- サービス拡大に伴い、レンタルサーバーの月額料金の負担が増加した
- レンタルサーバーの設定の自由度が低く、運用に課題があった
- 社内にはサーバーやネットワークに強いエンジニアがいなかった
CASE STUDY
自社リソースは開発や営業へ。急成長中のIT企業がAWSへの移行、運用のパートナーにNTT東日本を選んだワケ
クラウド移行で失敗しないためのお役立ち導入事例8選
~150以上の導入を支援したNTT東日本が紹介!~
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業種 | 冠婚葬祭業・ホテル関連業 |
---|---|
従業員数 | 20名 |
本社所在地 | 東京都渋谷区 |
主な事業内容 |
|
ホームページ | https://makeit.be/![]() |
導入サービス | クラウド導入・運用サービス![]() |
利用クラウド | Amazon Web Services(AWS)![]() |
サービス導入時期 | 2020年1月~ |
ご担当者さま |
システム部 チーフエンジニア システム部 システムエンジニア |
- 安定したマネージドサービスを受けられること
- エンジニアと直接コミュニケーションができること
- 24時間365日対応の安心感
- 他社サービスと比べてクラウド市場におけるシェアが高い
- 技術書やインターネット上にノウハウが共有されている
- レンタルサーバーと比較してコストを削減できた
- より細かい調査や設定が行えるようになった
- ネットワーク面が安定したサービスを提供できるようになった
- 自社サービスの処理時間が短縮し、レスポンスが向上
- 大きな事故が起こらず、「ES」の開発や営業活動にリソースを割けている

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「世界に誇れるワークスタイルをデザインする」をミッションに掲げ、主にホテル・ゲストハウス・レストラン・ブライダルなどのブライダル企業のお客さまに、コンサルティングや広告撮影、広告デザイン、そしてITシステムといったサービスを提供する株式会社メイクィット。同社が開発、提供しているオールインワンのブライダルシステム「ES(イーエス)」は以前、レンタルサーバー上に構築されていたことで費用面や運用の自由度に課題を感じており、この度AWS環境へ移行されました。
AWS環境への移行の背景にあった課題やAWS、NTT東日本を選定いただいた理由と得られた成果について、システム部の名古屋さま、大森さまにお話を伺いました。
1. ご相談前の課題と背景
費用の増加と自由度の低さ。レンタルサーバーからクラウドサーバーへ
私たちシステム部では、婚礼・宴会の業務をワンストップでサポートするオールインワンのブライダルシステム「ES(イーエス)」の開発、運営を手掛けています。この「ES」では、会場予約システムや各種帳票の制作・管理、顧客・入金管理などのさまざまな機能が実装されており、いわばブライダル企業に特化した基幹システムです。
さらに衣装店向けのドレスモード、装花販売向けのフラワーモードなど、多種多様なブライダル企業の業務に合わせた活用の仕方ができることも大きな特徴で、事業規模を問わず現在500の企業・会場に導入いただいています。
2009年にサービス提供開始した「ES」では当初、ローコード開発プラットフォームを活用して開発されており、サービスの拡大とともにサーバーホスティングサービス(以下、レンタルサーバー)へ移行しました。社内にサーバーやネットワークに強いインフラエンジニアがいなかったことからレンタルサーバーの方が都合がよかったのです。
しかし、「ES」を中心としたシステム部門が弊社の柱にまで成長した2019年頃になると、レンタルサーバーの環境では大きく2つの課題を感じるようになりました。まず月額料金の負担が増加したことです。サービス成長に伴い、使用するストレージやメモリが増加した結果、AWSへの移行を決定した直前には十数台のレンタルサーバーを借りている状況でした。そのため、契約当初よりもコストパフォーマンスが大きく悪化していたのです。
もうひとつの課題は、設定の自由度が低いことです。レンタルサーバーの場合、root権限(管理者権限)をサーバー会社側が持っているため、たとえばシステムトラブルが発生した際に詳細までログを確認することができず、サーバーのどこに負荷がかかってしまっていたのか、特定することがとても大変だったのです。その他にも、自由に外部モジュールを追加できないことも不自由なポイントでした。(名古屋さま)
2. AWSを選んだ理由
クラウド市場のシェアの高さ、さまざまなノウハウが共有されているAWSを選定
サーバーをクラウド環境へ移行するにあたって、クラウドコンピューティングサービスにはAWSを選定しました。他社サービスと比べてクラウド市場におけるシェアが高く、安心感がありました。多くの技術書が発行されており、インターネット上にさまざまなノウハウが共有されている一方で、当事者のサーバーやネットワークの知識が不十分な状態で構築する難易度は高いだろうなと感じていたのです。
まずは自社でAWS環境を構築しようと試みたものの、フロントエンジニア中心の弊社開発チームでは、通常業務をこなしながらAWS環境を構築するのは難しいと判断し、構築から運用までを支援いただけるパートナー企業を探すことを決定しました。(名古屋さま)
3. NTT東日本を選んだ理由
お客さまを安心させる、大手企業の安心感と手厚いサポートが決め手に
AWSの構築、運用支援パートナーを検討するにあたって、まず重要だったことが安定したサービスを受けられることです。ブライダル企業のお客さまと契約する際、サービス提供体制に関するチェックシートへの記入を求められることが珍しくなく、やはりブライダル企業のお客さまはサービスの安心さを重視しているように感じます。ブライダル企業は一生に一度の婚礼を挙げる方々に対して直接サービスを提供されているため、万が一のトラブルやミスが発生しないよう最大限気を遣われているのでしょう。だからこそ弊社ではお客さまのご期待にお応えし、安心していただくためにも、サーバーというサービスの基盤の運用には手厚く、安心できる大手企業の支援が必要だと考えました。
