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遠隔診療のメリット・デメリット9選!とオンライン診療との違いと導入の流れも紹介

  • 2023.5.09 (火)
    Posted by NTT東日本

遠隔診療のメリット・デメリット9選!とオンライン診療との違いと導入の流れも紹介

インターネットの普及やCOVID-19の流行をきっかけに、遠隔診療に対するニーズが増え、導入を検討する医療機関が増えつつあります。遠隔診療を導入したいが、準備すべきものなどが十分に理解できていない担当者の方もいるのではないでしょうか。

遠隔診療には、遠隔地の患者のフォローが可能、治療方針を立てやすいなどのメリットがあります。しかし、患者・医師ともにICT環境に不慣れな人の作業が難しく、診察できる疾患が限られることなどが導入への課題となっています。

今回の記事では遠隔診療の概要やメリット・デメリット、準備すべきものなどを解説します。遠隔診療の導入を検討している医療機関の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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遠隔診療とは?オンライン診療との違いも解説

遠隔診療とは、ビデオチャット機能などを使って診察を行うことです。この章では、遠隔診療の概要やオンライン診療との違いなどを解説します。導入を検討している人は、まずは遠隔診療とは何かを理解しましょう。

遠隔診療とは

遠隔診療とは、患者と医師をインターネットでつなぎ、ビデオ通話やチャット機能などを使って診察することです。パソコンやスマートフォン・タブレットのデバイスを使って非対面で診察できるため、COVID-19の流行をきっかけに導入を検討する医療機関が増えました。

遠隔診療は、診察の予約から処方、決済まですべてがインターネット上で完結します。もともとは、医療機関が少ない離島や僻地に住んでいる人が対象でしたが、厚生労働省の規制緩和やインターネットの普及などによって遠隔診療が少しずつ普及しています。

オンライン診療との違い

遠隔診療と似た言葉で「オンライン診療」があり、これらは同じ意味を持ちます。厚生労働省が1997年に離島や僻地の人などへ遠隔診療を行うことを認める通知を出し、2018年の診療報酬改定の際に「オンライン診療」に用語が統一されました。

別の言葉で「遠隔医療」という言葉があり、これはインターネットを利用して行う医療行為のことを指します。遠隔診療は、遠隔医療のうち診察や処方などをリアルタイムで行う行為を指します。

遠隔診療の推進を進める上で、さらに詳しく知りたい人は、ぜひ以下のリンクから資料をダウンロードしてみてください。

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遠隔診療のメリット5選

遠隔診療の導入は、患者と医師の両方にメリットがあります。この章では、遠隔診療のメリットを解説します。遠隔診療を導入することでどのような変化があるのか、確認してみましょう。

患者の負担軽減

遠隔診療は、通院不要でインターネット環境さえ整っていれば場所を問わず診察が可能です。そのため、診察の待ち時間が発生しません。また、インターネット上で会計まで完結するため、支払いまでスムーズに終えられます。通院のときに待ち時間が長いことが患者の負担となっていましたが、遠隔診療を利用することで軽減可能です。

また、場所を問わず診察ができるため「体調が悪く動けない」「忙しく病院まで行く時間がない」という人でも受診しやすいメリットがあります。診察を受けやすいため、通院の継続率向上が期待できるでしょう。さらに医師側のメリットとして、定期的に診療を受けてもらうことで症状の変化が把握しやすい点も挙げられます。

感染症の予防

病院は、医療機関という特性上、風邪やインフルエンザ・新型コロナウイルス感染症などの感染リスクがあります。しかし、遠隔診療は通院の必要がなく患者と接する機会がないため、患者・医師ともに感染症の予防ができます。

また、小さいお子様や高齢者など免疫力の弱い人がいても、遠隔診療ならば安心です。感染リスクが高いと受診をためらってしまう方もいますが、遠隔診療ならば気にせず安心して診察を受けられます。

遠隔地の患者も受診できる

遠隔診療は、場所を問わず診察を受けられるので遠隔地の患者もフォロー可能です。遠隔地で通院に時間がかかる患者は、スケジュール調整をする手間を減らせます。その他にも、日帰り手術の事前・術後フォローも、遠隔診療ができれば通院回数が減り患者の負担を減らせるでしょう。

さらに、患者側からすると、引っ越しなどがあってもかかりつけ医に診てもらえるメリットがあります。引き続き症状を良く理解している医師に診てもらえるため、安心できます。

事務の負担軽減

遠隔診療は予約や受付、会計など手続きがすべてインターネット上で完結するため、事務担当者の負担を減らせます。遠隔診療でも、患者登録や予約の確認、処方箋の対応などの事務作業が必要です。

