CASE STUDY

  • BCP対策
  • 本部と店舗の連携強化

セキュアで安定したクラウド接続サービスを導入し
月6万件にのぼる受注業務に対応する

クラウド移行で失敗しないためのお役立ち導入事例8選

~150以上の導入を支援したNTT東日本が紹介!~

資料はこちらよりダウンロードできますので、併せてご確認ください。

ビセラル株式会社
業種:
食料品製造業
事業内容:
畜産品の加工品製造、販売
事業所:
東京都足立区
従業員数:
291人(2018年11月現在)

「バラエティーミート」として世代、性別を問わず人気が高まっている内臓肉(ホルモン)。おいしさはもちろん、栄養価やリーズナブルな価格も人気を呼ぶ理由の一つとなっている。そんな内臓肉を使った商品を開発し、小売店や飲食店に販売してきたのが株式会社ビセラルだ。
厳しい商品管理と商品開発へのたゆまぬ努力を両輪として回す中、安心・安全な食肉を届けるためにICT環境を積極的に整備してきた。
このほど、「クラウドゲートウェイ クロスコネクト」の導入により、月6万件にのぼる受注をスピーディーかつ安定して処理できる環境を整えた。数あるネットワークサービスの中から選んだ理由、その導入効果を聞いた。

お客さまが抱えていた課題
  • 頻発する災害を踏まえ、不測の事態に備えて自社サーバーをクラウド化したかった
  • クラウド化の検討にあたり、安定したセキュアなネットワークサービスを導入したかった
サービス導入効果
  • BCP(事業継続計画)を考慮したネットワークが本社と営業所間に構築できた
  • クラウドサービスに閉域ネットワークで接続することで、セキュアで安定した環境が整えられた

NTT東日本のクラウド接続サービス「クラウドゲートウェイ クロスコネクト」はこちらよりダウンロードできます。併せてご確認ください。

東日本大震災を経て強固なBCPを模索

 1968年、東京・三河島で内臓肉を取り扱う事業者13社が企業合同して創業したビセラル株式会社。合同創業の背景には、スーパーマーケットなどの大規模小売店の増加による大量流通・大量消費への対応がある。以来、加工肉を販売するミートショップの他、各地の小売店、飲食店に内臓肉や焼肉用の正肉を卸し、着実な成長を遂げてきた。同社の流通を支えるのが北海道から東北、関東に広がる営業所ネットワークだ。消費者のニーズも多様化する中、緊密な連携が課題だと同社経理部執行役員部長の高橋渉氏は語る。
 「内臓肉はバラエティーミートと呼ばれるように、さまざまな部位がさまざまな加工によって提供されています。事業所全体の納品先は5,000軒以上、納品に関するデータは月間で約6万件に上ります。食肉卸の業務はスピードが生命線です。深夜~朝に受けた注文を取りまとめて肉を加工し、午前中にはほぼすべてを出荷します。スピーディーな納品をめざすためには、本社と全国11の営業所、4カ所の販売店、さらに飲食店を含めた16拠点の緊密なネットワークが欠かせません」(高橋氏)。
 創業当初から、販売管理を支えるICTの導入には意欲的だった同社。2000年代初頭まではデータ処理端末を各事業所に置き、電話回線を経由して本社の汎用コンピューターに取引情報や、売上データを集約していた。その後、2005年よりWindowsベースのクライアントサーバーシステムを導入してデータ処理、伝票発行などを行ってきた。本社と営業所間を結ぶ回線にはNTT東日本のVPN接続サービスを採用。その後、2010年にはよりセキュアな通信を求め、フレッツ・VPNワイドに切り替えたという経緯がある。しかし、流通網が拡大し処理するデータ量が増えるたび、ネットワークの安定性には常に配慮しなければならない。そんな折、事業所網を東日本大震災が襲う。
 「ICT環境の整備を再検討し始めたきっかけは東日本大震災です。当社の営業拠点は津波などの直接的な被害こそ受けませんでしたが、停電などによってサプライチェーンが大きなダメージを受けました。震災以降も地震や水害などが各地で発生します。本社や事業所が被害を受け、サーバーが停止してしまえば私たちの卸業務は行うことができません。BCP(事業継続計画)を考える上では、自社でサーバーを運用するのではなく、クラウドで安全に管理していく方がいいのではないかと考え始めたのです」(高橋氏)。

