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スマホを固定電話化できる? そのメリットや方法などを徹底解説!

テレワークの普及や働き方改革などの影響で、ワークスタイルの多様化が進んでいます。これまでのようにすべての従業員がオフィスに出社するわけではないという状況下で、通信方法の改善策としてスマホの固定電話化に関心を持っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、スマホを固定電話化するメリットや固定電話化するための3つの方法を解説しています。あわせてそれぞれの方法の特徴も紹介しているので、自社にあった方法選びにお役立てください。

イメージ:スマホを固定電話化できる? そのメリットや方法などを徹底解説!

そもそもスマホの固定電話化とは?

「スマホの固定電話化」には2つの意味があります。

ひとつめは、スマホを内線化するという意味です。普段使っているスマホを固定電話の内線電話として使用し、場所を問わず市外局番付きの固定電話番号で発信や着信ができるようにします。

一方で、現在使っていないスマホを子機化して使うことを指す場合もあります。オフィスや自宅に設置された固定電話(親機)の子機の代用として使うため、親機の電波が届く範囲内でのみ使用可能です。

ビジネスの場における「スマホの固定電話化」とは、多くの場合は前者の意味で使われます。本記事も、前者の意味でスマホの内線化について解説していきます。

固定電話番号を持つ必要性

法人が固定電話を持つことには一定の価値があります。中には従業員個人のスマホを社用として併用する場合もありますが、固定電話がないことが法人の運営や成長の妨げとならないように気を付けましょう。

例えば、固定電話は今でも信用の尺度と捉えられることがあります。銀行で口座を作る場合などは、固定電話番号がないと開設できないことがあるので注意が必要です。さらに、法人の代表電話に「090」や「080」から始まる番号を使っていると「架空の企業では?」と疑われ、営業機会を逸してしまう恐れもあります。

従業員の個人情報を守る意味でも、固定電話は重要視されています。もしも個人スマホを業務で使い不特定多数の相手に連絡した場合、思わぬところから電話番号や個人情報が流出しトラブルに発展する可能性があります。

こうした問題を防ぎ、業務効率の改善や従業員が安心して働ける職場環境を実現するためにも、多くの法人において固定電話を持つことは必要と考えられています。

スマホを固定電話化するメリット

スマホを固定電話化することは、ビジネスを円滑に展開できる多くのメリットがあります。

コストを抑えられる

スマホを固定化すると、さまざまな場面でコスト削減につながります。

例えば、電話対応だけのために従業員を確保する必要がなくなります。これまではオフィスにかかってきた電話の取り次ぎのために、誰かが社内に常駐しなければなりませんでした。しかし、スマホを固定電話化すると電話番の従業員は不要になるので、人件費を削減できます。

スマホの固定電話化は通信関係の費用削減にも役立ちます。すでに所有している個人スマホをそのまま併用できるので、社用の端末を新たに準備するコストは必要ありません。ほかにも、複数の端末でひとつの固定電話番号が共有できたり、端末同士が内線として通話できたりするので、通信費の削減も可能です。

商機を逃しにくくなる

スマホを固定電話化すると電話の取り逃しが減るので、突発的な商機を掴みやすくなります。

たとえ社内に取り次ぎ担当を配置しても、一度に複数の電話がかかると対応しきれないこともあります。しかし、取れなかった電話の中に商談や新たなビジネスチャンスが潜んでいる可能性も少なくありません。スマホを固定電話化しておけば場所に関係なく電話に出られるので、ビジネスチャンスの取り逃しを減らせます。

固定電話化したスマホは営業担当者にもつながりやすいので、話がスムーズに進みやすいのもメリットです。顧客や取引先と担当者の間に取り次ぎ担当者が入ると、どうしてもニュアンスの違いなどから聞き間違いや勘違いが起きやすい傾向があります。しかし、固定電話にかかってきた電話をスマホから受信できれば担当者が直接対応できるので、正確でスピード感のあるやり取りが実現できます。

複数端末で共有できる

スマホを固定電話化していると、複数の端末で電話の受信業務が共有できます。

もしも固定電話化していないと、出社している従業員にばかりが取り次ぎに追われ、負担が偏ってしまいます。すると特定の業務のみに遅れが出たり、その従業員が不公平さを感じモチベーションが低下してしまったりする恐れもあります。しかし、固定電話番号への電話をスマホで受信できるようにしておくと、かかってきた電話を複数の従業員・端末・場所で分担しての対応が可能です。

さらに、ひとつの番号を共有している端末同士は内線扱いになるため、通信費用が発生しません。そのため、特に本社のほかに支社や店舗展開を行っている法人では、社内の通話にコストがかからなくなるので、大きなメリットが受けられます。

スマホを固定電話化する方法を比較!

イメージ:スマホを固定電話化する方法を比較!

