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パブリッククラウドとは?機能や活用シーン・企業の導入事例など

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パブリッククラウドとは、自社独自の環境を作るのではなく、クラウドサービス提供事業者が構築した環境を他の利用者と共同利用するクラウドサービスのことです。よく対比されるサービス利用形態として、自社独自の環境を細かくカスタマイズし専有するプライベートクラウドがあります。

プライベートクラウドはオーダーメイドで作る一戸建て、パブリッククラウドは少しカスタマイズ可能なマンションの1室というイメージです。

パブリッククラウド
クラウドサービス提供事業者が構築した環境を、他の利用者と共同利用するクラウドサービス

各利用者が独自の環境を作らずリソースを共同で使うパブリッククラウドは、導入・運用のコストを抑えやすいことに加え、すぐに利用の開始・終了をすることができます。必要なときに気軽に始められ、不要と感じたらすぐにコストカットできるのが魅力です。

また、利用状況の変化に応じて契約内容をすぐに見直せるので、ニーズが変化しやすい事業や業務でも安心して使えるでしょう。

その反面、細かい独自の環境設定が難しい場合や互換性のあるソフトウェアに限りがあるなど、注意すべき点もあります。

クラウドの導入に失敗しないためには、パブリッククラウドの特徴やプライベートクラウドとの違い、サービス例などを理解したうえで検討することが求められるのです。

今回は、クラウド導入をスムーズに成功させるために欠かせない基本的な知識について解説します。

【この記事のポイント】

  • パブリッククラウドとは
  • パブリッククラウドとプライベートクラウドの違い
  • パブリッククラウドのサービス例
  • パブリッククラウドの活用事例
  • パブリッククラウド導入時の注意点

この記事の内容を確認しておけば、パブリッククラウドについて基本的なことを理解して、どういうクラウドを導入すべきか検討を始めることができるようになるでしょう。

総務省の最新の調査によると7割近くもの企業が活用しているクラウドは、業務の効率化・生産性の向上に欠かせないツールです。この機会に基本を再確認し、クラウドを使いこなせるようになっておきましょう。

1. パブリッククラウドとは

パブリッククラウドとは、クラウドサービス提供事業者が構築した環境を、他の利用者と共同利用するタイプの利用形態のことです。使いたいクラウドサービスのみを、使う分だけ利用料を払って使用します。自社独自の環境を作るのではなく、既存のサービスから必要なものを選んで組み合わせるのが特徴です。

ここでは、パブリッククラウドを使いこなすうえで欠かせない機能や活用シーンなどに関する基礎知識を確認してみましょう。

1-1. パブリッククラウドでできること

パブリッククラウドでできることは多岐にわたり、大きく分けて、IaaS・PaaS・SaaSの3種類があります。種類ごとの特徴と代表的な機能は、次のとおりです。

パブリッククラウドでできること

IaaS

(Infrastructure as a Service)

【概要】

  • OS・ハードウェア・ネットワークなどコンピュータの基盤となる部分(インフラ)を利用できる
  • ベースだけの提供を受けるのでカスタマイズ性が高いサービス

【できることの例】

  • 社内システムの基盤部分をクラウド化する
  • 独自性の高い開発環境やテスト環境を構築する など

PaaS

(Platform as a Service)

【概要】

  • IaaSに加えて、ミドルウェア・ランタイムも利用できる
  • IaaSより自由度は下がるが、すぐに開発などに取りかかれるので便利

【できることの例】

  • アプリケーション開発
  • AIによるデータ分析 など

SaaS

(Software as a Service)

【概要】

  • メール送受信やドキュメント作成などの各種アプリケーションをすぐに利用できる
  • サブスクリプションでソフトウェアを利用するイメージ

【できることの例】

  • スケジュール管理
  • ドキュメント作成 など

利用目的や必要とする要件をはっきりさせて、合致するクラウドサービスの種類を選ぶことが大切です。

1-2. パブリッククラウドの活用シーン

パブリッククラウドを活用できるシーンは数多くあります。

例えば、

  • ストレージやデータベースのクラウド化
  • ECサイトの運営
  • イベントの効率的な運営
  • アプリケーションの開発・テスト

などが代表的です。

なお、総務省の最新の調査では、クラウドを利用している企業が活用している内容で、利用率が10%以上だったものは以下のとおりでした。

※参考:総務省「令和3年版情報通信白書

活用できるシーンが多いパブリッククラウドだからこそ、目的を明確にして導入するサービスを選ぶことが大切です。

1-3. パブリッククラウド以外の2つのクラウド形態

パブリッククラウド以外にも、プライベートクラウドやハイブリッドクラウドといったクラウドの導入形態があります

プライベートクラウドとは、自社専用のクラウド環境を構築し専有できることが特徴です。既存のシステムとの連携を重視する場合や独自のプライバシーポリシーを適用したい場合に適する導入形態ですが、コストがかかります。パブリックとプライベートの詳しい比較は「2. パブリッククラウドとプライベートクラウドの違い」で改めてご説明します。

