを取ってみたところ、AWSを採⽤して最もよかったことは、サーバーなどの調達期間が短くなったことだったとのこと。これまでサーバーなどの調達に使っていた時間を、本来より時間を費やすべきアプリケーション開発などに充てられることは、ビジネス運営の観点から⾒てほしいことと語ります。

AWSを採用するときの苦労

これは、セキュリティに関する説明や社内理解を得ることの⼤変さだったと⾔います。オンプレミスとクラウドのどちらのセキュリティが⾼いかという点について、⾥⾒の考えとしては、数多くのセキュリティ関連サービスや機能があり、また、常に最新にアップデートされているクラウドであろう思っているが、それを説明するのが難しい。説明の突破⼝になったのが「閉域ネットワークによる接続」だったと⾔います。
また、AWSには有⽤な数多くのサービスがあるが、特にはじめてオンプレミスからクラウドに移⾏する場合には、まずはオンプレミスシステムをクラウドにそのまま持っていく「リフトアップ」を基本とすることが、初めのステップとして良いと語りました。

今後について

NTT東⽇本のサービス開発において、数年前には考えられないほど、クラウドの活⽤が検討されるようになったと語ります。そして、これからは、⾃社サービスでクラウドを採⽤したノウハウを⽣かした、クライアント向けのサービスも作っていきたいと語り、⾥⾒によるセッションは幕を閉じました。

AWSの活用促進に向けて

最後に、NTT東⽇本の⼩林史弥から「AWSをお⼿軽に始めることができる『おまかせクラウドVDI』の紹介」と題して、ソリューションの紹介を⾏わせていただきました。

AWSやクラウドへ企業のシステムを移⾏しようと思っても、企業さまによっては意外と期間と⼿間がかかるという声もあり、AWSの活⽤⽅法の⼀つとして、“お⼿軽に、”オフィスのパソコン(デスクトップ画⾯)環境をクラウドに移⾏することを⽬的に開発されたサービスです。クライアントPCの運⽤などを効率的にでき、かつ、セキュリティの観点で有⽤なVDIを、AWSはAmazon Workspacesというサービスで提供しております。このAWSのサービスの導⼊をより簡単にするための、Amazon Workspacesに関する設定や運⽤管理をNTT東⽇本は⽀援しております。

以上の3つのセッションの後、ご出席の⽅はNTT東⽇本の「おまかせクラウドVDI」のデモなどをご覧になられて、NTT東⽇本「AWS Summit 2019 アフターフォローセミナー」は終了いたしました。

おわりに

NTT東⽇本では、⾃社でクラウド導⼊をご検討されている企業さま、クラウドを活⽤したビジネスでのパートナーをお探しの企業さま、すべての企業様からのお問い合わせや個別ご相談を随時お受けいたしております。些細な疑問でも是⾮⼀度お問い合わせください。個別相談会では、あらかじめお客さまとの⽇時を調整させていただきますので、御社固有の課題に関するディスカッションなども可能です。

アマゾン ウェブ サービス、Amazon Web Services(AWS)、AWS Identity and Access Management、Amazon WorkSpacesは、⽶国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

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