公開日:2023年7月27日
更新日:2025年7月24日
この記事でわかること
- 固定電話がつながらない6つの原因
- つながらないときの5つの対処法
- 電話がつながらない場合の問い合わせ先
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固定電話がつながらない6つの原因
固定電話がつながらない場合、以下の6つの原因が考えられます。
- 相手が通話している
- 着信拒否されている
- ケーブルに不具合がある
- 回線に障害が発生している(光電話の場合)
- ONUに不具合が発生している(光電話の場合)
- 電話機が故障している
この章でそれぞれの原因を確認し、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
相手が通話している
電話機から「プープープー」と音がしている場合、相手が通話中の可能性があります。「プープープー」という音はビジートーンまたは話中音と呼ばれ、通話中の相手にかけていることを知らせるサインです。受話器が外れているなどの場合においても、通話中となります。
かかってきた電話に出ることができなかった時に、急いで折り返してみると、相手と同時にかけてしまっているケースも多いです。故障しているわけではないため、少し待ってから電話すると良いでしょう。
着信拒否されている
電話番号が着信拒否されている場合、「この電話にはおつなぎできません」などの音声が流れ、相手につながりません。着信拒否機能は、一度受けたしつこい営業電話などを拒否するために利用されることがあります。
そのため、電話をかけたことのない相手から着信拒否されることは基本的にありません。また、相手が使っているスマートフォンの「おやすみモード」設定をしている場合でも、電話がつながらないときがあります。
ケーブルに不具合がある
固定電話のケーブルが外れてしまっていたり、断線したりしていると電話がつながりません。また、ショートの状態が発生しても、電話はつながりません。
ショートとは、何らかのトラブルにより正しい回路を通らずに電気が集まってしまい、故障や発熱・発火を引き起こすことです。ショートは以下の場合に発生するため、原因を取り除くことが大切です。
- 重い物の下敷きになっている
- 湿気で水が溜まっている
- 耐用年数を超えて使用するなどして劣化している
一般的なケーブルの耐用年数は7年です。長く使用している場合は、ケーブルを買い換えるだけで直る可能性があります。
回線の混雑や障害が発生している(光電話の場合)
光電話の場合、インターネット回線の混雑や障害などにより、電話がつながりにくくなることがあります。具体的には、以下のような状況です。
- オフィスに導入しているセキュリティソフトが重い
-
通信の処理が遅くなり、通話品質に影響を与える可能性があります。
- 周辺機器が最新の状態になっていない
-
古いルーターなどが原因で、通信が不安定になることがあります。
- ネットワークへのアクセスが集中している
-
回線が混雑する時間帯は通話が途切れたりつながりにくくなることがあります。
混雑や障害などのほか、計画的な設備切替などで寸断されるケースもあります。現在利用している通信回線の光電話サービスに、メンテナンスや工事・故障情報が更新されていないか、公式サイトで最新情報をチェックしてみましょう。
NTT東日本 工事・故障情報
ONUに不具合が発生している(光電話の場合)
光電話ではONUに不具合が発生している場合、電話がつながらないことがあります。ONU(Optical Network Unit)は日本語で「光回線終端装置」と訳され、光信号をデジタル信号に変換する役割があります。
ONUには以下の4つのランプが付いており、消灯箇所により不具合がわかる可能性があります。
消灯箇所 |
不具合の原因 |
認証 |
ONU自体に問題が発生している |
UNI |
ルーターとの接続に問題が生じている |
光回線 |
光ケーブルとONUの接続に問題が生じている |
電源 |
コンセントから電気が来ていない |
正常な場合は全てのランプが点灯しているため、光電話を利用している方は確認してみましょう。
電話機が故障している
現在利用している電話機が以下の状態に当てはまる場合、本体の故障も考えられます。
- 強い衝撃を与えた
- 内部に埃が溜まっている
- 耐用年数を超えている
オフィス用電話機であるビジネスフォンの法定耐用年数は、「6年」です。4~5年以上使用している場合には、経年劣化による故障リスクが高まるため、点検や更改の検討が必要です。
補修期限内であれば、修理対応が可能なケースも多く、費用面でも修理の方が価格を抑えられるでしょう。ただし、補修期限を過ぎた機種は、メーカーによっては修理部品の供給が終了しており、故障時に修理できない可能性があります。特に、業務に直結するビジネスフォンの故障は、業務停止や顧客対応の遅れにつながるリスクがあります。補修期限や耐用年数を確認し、故障前に計画的な買い替え・更改を検討することで、安心して業務を継続できます。
固定電話がつながらないときの5つの対処法
電話がつながらない原因が分かったら、以下の5つの対処法を試してみましょう。
- 時間をあけてもう一度かけ直す
- ケーブルの接続状況を確認する
- ONUを再起動する
- サポートセンターに問い合わせる
- 電話機を買い換える
この章で、ご自身の状況に合わせた対処法を確認してみてください。
時間をあけてもう一度かけ直す
相手が通話中の可能性が高い場合は、時間をおいてから再びかけ直すとつながることが多いです。ただし、「時間をあけて掛け直してもつながらない」「プープープーという音すらしない」場合には、電話機やケーブルの故障の可能性があります。
ケーブルの接続状況を確認する
ケーブルが電話機やコンセントから外れることでつながらないケースもあるため、抜けや緩み、断線が起きていないかなどの接続状況を確認してみましょう。ケーブルの経年劣化の場合には、新調するのもおすすめです。
商品によっては、ノイズ対策や断線対策されているものもあります。断線で電話がつながらないこともあるため、あらかじめノイズや断線が対策されたケーブルの使用がおすすめです。
ONU(光回線終端装置)を再起動する
光回線の不良が疑われる場合には、ONUの再起動を試してみましょう。一般的には以下の手順を行うことで、再起動できます。
- ONUの電源ケーブルを抜く
- 数分待ち、ランプの消滅を確認する
- 電源ケーブルを差し直す
- ランプの点灯を確認する
使用中のONUの説明書を確認し、正しい再起動方法で試してみてください。再起動しても回復しないときは、利用中の回線事業者に問い合わせてみましょう。
サポートセンターに問い合わせる
原因に合わせた対処法を試してもつながらない場合、通信事業者のサポートセンターに問い合わせてみましょう。問い合わせるときは、以下のような情報を伝えることが大切です。
- いつからつながらないのか
- 試してみた対処法
- つながらないときの受話器の音など
適切な対処法を提案してもらうために、詳しく状況を伝えられるようにしておきましょう。
故障に関する手続きは「Web113」にて受付しています(NTT東日本ご契約者さま向け)
電話機を買い換える
電話機本体が故障している場合には、買い換えを検討することが重要です。
特にビジネスフォンの場合、同じメーカーでも複数のシリーズが発売されており、機種や型番が異なると正常に動作しない可能性があります。オフィス用の電話機が故障すると、業務に支障をきたすリスクがあります。少しでも不具合を感じたら、早めに適切な機種への買い替えを進めることが、スムーズな業務継続につながります。
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まとめ
固定電話がつながらない場合には、相手側の通信状況や、電話機やケーブルの故障など、さまざまな原因が考えられるため、まずは機器の再起動や、ケーブルの接続確認、故障受付に問い合わせるなどを行い、必要に応じて電話機の買い替えを検討しましょう。
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