もう1つ覚えておきたいのが、ハイブリッドクラウドという導入形態です。

ハイブリッドクラウドは、パブリッククラウド・プライベートクラウド・オンプレミスを組み合わせて運用する導入形態です。システムや利用シーンに合わせてクラウドやオンプレミスを使い分け、相互に連携させることで、それぞれのメリットを活かしながらデメリットを補いあうことができます。

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2. パブリッククラウドとプライベートクラウドの違い

パブリッククラウドとよく対比されるクラウドの導入形態に、プライベートクラウドがあります。

サーバーやOS・アプリケーションなどをネットワーク経由で利用する点は同じですが、独自環境を構築するか、専有か共有か、という点が両者の大きな違いです。

上記のとおり、パブリッククラウドは独自環境を構築せず、同じ環境を複数のユーザーで共有します。一方、プライベートクラウドは、独自環境を構築し、環境を専有することが可能です。

ここでは、それぞれのメリット・デメリットや、向いている場合を解説します。

2-1. メリット・デメリット

パブリッククラウドには、次のようなメリット・デメリットがあります。

パブリッククラウドのメリット・デメリット
メリット
  • インターネットで申し込むだけで利用開始ができるので簡単
  • サービスの追加や停止が柔軟にできる
  • クラウドサービス提供事業者が保守管理をするので、運用時の手間がかからない
デメリット
  • トラブル時の原因解明や解決は事業者任せになるので復旧を待つしかない
  • プライベートクラウドと比べると、セキュリティ面や構成の自由度などで劣る

手軽に始められて運用のコストを抑えられる反面、設定しているセキュリティポリシーによっては、適合しない場合があるなどの点に注意が必要です。

プライベートクラウドのメリット・デメリットは、次のとおりです。

プライベートクラウドのメリット・デメリット
メリット
  • 非常に高度なセキュリティ対策ができる
  • 独自の条件に従った環境をオーダーメイド感覚で作れる
デメリット
  • 初期費用や運用のコストがかさむ
  • 短期間でサービスの追加や停止をすることは難しい
  • 社内で運用や保守を行うので、人的リソースや専門知識が必要
  • セキュリティ対策は基本的にすべて自社の責任で行う必要がある

厳格なセキュリティ対策や独自の環境設定など、自社ならではの環境づくりができるプライベートクラウドですが、その分、自社で責任を持って処理するべき業務やコストが大幅に増えてしまうデメリットがあります。

パブリッククラウドとプライベートクラウドの特徴をまとめて確認しておきましょう。

  • 横にスクロールします
パブリッククラウドとプライベートクラウドの特徴
パブリッククラウド プライベートクラウド
コスト 導入時・運用時ともに抑えやすい 導入時・運用時ともにコストがかかる
カスタマイズ性 カスタマイズの自由度はプライベートクラウドよりも低い カスタマイズの自由度が高い
利用内容の変更 短期間の変更でも柔軟に対応できる 短期間での小まめな変更は難しい

2-2. 向いている場合

パブリッククラウドとプライベートクラウドのメリット・デメリットや特徴を踏まえると、それぞれが向いているケースは以下のとおりです。

パブリッククラウド・プライベートクラウドが向いている場合
パブリッククラウド
  • コストや手間をかけずに気軽に始めたい場合
  • スモールスタートでクラウド導入し様子を見ながら規模を拡大したい場合
  • 事業や業務を取り巻く状況が変動することが予想され、費用の無駄が出ないようサービス内容を小まめに変更したい場合
プライベートクラウド
  • 機密情報や個人情報など重要度が非常に高い情報を扱いたい場合
  • パブリッククラウドにはない独自の環境を作りたい場合

基本的にはパブリッククラウドを検討し、プライベートクラウドでなければ実現できないことがある場合にプライベートクラウドも視野に入れるという順番で考えていくと、最適なサービスを選びやすいでしょう。

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3. パブリッククラウドのサービス例

大手パブリッククラウドの代表的なサービスとして、次の3つが挙げられます。

パブリッククラウドのサービス例
Amazon Web Service(AWS)
  • インターネット通販サイトでお馴染みのAmazonが提供するパブリッククラウド
  • 実績豊富で初心者でも扱いやすい
Google Cloud
  • 検索エンジンやYouTubeなどを提供するGoogleのパブリッククラウド
  • データ分析・AIに強い
Microsoft Azure
  • Windowsで有名なMicrosoft社のパブリッククラウド
  • Microsoft社の製品との相性が最高

それぞれのサービスについて、特徴を確認しておきましょう。

3-1. Amazon Web Service(AWS)