そこで前任の役職者が大手企業のAWSの運用支援サービスを中心にインターネットで検索していたところ目に留まったのが、NTT東日本さまが提供する「クラウド導入・運用サービス」でした。大手企業の運用支援サービスであることはもちろん、契約後はエンジニアの方をアサインいただいて直接コミュニケーションができること、24時間365日対応いただけることに、より一層の安心感があり、取り組みを決定しています。
レンタルサーバーからAWS環境への移行は、お客さまごとに進行中です。サービス提供初期の頃からご契約いただいているお客さまの「ES」は引き続きレンタルサーバー上で稼働しているものの、現時点では全体の6割のお客さまにAWS環境を提供しています。(名古屋さま)
NTT東日本さまのエンジニアの方は親身になって私たちの話を聞いてくださるので助かっています。以前にはサーバーの処理遅延が起きた際に、二人三脚で原因の特定をしたことがありました。アプリ側とデータベース側で切り分けし、NTT東日本さまの方でインフラ部分の設定値とログを確認していただき、弊社側でアプリ側を確認し、それぞれの課題を発見することができ、無事に解決することができました。
また、アドバイスやご提案の誠実さも評価しているポイントです。自社の利益を優先する支援会社であれば、顧客にとっては過剰なサービスやプランをご提案してくることも珍しく有りません、しかしNTT東日本さまのエンジニアの方は、AWSの利用料をなるべく抑えるようなテクニックといった弊社目線で重要なご提案をいただけました。パートナーとしてではなく、一緒のチームとして案件に取り組めているような実感があります。(大森さま)
4. クラウド・AWS導入後の成果
AWSで処理時間を大幅短縮。落ち着いたAWS運用を実現し、自社リソースは開発や営業に
レンタルサーバーからAWS環境へ移行したことで、ブライダル企業のお客さま目線では「ES」のレスポンスや操作感が向上したと思います。「何組がブライダルフェアに参加し、そのうち何組が成約に至ったか」といった大量のデータを集計して計算する機能の処理時間が大幅に短縮できています。この改善は中長期的に顧客満足度の向上にも貢献しているはずです。
レンタルサーバーから移行する際には、私たちの作業量が増えるかもしれないと不安がありましたが、杞憂に終わりました。NTT東日本さまのサポートもあり、作業時間自体は大きく変わっていません。加えて、AWSの自動更新機能のおかげでSSL更新(サーバー証明書の更新)を忘れるようなミスはなくなっています。
その他にも、root権限が付与されたことでジョブの投入と設定、ログの詳細な調査などの自由度が向上したこと、サーバーインフラの更新やバージョンアップのタイミングを自社でコントロールできるようになったこと、サーバーの性能や台数を数クリックの作業で実行できるようになるなど、さまざまなメリットがありました。(大森さま)
オンプレミスのサーバーではとても高価な7層ロードバランサー(ALB)を安価で利用でき、柔軟な負荷分散が可能となったことも大きな成果です。このALBの活用と、設計の工夫によってお客様ごとに振り分け先サーバーを変更できるようになりました。
お取り組みが始まった初期の頃は、NTT東日本さまのエンジニアの方と一緒に大小さまざまな課題を解決した時期もありましたが、現在は落ち着いたAWS運用を実現できており、ある意味で存在自体が当たり前な「空気」のような存在です。大きな事故が起こらず、私たちの本業である「ES」の開発や営業活動にリソースを割けていること自体が大きな成果だと実感しています。(名古屋さま)
5. クラウドを導入し、今後挑戦していきたいこと
より安定し、より充実のサービスを実現するため、機能の実装や規模拡張に取り組みたい
AWS環境への移行に加えて、「ES」をもっと安定したシステムにしていくための取り組みは今後も継続していきます。そしてブライダル企業のお客さまだけでなく、新郎新婦のお役にも立てるよう、新しい機能の実装や規模の拡張などシステム領域の進化にも取り組んでいきたいですね。たとえばWeb招待状やWeb座席表の機能など、「ES」上で完結できるようなイメージを描いています。こうしたサービスの拡大を支える基盤として、AWSとNTT東日本さまの「クラウド導入・運用サービス」を今後もしっかり活用していきたいと思います。(名古屋さま)
6. これから取り組む方へのアドバイス
自社サービスの開発や営業活動にリソースを割くべき企業におすすめ
NTT東日本さまの「クラウド導入・運用サービス」は、まさに弊社のような少人数でシステムを構築しており、インフラの運用保守に時間とリソースをかけることができない企業には向いているサービスと思います。(名古屋さま)
大企業と比べて採用力がまだ強くない企業にとって、優秀なエンジニアの方をアサインいただき、サポートいただけるサービスは魅力です。安心してサーバーやネットワークをお任せでき、自分たちが本来注力すべき業務にリソースを投じることができる点でおすすめできると考えています。(大森さま)
7. おわりに
導入を検討されている方は、NTT東日本へご相談ください
株式会社メイクィットさまでは、より低コストかつ自由な運用ができるクラウドサーバーへ移行されるため、AWSを導入されました。
構築したWebサイトやサービスの拡大に伴い、レンタルサーバーからAWS環境への移行を検討したものの、サーバーやネットワークに強いエンジニアが社内にいないことから、なかなか移行が進まず悩まれていないでしょうか?
NTT東日本なら、AWSへの移行に関するご相談だけでなくそもそもクラウド化するべきかのご相談もお受けしています。クラウド環境の構築から保守・運用だけでなく、事業の課題にあわせたサービス導入まで対応できるため、お客さまに最適なサービスをワンストップでご提供することもできます。
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- 文中記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、すべて2024年12月時点(インタビュー時点)のものです。
- 事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。
- Amazon Web Services(AWS)、Amazon EC2、は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
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