スマホを固定電話化するには、以下の3つの方法があります。

  • IP電話アプリ・サービスを利用する
  • スマホ連動機能搭載の電話機を利用する
  • 転送サービスを利用する

それぞれの方法にはメリットとデメリットがあります。スマホの固定化を成功させるには、まずは自社に合った方法がどれなのかを見極めることが大切です。

IP電話アプリ・サービスを利用する

IP電話とは、インターネット回線を使う電話のことです。一方、一般的な固定電話は電話回線を使っています。

IP電話のメリットは、導入の手間や初期費用が少ない点です。すでにオフィスでインターネット回線が使える環境にあれば、新たに回線工事などを行う必要はありません。電話番号を取得するのに固定電話機を購入することも不要です。スマホだけでなくパソコンやタブレットなどからも利用できるので、どのような端末を従業員に支給していたとしても導入がスムーズに進められます。

さらに、インターネット回線を使うIP電話は、国内であれば距離が離れていても通話料金が一律です。遠距離電話も通話料金を気にすることなく使用できるため、本社と支社が離れている場合や、出張が多い職種でも安心して利用できます。

ただし、ネット環境によっては通話品質が低くなる可能性がある点には注意が必要です。さらに、IP電話の電話番号は「050」から始まる番号しか選べません。これまで使っていた固定電話番号は引きつげないので、導入にあたって既存の顧客や取引先には新たな電話番号を周知しなければなりません。

スマホ連動機能を搭載した電話機を利用する

スマホ連動機能は、アプリやBluetoothを使って固定電話とスマホを連動させることで、どこにいてもスマホを固定電話の子機のように扱える機能です。スマホを固定電話化するには、この機能が搭載された電話機を新たに購入して利用するという方法もあります。

スマホ連動機能付き電話機のメリットは、外出先からも固定電話と同等の操作ができることです。「03」などから始まる既存の電話番号を使っている場合は、その番号を使って発着信ができるので、新たに電話番号を取得しなおしたり番号の変更を対外的に周知したりする必要はありません。

受信したFAXをスマホで確認することも可能です。内容確認後、必要なものだけをプリントアウトするとコピー用紙代の削減にもなります。

一方で、電話機自体が比較的高額な点には注意しましょう。一般的な電話機の平均価格は数千~1万円台であるのに対し、スマホ連動機能付き電話機の相場は2~6万円台と考えておきましょう。

転送サービスを利用する

固定電話の転送サービスを利用するのも、スマホを固定電話のように使用する方法のひとつです。転送サービスは、多くの場合電話回線業者がオプションとして取り扱っています。

すでに固定電話を所有している場合は、オプションサービスに申し込むだけで社外にいてもスマホで対応できる手軽さが転送サービスのメリットです。

しかし、転送先として登録できる電話番号はひとつだけです。そのため、多くの端末で受信し、取り次ぎ業務を分担したい場合には不向きです。

かかってきた番号に折り返すと、相手のナンバーディスプレイには個人スマホの番号が表示されてしまう点にも注意しましょう。自分の個人スマホの番号を知らない相手に電話をかけると、相手は「知らない番号からかかってきた」と警戒し、電話に出てもらいにくくなる可能性もあります。

スマホを固定電話化するなら「ひかりクラウド電話 for Webex Calling」

スマホを固定電話化できるおすすめのサービスに、「ひかりクラウド電話 for Webex Calling」があります。

ひかりクラウド電話 for Webex Callingとは?

ひかりクラウド電話 for Webex Callingとは、クラウド電話サービス「Webex Calling」とNTTのひかり電話を組み合わせて利用することで、スマホやパソコンなどの端末で固定電話番号の発着信が可能になるサービスのことです。

アプリをインストールした別端末とも連携できるのが、大きなメリットです。社内のコミュニケーションツールを一元化できるので、電話だけでなく、メールやチャット、Web会議などにツールを必要に応じて使い分けられ、どこにいてもスムーズなコミュニケーションが実現できます。

なお、ひかりクラウド電話 for Webex Callingの利用には、「フレッツ光ネクスト」および「ひかり電話オフィスA(エース)」の契約が別途必要です。

月額利用料はどのくらい?

ひかりクラウド電話 for Webex Callingの月額利用料金は、1番号目であれば1,430円(税込)です。この料金には、ひかり電話オフィスA(エース)の月額利用料も含まれています。2番号以上使用する場合は、1番号につき1,430円(税込)ずつ利用料金が加算されます。

ただし、月額利用料にはインターネット接続料金やWebex Calling機能を持つライセンスの月額利用料は含まれません。通信にかかる料金全体を概算する場合は、自社の契約状況をあらかじめ確認しておきましょう。

まとめ

ビジネスの場でスマホを固定電話化すると、場所を選ばずスピーディーに対応できるというスマホのメリットと、信用度やコスト面に優位性がある固定電話のメリットを両方得られます。

スマホの固定電話化を検討している人は「ひかりクラウド電話 for Webex Calling」の導入を検討してみてください。

  • Webex Callingに設定した固定電話番号は既存のビジネスフォンで利用できません。現在ご利用いただいているオフィスの電話番号を本サービスに移行するか、新たな固定電話番号の取得が必要です。
  • 「Webex by Cisco」、および「Webex」は、Cisco Systems,Inc. またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における商標登録または商標です。
  • 「Webex Calling」はCisco Systems, Inc.が提供するサービスの名称です。
  • ひかりクラウド電話for Webex Callingの利用には、Webex Callingの機能を有するIDのご契約が必要です。

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