今回ご紹介する3つのクラウドサービスの中でもっともサービス開始時期が早く、2006年からパブリッククラウドサービスの提供を行っているのが、Amazon Web Services(AWS)です。

利用実績が豊富で多数のユーザーがいるため、事例やトラブルシューティングも充実しており、インターネット検索するだけで情報を収集しやすくなっています。充実した日本語でのサポートが受けられるので、クラウドが初めての人も安心です。

このように、実績豊富で初心者でも扱いやすいのがAmazon Web Services(AWS)と言えるでしょう。

Amazon Web Services(AWS)は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

3-2. Google Cloud

Google Cloudは、Google社が検索エンジンやGmailなど他のサービスで培った実績・世界規模の光ファイバーネットワーク・高度な技術で構築されたインフラといった技術を活かして、運営されています。

AIの機械学習やビッグデータ分析向けのツールが豊富で、インフラ基盤の安定性が高いので、大量のデータを高速処理するのに適していることが特徴です。

データ分析・AIを業務に取り入れる予定がある場合や、すでにGoogleのサービスを多く使っている場合などは、優先して検討したいパブリッククラウドと言えます。

Google Cloud は、Google LLC の商標または登録商標です。

3-3. Microsoft Azure

Microsoft社が提供しているMicrosoft Azureは、他のMicrosoft社製品との親和性の高さが特徴です。

例を挙げると、

  • Office365やその他Microsoft社製品・ツールとの連携がとてもスムーズ
  • Windowsサーバーとの親和性が高くハイブリッド構成にしやすい
  • 操作性がOfficeソフトなどと似ている場合が多い

など、連携や移行がしやすくなっています。

すでにMicrosoft社製品を使っている場合や連携させたい場合などは、おすすめのパブリッククラウドです。

Microsoft Azureは、Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。

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4. パブリッククラウドの活用事例

ここでは、実際にパブリッククラウドを導入した事例をご紹介します。

パブリッククラウドの活用事例
明光産業株式会社さま 経理システムの安定運用のためクラウドを導入
株式会社 医歯薬ネットさま サーバーの安定化と営業の効率化のためファイルサーバーをクラウド化

パブリッククラウドは多彩なシーンで活用できるので、具体的にどのように取り入れられているのか参考にしてみてください。

4-1. 明光産業株式会社さま

卸売業を中心に営む明光産業株式会社さまでは、経理システムの安定運用のためクラウドを導入しました。

明光産業株式会社さまの基本情報
主な事業内容 物流資材・機器卸業
導入したクラウドサービス

Amazon EC2

AWS Lambda

Amazon S3

Amazon VPC

AWS Client VPN

Amazon EC2、AWS Lambda、Amazon S3、Amazon VPC、AWS Client VPN)は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

クラウド導入前はレンタルサーバー上で経理システムを運用していたところ、トラブルにより2ヶ月間もシステムが停止するという事態に遭い、システムを安定して運用できるクラウド環境の構築を決めました。

クラウド導入後はトラブルも一切なくなった結果、経営に専念できる環境構築が実現。さらに経理業務の生産性が向上したことで、1人あたり1日4時間の時間外勤務の削減にもつながりました。

4-2. 株式会社 医歯薬ネットさま

病院や薬局などの開業支援をはじめとするコンサルティング・関連業務推進事業を手がける株式会社 医歯薬ネットさまでは、サーバーの安定化と営業の効率化のためファイルサーバーをクラウド化しました。

株式会社 医歯薬ネットさまの基本情報
主な事業内容

医院・病院・薬局開業支援

医療機器販売

会計・税務・人事労務業務

不動産・建築業(宅建免許番号:東京(2)第91278号、

建設業許可番号:東京都知事(特-30)第148962号)

医療系人材紹介業(厚生労働大臣許可番号:13-ユ-305081)

導入したクラウドサービス

Amazon EC2

Amazon S3

Amazon EC2、Amazon S3 は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

クラウド導入前はオンプレミスサーバーをメイン、クラウドサーバーをバックアップとして利用していましたが、

  • 出先での営業時に必要な情報をその場で素早く提示したい
  • 専任の情報システム担当者が必要であったこと

などから、メインサーバーのクラウド化を実施しました。

導入後は、情報システム担当者の業務量を抑えることができるようになりクラウドサーバーへの外部からのアクセスも実現、コストや業務の効率化につながりました。

クラウドの活用事例をもっと確認したいという場合は、「導入事例ページ」をご確認ください。

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5. パブリッククラウド導入時の注意点

パブリッククラウドを導入する際に注意したいポイントが3つあります。

パブリッククラウド導入時の注意点
  • 自社の環境・目的に合ったクラウドサービスを選ぶ
  • 運用開始後の手間も考えて検討する
  • セキュリティ対策をきちんと行う

