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もっと知りたい!電話関連コラム
固定電話の電話機に番号を表示する方法は?「ナンバー・ディスプレイ」をご紹介!
固定電話にかかってきた番号を、液晶パネルへ表示させられるサービスとして、NTT東日本の「ナンバー・ディスプレイ」があります。この記事では、導入するメリット、利用時の注意点を詳しく解説します。
さらに近年注目を集めている、NTT東日本の「ひかりクラウド電話 for Webex Calling」との関連性や、導入コストの目安なども紹介します。
「ナンバー・ディスプレイ」を導入しようか検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事において、「固定電話」とはNTT東日本の電話サービス「加入電話」「INSネット」「ひかり電話」などを指します。
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公開日:2023年12月4日
更新日:2025年7月25日
目次
電話番号を表示できる「ナンバー・ディスプレイ」とは?
まず、「ナンバー・ディスプレイ」にはどのような機能があるのか、表示内容も含めて解説します。
着信番号をディスプレイ表示する機能
「ナンバー・ディスプレイ」は、その名のとおり、電話をかけてきた相手の電話番号を電話機の液晶パネルに表示させられる機能のことです。「発信電話番号通知サービス」と呼ばれることもあります。1997年1月に一部地域で試験開始され、翌年1998年からは本格的に全国展開されました。
「ナンバー・ディスプレイ」は、「加入電話」や「ひかり電話」などを利用中の場合に、オプションとして契約できます。また、利用にあたっては「ナンバー・ディスプレイ」に対応した電話機が必要です。
なお、NTT東日本の固定電話サービスには、主に「加入電話」、「INSネット※1」、「ひかり電話」の3種類があります。
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※1INSネットの各種サービス(「INSネット64」「INSネット64・ライト」「INSネット1500」(総合ディジタル通信サービス))は、2024年8月31日(土)をもってサービスの新規販売は終了、2028年12月31日(日)をもってサービス提供を終了します。詳細はこちらをご確認ください。
迷惑電話をシャットアウト!「ナンバー・ディスプレイ」詳細はこちら
ナンバー・ディスプレイの表示内容
「ナンバー・ディスプレイ」を申し込むと、基本的に電話をかけてきた相手の電話番号が電話機の液晶パネルに表示されます。ただし、状況によって表示内容が変わるため注意が必要です。
たとえば、相手が自身の電話番号を通知していれば、その電話番号がそのまま表示されます。また、発信時に電話番号の前に「186※2」を付けた場合も、同様に電話番号が表示されます。
一方、もし電話番号の前に「184※3」を追加してかけてきた場合には非通知となり、相手の電話番号が表示されません。
さらに、近年では設置台数の減少により、利用機会の少なくなった公衆電話から発信された場合は「公衆電話」などと表示されます。国際電話で、自身の電話番号を通知できない場合には「表示圏外」といった表示になることもあります。
このように、「ナンバー・ディスプレイ」を契約しているからといって、必ずしも相手の電話番号が表示されるわけではないことに注意しなければなりません。
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※2186を相手の電話番号の前に付けて発信すると、発信電話番号を非通知に設定している場合でも、その電話に限り電話番号が通知される。
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※3184を相手の電話番号の前に付けて発信すると、発信電話番号を通知に設定している場合でも、その電話に限り電話番号が通知されない。
ナンバー・ディスプレイに申し込むメリット3つ
「ナンバー・ディスプレイ」は有料サービスであるものの、申し込めば、次のような3つのメリットを得られます。
誰からの電話かすぐにわかる
オフィスや店舗などに電話がかかってきたとき、誰からの電話かがわからなければ不安になりがちです。その点、「ナンバー・ディスプレイ」を利用していると、かけてきた相手の電話番号が表示されるため安心して出られます。もし知らない電話番号でも、心の準備をしたうえで出られるのは大きなメリットです。
オフィスや店舗などにかかってきた電話番号を事前に確認して担当者へ伝える、あるいは表示された電話番号をメモしたうえで、担当者へ伝言できるのもメリットです。
着信履歴が残る
着信中に手を空けられず、電話に出られなかったとしても、その電話番号は着信履歴に残ります。そのため、折り返しの連絡がしやすくなります。
通話終了後に、相手の電話番号を聞き忘れてメモを残せていなかった場合にも、履歴から正確な電話番号がわかり、適切に対応できるのも魅力です。
迷惑電話やセールス電話などを拒否できる
