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クラウド電話の音声が悪いときは問題を切り分けよう!原因別の対処法を紹介
クラウド電話の音声品質が低下し、理由がわからずお困りではありませんか?ノイズや音声の遅延、音声が途切れるなどの不具合が起きた場合は、考えられる理由がいくつかあります。
この記事では、音声品質が低下したときに確認したいポイントを10個紹介します。上から順に試してみて、音声品質が改善されるかどうか確認してください。
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記事作成日:2024年6月3日
音声品質に問題が生じたらまずやるべきこと
音声品質が悪くなる原因は、端末の不具合からインターネットの電波状況まで、さまざまです。
原因を確認する際のポイントは、スマートフォンやパソコンなどの端末から調査を開始し、インターネットの接続状況や使用場所などに調査範囲を広げていくことです。
それでは、原因として考えられるものを順に見ていきましょう。
端末に不具合はないか
クラウド電話は、パソコンやスマートフォンなどの端末の影響を大きく受けます。例えば、端末が古く、スピーカーやマイクの性能が十分ではないと音声品質が低下することがあります。また、クラウド電話は端末に専用のアプリを入れて使用する方法が一般的ですが、端末が古いとアプリのバージョンアップに対応できないことも考えられます。アプリのバージョンに端末が対応できないことが、音声品質の低下につながる可能性もあるでしょう。
クラウド電話に使用する端末が古い場合は、買い替えを検討しましょう。中古を利用する際には、クラウド電話が推奨する端末を選択し、スピーカやマイクの状況を確認したうえで購入するようにしましょう。
端末のOSは最新のものになっているか
パソコンやスマートフォンに搭載されているOSのバージョンが古いことが原因で問題が発生し、音声品質が低下することもあります。音声品質の低下を防ぐためには、常に最新のOSにアップデートを行うことが大切です。
クラウド電話を導入する前に、端末で使用中のOSにクラウド電話が対応しているかどうか確認も行いましょう。
動画の視聴やネットサーフィンをしていないか
クラウド電話はインターネット回線を利用して通話を行うため、回線の影響を受けて音声品質が低下することがあります。
動画の視聴やネットサーフィンなどによって回線が混雑すると、クラウド電話にノイズや音声の遅延などが生じることがあるため、使用していないブラウザやアプリは閉じておきましょう。動画再生は通信容量が大きいため、特に影響が大きくなります。
ファイルの送受信を行っていないか
ファイルの送受信も、クラウド電話の音声品質が低下する原因になります。
動画ファイルやソフトウェアのアップデートに使用するファイルなど、容量の大きいファイルの送受信を行うと、そちらの処理に通信帯域が使われてしまいます。クラウド電話の使用中に大容量のファイルを送受信している場合は、一旦ストップしてみましょう。
電波状況が悪いところにいないか
外出時に電波状況が悪いところにいると、クラウド電話の音声品質も悪くなることがあります。
例えば、山の中や地下、オフィスビルの中など、電波状況が悪い環境でクラウド電話を使用すると、ノイズや音声の遅延・途切れなどの原因になります。また、オフィスのインターネット回線が脆弱である場合も、音声品質が低下することがあります。
公共のWi-Fiも通信速度が不安定になるため、外出先で急にクラウド電話の音声品質が悪くなったと感じたら、電波状況を確認してみましょう。
電磁波の影響を受けていないか
Wi-Fiを利用中に電磁波が発生する電子製品が近くにある場合は、インターネットに影響を与えることがあります。代表的な例が電子レンジです。電子レンジは、2.4GHz帯の周波数の電磁波を活用する電子機器で、その周波数は、Wi-Fiが扱う電磁波とまったく同じ数値にあたるため影響を与えることがあります。周囲に思い当たる電子製品がある場合は、ルーターの位置を変えるなどの工夫をしてみましょう。異なる周波数に対応したWi-Fiルーターに変更してみるのも、一つの方法です。
十分な速度でインターネット通信ができているにも関わらず、クラウド電話の音声品質が悪い場合も、電磁波に影響を受けている可能性があります。
古いWi-Fiルーターを使っていないか
Wi-Fiルーター(無線ルーター)とは、配線なしでインターネット通信を行うための機器のことです。
Wi-Fiには通信規格があります。規格が新しいほど最大通信速度が速くなり、周波数帯も多くなるため、通信が安定します。Wi-Fiルーターの規格が古いと通信速度が低下することがあり、不安定になります。クラウド電話の音声品質に影響することもあるため、古いWi-Fiルーターを使っている場合は、新しいものに交換することを検討しましょう。
2024年4月時点で主流となっている規格はWi-Fi 6で、最新のWi-Fi7に対応しているルーターの開発も進められています。Wi-Fi 6以上の規格であれば、快適に通信できるでしょう。
HUBやLANケーブルが劣化していないか
インターネット回線は、LANケーブルとHUBを経由してアクセスポイントや端末までつながっています。椅子の脚などでケーブルを踏むと傷んでしまうことがあり、経年劣化することも考えられます。それによって通信速度が遅くなることがあるため、古いケーブルを使っている場合は、新しいものに買い替えることで通信状況を改善できる可能性があります。
ケーブルが劣化していると、有線接続しているのにダウンロードが遅かったり、動画やゲームの画面が止まったりするなどの症状が現れます。
また、LANケーブルは、通信速度や周波数などに応じてカテゴリが設定されています。カテゴリ5e以上のものであれば基本的に問題なく、カテゴリ5の場合、最大通信速度は100Mです。それより古いものになると通信速度に影響を及ぼします。
LANケーブルの本数が多い場合は、スイッチングHUBを利用すると配線がすっきりとまとまり、誤ってケーブルを踏んでしまうことも少なくなるでしょう。
インターネットの通信速度は十分か
インターネットの回線自体の速度が遅いと、クラウド電話の音声品質も悪くなる可能性が高くなります。
インターネット回線が不安定であったり、通信速度が遅かったりする場合は、まず契約中のプロバイダに相談してみましょう。それでも改善されなければ、他社の回線に切り替えるのも一つの方法です。
