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ナガヤス工業株式会社さま:ギガらくカメラで現場の管理を効率化。働きやすい環境で建設DXを進めていく

クライアントさまご紹介

ナガヤス工業株式会社
代表取締役
大根田 長政さん

未来の土木推進室
佐々木 貴幸さん

埼玉県草加市に本社を置き、県や市の公共事業を中心に土木建設工事を手がけるナガヤス工業株式会社。建設業界でも人手不足が叫ばれる中、現場監督・作業員が共に働きやすい環境づくりに力を入れてきました。そこで大きな力を発揮しているのが、現場で活躍するギガらくカメラです。解決すべき課題から導入のビフォア・アフター、さらに建設DX化実現に向けた期待までを伺いました。(取材2022年11月)

「ナガヤス工業」公式サイトはこちら

土木建設業界では、ICTを活用した現場の効率化、高生産化をめざした取り組みが進んでいます。ナガヤス工業は、3Dスキャナーを駆使したICT測量に加え、建設機械にICT機器を搭載し、位置情報によってオペレーターの操作を支援するICT施工をフル活用、生産性向上に務めてきました。

26名の社員をリードし、ICT化に尽力する代表取締役の大根田さん、未来の土木推進室で現場のICT化、業務改善を進める佐々木さんが語るカメラ導入のビフォア・アフターからは、作業を効率的に実施できる、風通しの良い明るい現場が見えてきます。作業員と現場監督が力を合わせ、いきいきと働く労働環境には、ギガらくカメラが大きな役割を果たしているようです。

社内外の課題を遠隔監視で解消し、みんなで伸びていく

――護岸工事や道路舗装、水道管の取り替えや橋の補強など、暮らしを支えるインフラの工事現場でギガらくカメラを導入されていますが、現場にはどのような課題があったのでしょうか。

大根田さん:大きく分けると「社外」「社内」で課題がありました。まず、社外に向けた業務課題で「遠隔臨場への対応」があります。私たちが携わる公共事業では、発注者が材料の確認、現場への立ち会いを行う「臨場」が必須です。昨今、発注者が現場に直接行かずに映像・音声などを通して臨場を行う「遠隔臨場」が導入されるようになってきました。受発注者双方の手間を省き、働き方改革にもつながることから、これからの主流になっていくでしょう。そこで、精度の高いウェアラブルカメラの必要性が浮上してきたのです。

佐々木さん:社内の課題では「業務改善」「人材育成」「安全管理」が挙げられます。まず、現場監督の労務環境の改善です。監督は現場事務所で提出書類をまとめるなど、デスクワーク作業が必須です。同時に、現場で作業員に指示を出したり、進捗を見守ったりする監督業務も欠かせません。これまでは現場作業が終わった後で内勤作業に入ることになり、どうしても長時間労働になりがちでした。その構造を変えるためには、現場を遠隔で見守り、作業員と意思疎通できる環境を考えなければなりません。

また、ICT建機の導入を進める私たちには、作業の方法や手順の標準化、マニュアル化も喫緊の課題でした。経験が少ない作業員に習熟者がつきっきりで指南しなければならないようでは、ICT化を進める意味がないからです。遠隔での指導はもちろん、作業の映像を活用したマニュアル化も検討事項になります。また、保安上で問題となるポイントの抽出や、トラブル発生時の振り返り確認など、現場監督を含めて現場を見守る安全管理の高度化も、合わせて考えていかなければならない課題です。

――土木工事現場における業務改善や人材育成、安全管理といった課題がわかりました。これまではどのように対策を進めてきたのでしょうか。

佐々木さん:上記の課題を解決するため、遠隔監視を担うカメラの導入を進めました。まず考えたのは、スマートフォンとアプリを利用して現場の模様をストリーミング配信するという手段です。しかし、設定が煩雑な上に通信も不安定。ストリーミングの映像には遅延があり、双方向の連絡には難がありました。複数の現場を同時に監視することも難しく、解像度も満足のいくものではなかったですね。また、野外での活用はスマートフォンのバッテリーが保たない上、日射によって熱暴走してしまうことも。建設現場での運用には限界を感じていました。