オフィスや店舗などにかかってくる迷惑電話やセールス電話などに対応するだけで時間のロスになる可能性があります。その点、「ナンバー・ディスプレイ」や追加オプションである「ナンバー・リクエスト」「迷惑電話おことわりサービス」を組み合わせることで、出る必要のない相手からの電話を拒否できます。具体的には呼び出し音を鳴らさず、特定のメッセージを流せるといった仕組みなどです。
ナンバー・ディスプレイに申し込む際の注意点
ここでは、「ナンバー・ディスプレイ」を申し込む前に注意したい、2つのポイントを取り上げて解説します。
導入コストがかかる
冒頭でも紹介したように、「ナンバー・ディスプレイ」はNTT東日本の固定電話サービスの一つである「加入電話」などに標準で付与されている機能ではありません。そのため利用にあたっては、初期費用と月額利用料がかかるため、その点をあらかじめ踏まえたうえで、導入するのかを検討しましょう。ただし、「ひかり電話オフィスA(エース)」など契約した時点ですでに基本サービスとして付いている場合もあるため、契約内容を確認しておくことが必要です。
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非対応機種だと電話機を買い替える必要がある
「ナンバー・ディスプレイ」はすべての電話機で使えるとは限りません。中には非対応機種もあることから、オフィスや店舗などで使用している電話機が対応しているかどうかを契約前に確認する必要があります。
もし非対応機種で、どうしても「ナンバー・ディスプレイ」サービスを使いたい場合には、電話機を買い替えなければならず、すぐに利用できないおそれもあります。
少しでもコストを下げるために中古で電話機を購入する場合などにおいても、事前に対応機種かどうかを確認するようにしましょう。
NTT東日本のナンバー・ディスプレイ契約の月額利用料
「ナンバー・ディスプレイ」に興味はあっても、実際にどれほどのコストがかかるのかは気になるところです。
ここでは、NTT東日本の「ナンバー・ディスプレイ」サービスを契約した際にかかる概算費用を紹介します。
まず、月額利用料は固定電話サービスの種類によってそれぞれ決められています。たとえば、「加入電話/加入電話・ライトプラン(事務用)」の場合では、「加入電話/加入電話・ライトプラン(事務用)」の月額利用料に加え、「ナンバー・ディスプレイ」(事務用)の月額利用料1,320円(税込)がかかります。
なお、工事費は1回線あたり3,300円(税込)が基本です。工事費の内訳は、基本工事費が2,200円(税込)、交換機等工事費が1,100円(税込)です。ただし、工事内容によって変わることもあるため、具体的な費用については契約時に確認するようにしましょう。
「ひかりクラウド電話 for Webex Calling」を使うとスマートフォンで相手の電話番号が確認できる!

発信相手の電話番号を表示させることは、心理的にも安心感が生まれるほか、業務上のミスも軽減できます。
近年、働き方が大きく変化し、リモートワークが多くの企業で浸透しました。オフィスにいなくても固定電話の電話番号にかかってきた電話を、自分のスマートフォンなどで受け取りたいといったニーズが高まっています。
「ナンバー・ディスプレイ」のように、固定電話の電話番号にかけてきた相手の電話番号をスマートフォンで確認できれば安心です。
そうしたユーザーからの声に応えて生まれたのが「ひかりクラウド電話 for Webex Calling」です。ここでは基本的なサービス概要から、気になるコストの目安などを紹介します。
「ひかりクラウド電話 for Webex Calling」でできること
Web会議システムは、遠隔地の相手とも、顔を見ながら会議できるシステムです。リモートワークの普及とともに現在、多くの企業で導入されています。
たとえば、アメリカのCisco社が提供している「Webex」は、Web会議だけでなく、クラウド電話やチャットなど円滑なコミュニケーションを実現できるのが特長です。
NTT東日本では、この「Webex」と「ひかり電話」を連携させたサービス「ひかりクラウド電話 for Webex Calling」を提供しており、従来のように、主装置やPBX(構内交換機)※4をオフィス内に設置する必要がなくクラウド上で電話機能を設定できます。パソコンやスマートフォンにアプリケーションをインストールするだけで利用できる新しいオフィスの電話環境を提案しています。
「ひかりクラウド電話 for Webex Calling」を導入することで、Webexアプリの電話機能(Webex Calling)を使って、オフィスや店舗の電話番号にかかってきた電話をパソコンやスマートフォン、タブレットなどのモバイル端末で受けることが可能になります。着信だけでなく、会社の固定電話の電話番号を使って発信することも可能で、外出やリモートワークなどでオフィス内にいない場合であっても、顧客や取引先とスムーズな電話対応が可能です。
さらに、クラウド電話に加えて、Web会議やチャットなどの機能も一元化されているため、社内外のコミュニケーションがより効率的になり、業務の円滑化や生産性向上にもつながると期待できます。
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※4PBX(構内交換機):ビジネスフォンの主装置と同じように外線と内線を制御する装置。ビジネスフォンの主装置よりも接続できる電話端末の台数が多く、大規模な環境での利用が想定される。
月額利用料はどれくらいかかる?