しかし事務担当者が作業に慣れれば、空いた時間や忙しくないタイミングにまとめて処理できるため、業務負担軽減につながります。また、空いた時間に処理できるため、業務負荷の分散にもつながるでしょう。

事前問診ができるので治療方針を立てやすい

遠隔診療では、診察前に患者に問診票を入力してもらい事前に確認できるため、治療方針を立てやすいメリットがあります。また、診察をしながら問診を行うと、その分時間がかかったり十分な情報を得られなかったりします。

対面診療と同様に診察経過がすぐに確認できるため、診療がスムーズに行えるでしょう。遠隔診療では、患者が自宅にいながら診察を受けるケースが多いです。ビデオ通話で患者の普段の生活の様子が把握できるので、日常生活に合わせた治療方針・医療を提供しやすくなります。

遠隔診療のデメリット4選

遠隔診療には、検査や処置ができない点や診察できる疾患が限られるなど、気を付けるべきポイントがいくつかあります。この章では、遠隔診療のデメリットを解説します。遠隔診療の導入を検討している担当者の方は、気を付けるポイントを確認しておきましょう。

検査や処置ができない

レントゲンや呼吸器検査・血液検査などの検査や、負傷して処置が必要な場合でも、遠隔診療では対応できません。また、緊急性が高い疾患の場合も、遠隔診療では対応が難しいケースが多いです。

これらのような検査や処置が必要なケースは、遠隔だけではなく対面診療と組み合わせて実施する工夫が必要です。

診察が難しい疾患がある

聴診や触診ができないため、遠隔診療に適さない疾患があります。例えば、以下の疾患が該当します。

  • 切開や縫合などの処置が必要な傷病
  • 腹痛や頭痛、呼吸器疾患などレントゲンや呼吸器検査が必要な症状

一方、以下の症状のような症状は遠隔診療でも対応可能です。

  • 症状が安定している高血圧症や花粉症、生活習慣病の継続治療
  • 軽度の咳・湿疹 など

また、遠隔診療では検査ができないため、自覚症状を患者に確認することになります。対面診療にくらべて情報が少ないため、遠隔では詳細な診断が難しいケースもあります。

コミュニケーションが取りにくい

遠隔診療は画面越しに診察を行うため、スムーズにコミュニケーションが取れない一面があります。例えば、耳の遠い高齢者の診察を行う場合、対面診療であれば医師側が近くに寄るなどしてコミュニケーションが取れますが、遠隔診療では相手側に音量を調節してもらわなくてはいけません。

また、症状によっては、ビデオ通話だけでは状態が伝わりにくいケースがあります。ビデオ通話よりも写真や動画で確認した方が分かりやすいケースも考えられるため、遠隔診療で使用するツールの選択もとても重要です。

ICTツールに不慣れな方の受診が難しい

遠隔診療を行うためには、デバイスやシステムを操作しなくてはいけません。そのため、医師・患者ともにICTリテラシーが必要となり、遠隔診療を受けられる人が限られてしまうデメリットがあります

デバイスやシステムの操作に不慣れな人でも遠隔診療を受診できるよう、必要に応じてマニュアルや資料の作成・配付をおすすめします。

また、遠隔診療ではインターネットの回線が不安定だと円滑に診察が受けられない可能性があるので、通信環境を整えておくことが大切です。

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遠隔診療の安定利用・高度化を支えるインフラ『ローカル5G』について

前述での記載のとおり、円滑な遠隔診療、更には高精細映像等を活用した患者の状況把握の高度化の実現にあたっては、より安定した高速大容量ネットワーク環境が必要となります。

昨今、高速大容量、超低遅延、多数同時接続といった特徴をもつ「第5世代移動通信システム」を企業や自治体等で構築・利用できる「ローカル5G」が新たな無線ネットワークとして注目されています。この章ではローカル5Gの概要について簡単に紹介します。遠隔診療をご検討されている病院の方は、ぜひ参考にしてください。

ローカル5Gの概要

ローカル5Gとは「高速大容量(10Gbps)」「超低遅延(1ミリ秒程度の遅延)」「多数同時接続(100万台/k㎡の接続機器数)」といった特徴をもつ「第5世代移動通信システム」を企業や自治体が携帯通信キャリアに依存せずに、自社の敷地に自ら構築・運用できる、独自の5Gネットワークを指します。パブリック5Gのエリア展開が進まない地域でも、独自に5Gシステムを構築・利用することが可能となります。