インターネット回線にはいくつかの種類がありますが、切り替えを検討しているのであれば、高速通信が可能で安定感がある光回線がおすすめです。光回線は送受信できる情報量が多いため、混雑時に影響を受けにくいというメリットもあります。
通信障害が起きていないか
一時的にクラウド電話の音声品質が悪くなっている場合は、契約先の通信キャリアやプロバイダで通信障害が起きている可能性があります。通信障害に関する情報は、各社のホームページなどでチェックできます。
通信障害が原因で音声品質が低下している場合は、通信状況が改善されるまで待ってみましょう。
クラウド電話なら「ひかりクラウド電話」がおすすめ
クラウド電話にトラブルがあると、業務に大きな影響が生じます。音声品質の低下には複数の要因が絡んでいることもあり、速やかな改善が難しいこともあるでしょう。
業務への支障を最小限にするため、クラウド電話の契約先を選ぶ際は、万が一の場合のサポート体制を確認しておくことが重要です。
NTT東日本が提供する「ひかりクラウド電話」なら、ICT環境の運用・保守のトータルサポートが付いているため安心して使用できます。トラブル・故障時の相談はもちろんのこと、初期設定や設定変更の代行、使い方のアドバイスまで、NTT東日本が手厚くサポートしております。
ひかりクラウド電話には、次の4つの種類があります。目的や用途に合わせて、ピッタリのサービスを選んでみてください。
ひかりクラウド電話 for Microsoft Teams
「ひかりクラウド電話 for Microsoft Teams」は、「Microsoft Teams」でオフィスの固定電話番号を使用できるサービスです。Microsoft Teamsが入ったパソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末で固定電話を受けられるだけでなく、発信もできます。外出先やテレワーク中でも、オフィスと同じような電話環境の構築が可能です。
メインのコミュニケーションツールとしてMicrosoft Teamsを使用している場合は、「ひかりクラウド電話 for Microsoft Teams」がおすすめです。
「ひかりクラウド電話 for Microsoft Teams」詳細はこちら
ひかりクラウド電話 for Webex Calling
「ひかりクラウド電話 for Webex Calling」は、Web会議アプリケーション「Webex」を利用して固定電話番号の発着信ができるサービスです。
「ひかりクラウド電話 ダイレクト for Webex Calling」なら、インターネット区間を通さない「閉域接続」が可能で、インターネット環境の影響を受けることがありません。高速かつセキュリティレベルの高い音声通話を希望する場合は、「ひかりクラウド電話 ダイレクト for Webex Calling」を検討してください。ただし、外出先やテレワークなど、オフィス外からの通話はインターネット経由になります。
「ひかりクラウド電話 ダイレクト for Webex Calling」詳細はこちら
ひかりクラウド電話 for MiiTel
「ひかりクラウド電話 for MiiTel」は、AIの技術を活用して、電話営業や顧客対応を可視化できるクラウド型電話サービスです。通話内容の録音や音声解析、外部システムとの電話ログ連携などの機能によって、電話業務の効率化や顧客対応品質の向上が期待できます。パソコンやスマートフォンを活用したテレワーク対応も可能です。
ひかりクラウド電話 for RING x LINK
「ひかりクラウド電話 for RING x LINK」とは、代表電話や問い合わせ窓口にかかってきた電話を、問い合わせ内容に応じて適切な担当者へ自動転送できるサービスです。
顧客の待ち時間が減らせるだけでなく、電話を取り次ぐ手間も省けるため、業務効率化につながります。休暇やWeb会議などで、電話対応ができない従業員への着信を回避することもできます。
まとめ
クラウド電話は、インターネット回線のトラブルや端末の状況によって音声品質が悪くなることがあります。トラブルが起きたら、まずは本記事で紹介した原因を一つずつ確認してみてください。
安心してクラウド電話を使用するには、サービスの提供元によるサポートも重要です。NTT東日本の「ひかりクラウド電話」なら、ICT 環境の運用・保守のトータルサポートを提供しているため、トラブルに悩まされることなく本来の業務に集中できます。ぜひ導入をご検討ください。
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※「Microsoft Teams」、「Office365」、「Microsoft365」は、米国Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標、または商標です。 「Microsoft 365」は、Microsoft Corporation が提供するサービスの名称です。
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※「Webex by Cisco」、および「Webex」は、Cisco Systems,Inc. またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における商標登録または商標です。「Webex Calling」はCisco Systems, Inc.が提供するサービスの名称です。
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※「MiiTel」は、株式会社RevCommまたはその関連会社その他の一定の国における商標登録または商標です。「MiiTel」は、株式会社RevCommが提供するサービスの名称です。
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※「RING x LINK」は、NTTテクノクロス株式会社またはその関連会社その他の一定の国における商標登録または商標です。「RING x LINK」は、NTTテクノクロス株式会社が提供するサービスの名称です。
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*「Microsoft Teams」、「Webex Calling」、「MiiTel」または「RING x LINK 」は、名称が変更される場合があります。最新情報は、各サービス事業者のホームページをご確認ください。
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