なぜ注意が必要なのか解説していきますので、参考にしてみてください。

5-1. 自社の環境・目的に合ったクラウドサービスを選ぶ

パブリッククラウドを導入する際は、自社の環境・目的に合ったクラウドサービスを選ぶようにしましょう。

せっかく機能性に優れた便利なクラウドサービスも、自社のシステムやネットワークとの連携ができなかったり、利用目的がはっきりしていなければ、有効活用できないからです。

どのような課題を解決するためにクラウドを導入するのか、連携が必要なシステムなどはどれなのかを具体的に把握してから、クラウドサービスの検討に入るようにしてください。

5-2. 運用開始後の手間も考えて検討する

パブリッククラウドは、導入時のことだけでなく、運用開始後の管理に必要な手間や費用も念頭に置いて検討するようにしましょう。

運用開始後の管理について具体的にイメージできていないと、想定外の業務・コストが発生し、かえって生産性が低下したり非効率的になったりするからです。

クラウドサービスの運用開始後、自社が行うべき作業や発生する費用にはどのようなものがあるのか確認しておくことが、クラウドの有効活用につながります。

5-3. セキュリティ対策を講じる

パブリッククラウドはセキュリティの高いサービスではありますが、万全とは言えません。導入時は、セキュリティ対策をきちんと行う必要があります。

具体的には次のようなリスクがあるので、セキュリティを高める対策が必要です。

【パブリッククラウドのリスク例】

  • 安全性の低いネットワークを利用することによる不正アクセス
  • 従業員がシステムを理解しておらず誤操作することによるデータ消失
  • 管理者の公開設定の誤りによる情報漏えい

こういった事態を防ぐためには、

  • 安全なネットワーク回線を合わせて確保する
  • 従業員にクラウド及びセキュリティに関する教育を徹底する
  • クラウドサービスの設定状況を確認してから運用開始する

といった対策を取るとよいでしょう。

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6. 安心・リーズナブル・簡単の三拍子揃ったパブリッククラウド導入をNTT東日本で

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NTT東日本のクラウド導入・運用for AWS/Microsoft Azureの特徴
  • 多数在籍するクラウドの専門家による中立的アドバイスが受けられて安心
  • 導入時だけでなく運用後のコストも視野に入れた提案だから、コストパフォーマンスが高い
  • ワンストップサポートで、ずっとお任せで大丈夫だから簡単

NTT東日本のクラウド導入・運用for AWS/Microsoft Azureの特徴である安心・リーズナブル・簡単について、詳しくは以下をご覧ください。

6-1. 多数在籍するクラウドの専門家による中立的アドバイスが受けられて安心

「本当に我が社もクラウド化すべきなのだろうか?」

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6-2. 導入時だけでなく運用後のコストも視野に入れた提案だからコストパフォーマンスが高い

コストを抑えてクラウドサービスを導入するなら、初期費用だけでなく運用開始後のコストも含めて、トータルでコストパフォーマンスを考えることが大切です。

クラウドサービスは導入して終わりではなく、その先長く利用していくものだから、導入時のコストが安くてもその後余計なコストがかかったのでは、かえって高くついてしまうでしょう。

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見せかけだけのコストカットではない、本当に費用対効果の高いクラウド導入なら、NTT東日本です。

6-3. ワンストップサポートでずっとおまかせで大丈夫だから簡単

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7. まとめ

今回は、クラウド導入をスムーズに成功させるために欠かせない基本的な知識について解説しました。

最後に、この記事の要点を振り返ってみましょう。

パブリッククラウドとは、クラウドサービス提供事業者が構築した環境を、他の利用者と共同利用するタイプの利用形態を指します。自社独自の環境を作るのではなく、既存のサービスから必要なものを選んで組み合わせるのが特徴です。

パブリッククラウドとプライベートクラウドの代表的な違いには、次のようなものがあります。

  • 横にスクロールします
パブリッククラウドとプライベートクラウドの特徴
パブリッククラウド プライベートクラウド
コスト 導入時・運用時ともに抑えやすい 導入時・運用時ともにコストがかかる
カスタマイズ性 カスタマイズの自由度はプライベートクラウドよりも低い カスタマイズの自由度が高い
利用内容の変更 短期間の変更でも柔軟に対応できる 短期間での小まめな変更は難しい

パブリッククラウド導入時の注意点は、次の3つです。

パブリッククラウド導入時の注意点
  • 自社の環境・目的に合ったクラウドサービスを選ぶ
  • 運用開始後の手間も考えて検討する
  • セキュリティ対策をきちんと行う

目的や課題に合わせてパブリッククラウドを導入することで、コストをかけずに生産性の高い業務環境を実現することができます。今回ご紹介したポイントを参考に、最適なクラウドサービスの導入に着手してみてはいかがでしょうか。

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