「ひかりクラウド電話 for Webex Calling」を導入する際の月額利用料は、契約する回線数によって異なります。
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※ご利用には月額利用料のほか、初期費用および通話料・通信料もかかります。
通常プラン(300番号未満)
300番号未満の契約には「通常プラン」が適用されます。
- 1番号目の料金
- UC※5接続基本利用料:220円(税込)/番号
- ひかり電話オフィスA(エース)基本利用料:1,210円(税込)/番号
- 合計:1,430円(税込)/番号
- 2番号目以降の料金(追加番号)
- UC接続追加番号ID接続料:1,320円(税込)/番号
- ひかり電話オフィスA(エース)追加番号利用料:110円(税込)/番号
- 合計:1,430円(税込)/番号
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※この料金に加えて、Webexライセンス料やインターネット接続サービスの月額利用料が別途必要です(初期費用もかかります)。
大規模プラン(300番号以上)
300番号以上の契約には「大規模プラン」が適用されます。
- 基本料金(300番号まで)
- UC接続などを含む一律料金:264,000円(税込)
- 301番号以降の追加料金
- 追加番号ID接続料:825円(税込)/番号
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※こちらも、Webexライセンス料やインターネット接続サービスの月額利用料が別途かかります(初期費用もかかります)。
インターネット接続サービスの月額利用料の目安
「ひかりクラウド電話 for Webex Calling」の利用には、インターネット接続サービスの契約が必要です。以下は「フレッツ 光クロス オフィスタイプ」の料金例です。
- スタンダード(24時間サポート):月額9,350円(税込)
- ライト(7時~22時のサポート利用時間制限あり):月額8,140円(税込)
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※5UC:Unified Communication(ユニファイドコミュニケーション)の略称。異なるツールを使っていたコミュ ニケーションを1つに統合すること。
「ひかりクラウド電話 for Webex Calling」は、初期投資を抑えつつ、電話・Web会議・チャットを統合できる次世代のビジネスコミュニケーションツールです。リモートワークや多拠点展開にも柔軟に対応でき、業務の効率化にも役立ちます。
詳しい費用のお問い合わせなど、お気軽にご相談ください。
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※Webex Callingに設定した固定電話番号は既存のビジネスフォンで利用できません。現在ご利用いただいているオフィスの電話番号を本サービスに移行するか、新たな固定電話番号の取得が必要です。
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※「Webex by Cisco」、および「Webex」は、Cisco Systems,Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における商標登録または商標です。
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※「Webex Calling」はCisco Systems, Inc.が提供するサービスの名称です。
まとめ
発信元の電話番号が表示される「ナンバー・ディスプレイ」は、着信側が安心して電話を受けられるのが大きなメリットです。
さらに、近年のリモートワークのニーズなどにも対応したい場合には、「ひかりクラウド電話 for Webex Calling」もおすすめです。
オフィスの固定電話の電話番号にかかってきた電話を自身のスマートフォンで直接受け取ることができるため、業務効率化やパフォーマンスの向上が期待できます。クラウドでの管理になるため、導入・運用コストが比較的リーズナブルである点も魅力のひとつです。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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