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閉域ネットワークでクラウドに安定して接続

経理部 執行役員 部長  高橋 渉 氏

経理部 執行役員 部長  高橋 渉 氏

 企業全体として考えるべきBCP、情報セキュリティを高める上でクラウド化の検討が始まった。同社はシステムを担当する専任部署がないため、高橋氏が統括する経理部門がICT・システム全般の運用、管理を担っている。
 「長く販売管理システムを活用してきてはいましたが、ICTに精通するスタッフがおらず、回線はNTT東日本に、システムはベンダーに一任している状況でした。クラウド化に際して、NTT東日本から提案されたのが『クラウドゲートウェイ クロスコネクト』です」(高橋氏)。
 「クラウドゲートウェイ クロスコネクト」は、「フレッツ・VPNワイド」からクラウドサービスに接続する定額制のネットワークサービスだ。インターネットを介さずに閉域ネットワークを経由するため、クラウドをセキュアに利用できる。同社の場合、従来から利用していたフレッツ・VPNワイドが運用できるというメリットもある。同回線がもたらす高速で安定した通信は現場から高く評価されている。  「取り扱うデータ量が膨大なものですから、安定してセキュアな閉域ネットワークには大きな魅力があります。また、本社や各事業所を結んでいたフレッツ・VPNワイドをクラウドへのアクセス回線としてそのまま利用できるため、アクセス回線については工事や設定の変更などは不要。私たちが通信回線やラック、機器などを手配するといった手間はかかりません。スムーズに導入できるのもうれしいポイントでした」(高橋氏)。
 クラウドサービスにはアマゾン社のAWS(Amazon Web Services)を採用した。自社運営の販売管理システムをパブリッククラウドであるAWSに移行したことで、懸案だったBCPのメドが立った。AWSを導入後も回線は極めて安定し、高速通信を体感できているという。ビセラルが扱うデータは月間6万件以上と件数は多いものの、「クラウドゲートウェイ クロスコネクト」は月額定額制のサービスのため、通信コストも抑えられている。

時代に即した商品の提案をしていくために

 クラウド化により、スピーディーかつ安定した販売管理が実現できた。これは原材料から製品までをワンストップで管理していくというビセラルの理念とも合致する。そして、今後の展開にもクラウドは大きな力になるだろう。今後、消費者のニーズはさらに多様化していくだろう。求められる商品を開発していく中で、販売データを精査したマーケティングが必須だ。ここで、各種データ分析ツールが使いやすいクラウドという環境が生きる。
 「スーパーマーケットから飲食店まで、幅広い層のお客さまがいらっしゃるのが私たちの強みです。例えば、焼肉店における売れ筋をデータ分析し、スーパーマーケットの商材開発に活用するなど、データ分析も多角的になっていくでしょう。これらの取り組みは、当社とクラウドをつなぐ閉域ネットワークの安定性があってこそ。自社ブランドの内臓肉加工品のクオリティを高めるため、NTT東日本の提案、サポートに期待しています」(高橋氏)。

利用サービス(導入時期:2018年6月)

  • クラウドゲートウェイ クロスコネクト

クラウドゲートウェイ クロスコネクト お客さまシステム図

  • Amazon Web Services、"Powered by Amazon Web Services"ロゴ、(およびかかる資料で使用されるその他のAWS商標)は、米国その他の諸国における、Amazon.com,Inc.またはその関連会社の商標です。
  • 文中記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、すべて2018年11月時点(インタビュー時点)のものです。
  • 上記事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。

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