ローカル5Gの主な特徴としてあげられるのは、以下の3つです。

  1. 免許に守られ、かつ自社専用のため、干渉や他の利用者影響がなく、「高速大容量通信を安定的」に利用できること
  2. 上り・下りの速度比率をカスタマイズできること
  3. SIM認証により強固なセキュリティの下でネットワークを利用できる

将来的には、超低遅延、多数同時接続といった技術の実装も見込まれています。

ローカル5Gを活用した域医療連携・遠隔医療

地方の病院では専門医が不足しており、他の医療機関と連携し遠隔医療を実現できれば改善につながります。遠隔地にいる専門医と、リアルタイムに検査データと高精細映像を用いて患者情報を共有する事で、現地病院内にいる医師や看護師への指示(診療やリハビリ指導等)が可能となります。

ローカル5Gを用いることで、4Kの高精細映像の安定伝送を可能とし、患者の顔色や血液の色などHD映像だと把握できなかった状況を、より正確に把握する事が可能となります

地方の病院では専門医が不足しており、他の医療機関と連携し遠隔医療を実現できれば改善につながります。遠隔地にいる専門医と、リアルタイムに検査データと高精細映像を用いて患者情報を共有する事で、現地病院内にいる医師や看護師への指示(診療やリハビリ指導等)が可能となります。

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ローカル5Gを導入するならNTT東日本のサービスがおすすめ

NTT東日本はローカル5Gの導入から運用まで一貫してサポートしています。お客様だけでは困難な免許申請やネットワーク構築・運用を支援し、利用方法の提案や活用のアドバイスなども行っています。

また、NTT東日本では、キャリアグレードの本格的な5Gスタンドアローン機能を、事前手続きから運用までトータルITOをワンパッケージにし、従来価格の1/5(月額30万円~)でご利用できるマネージド・ローカル5Gサービス「ギガらく5G」を提供しております。ローカル5Gは導入する企業によって、利用方法、利用エリアが大きく異なります。

NTT東日本では、高品質かつ低廉なサービスの提供や多様なローカル5Gシステムの構築経験からお客様のニーズやユースケースをしっかりヒアリングした上で、要望を反映したサービス、多様なシステムをご提案、提供することができます。NTT東日本が提供するギガらく5Gのサービス概要、ローカル5Gの取り組みについてより詳しく知りたい方は、以下をご確認ください。

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遠隔診療導入のために必要なもの

遠隔診療を導入するために必要なものは、以下のデバイスやシステムなどです。

  • パソコンやスマートフォン、タブレットなどのデバイス
  • インターネット環境
  • カメラやマイク(デバイスに内蔵されている場合は不要)
  • 遠隔診療用のシステム・アプリ

また、遠隔診療を導入するときには厚生局へ届け出が必要です。デバイスやシステムの用意と併せて届出書類の準備も進めましょう。

ほかにも遠隔診療を行う場合、厚生労働省が定めた「オンライン診療の適切な実施に関する指針」にて医師は研修を受講することが義務づけられています。研修では、デバイスや情報セキュリティ、指針などの必要な知識習得を行います。医師以外の医療スタッフ向けにも研修が用意されているので、必要に応じて受講しておきましょう。

遠隔診療を導入する流れ

遠隔診療を導入するときの流れは、以下のとおりです。

  1. 遠隔診療用のアプリ・システムの購入
  2. アプリ・システムのセットアップ
  3. 厚生局へ届出書類を提出する

アプリ・システムを購入したら、パソコンやタブレットなどデバイスを使って正常に動くか確認しましょう。併せて、マイクやカメラも問題なく使用できるかテストを行ってみてください。特に音声の聞き取りやすさや映像の見やすさは遠隔診療において重要なので、十分に確認しておきましょう。

また、遠隔診療を行うためには、厚生局へ届け出が必要です。詳細は、各地域の厚生局ホームページをご覧ください。実際に遠隔診療が開始されたら、対象となる患者を決めてオンライン診療計画書を作成し、同意を得ます。患者には遠隔診療について十分に説明し、理解いただいたうえで行いましょう。

まとめ

遠隔診療とは、医師と患者をインターネットでつなぎオンライン上で診察を行うことを指します。遠隔診療には、患者・事務担当者の負担が減らせることや、事前問診で治療計画を立てやすいなどのメリットがあります。一方で、検査や処置ができなかったり診察が難しい疾患があったりするため、対面診療と組み合わせて行うなどの工夫が必要です。

COVID-19の流行やインターネットの普及などをきっかけに、遠隔診療のニーズは高まっています。これからの新しい医療の形として、遠隔診療は少しずつ広まっていくでしょう。

遠隔診療についてさらに詳しく知りたい方は、以下から無料で資料がダウンロードできるのでぜひご覧ください。

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