大根田さん:クラウド型のカメラサービスをリサーチしていましたが、どれもレンタルでの運用が前提となっており、コスト面で採用には至りませんでした。そこで建設DXの展示会をチェックしていたところ、ギガらくカメラの存在が候補に上がったのです。ランニングコストが下げられますし、トライアル導入では映像の画質も精細でした。使い勝手も建設現場に向いていると判断し、本格的な導入に踏み切ったのです。

双方向のコミュニケーションで建設工事現場の負荷を軽減する

――ギガらくカメラは、現場でどのように活用されていますか。管理画面の使い勝手と合わせてお聞かせください。

佐々木さん:土木建設工事の現場にLTEカメラを導入し、定点撮影で活用しています。三脚などで安定して固定できるほか、作業員の身体に装着するウェアラブルカメラ本来の使い方もできており、機動力の高い運用ができています。

導入前に比べて画質も向上し、通信の遅延もないため、現場を確認しながらのコミュニケーションにも支障はありません。現場の作業員からは「電源を入れるだけで接続ができ、設定のストレスがない」と、スムーズな使い勝手が高く評価されています。バッテリーの保ちも良く、1日の作業時間をしっかりとカバーできています。

大根田さん:本社オフィスには大型のモニターを設置し、6現場を同時に確認できる体制を整えました。現場名、時刻も表示されるので、リアルタイムの確認はもちろん、振り返りにも役立っています。管理画面もWebブラウザ感覚で、誰でも直感的に操作できる仕様が快適です。

※ 遠隔確認にはカメラ設置場所と外出先の両方にインターネット接続環境が必要です。
※ スマートフォンやタブレットでのご利用の場合、専用アプリが必要です。
※ インストールした専用アプリへのプッシュ通知を行います。

――ギガらくカメラの導入により、現場の労働環境はどのように変わってきているのでしょうか。

佐々木さん:監督は現場事務所にいて、内勤作業と平行して作業を見守ることができるようになりました。これが長時間労働の抑止につながり、ワークライフバランスの向上につながっています。建機は一度作業が止まると、時間的にもコスト的にも大きなロスになりますので、使用法などの確認をタイムリーに行うことができ、生産性は目覚ましく向上しています。

大根田さん:人材育成の活用としては、熟練作業員の作業映像を編集し、若手メンバーに毎朝発表する機会を設けています。作業の留意点やコツなどを映像によって共有することで、スピード感のある成長につながっていますね。現場の全景だけではなく、作業員の手元も撮影できるウェアラブルカメラのメリットを感じています。

離職率を下げ、従業員がいきいきと働ける生産性の高い現場へ

――現場スタッフも高く評価する中で、ギガらくカメラに改善を望む点はありますか?

佐々木さん:遠隔映像の共有には、メールアドレスによるシェア機能を活用しており、使用感はもちろん、実践性にも大変満足しています。建設現場で使いこなすものですから、期待するのは機動力のさらなる増強です。マニュアルの素材として、熟練作業員の目線で作業風景を撮りたいと考えています。ヘルメットの装着やネックストラップといった方法を考えていますが、手ぶれ補正の機能なども加わると、より使いやすくなりそうです。さらなる機能の向上に期待しています。

――ギガらくカメラへの大きな期待を感じました。さらなる運用を進めていく上で、今後の活用について展望をお聞かせください。

佐々木さん:ギガらくカメラの運用には大きな成果を感じており、現場用に増設を進めています。作業員が稼働する面積は広大で、複数のカメラでカバーしなければならない現場もあるからです。私たちはICT施工をフル活用することで、1人で多様な作業がこなせる多能工の育成をめざしています。

建設業は慢性的な人材不足が続いており、離職率の高さも懸念されています。私たちは労働環境を向上し、ワークライフバランスも考えたことで、離職率の低下を実現できています。ただ、多能工の育成であっても、労働環境の改善にしても、基盤になるのは生産性の向上です。建設DXを進める中、ギガらくカメラは重要なピースになっていくでしょう。

大根田さん:夏季の猛暑が深刻になり、建設工事現場の労働環境は年々厳しいものになりつつあります。私たちは屋外の人力作業をできるだけ減らすべく、建機のICT化に力を入れてきました。ICT建機は人工衛星から受信する位置情報と3次元設計データを基に掘削作業などを効率化し、現場に必要な人員を減らすことができます。現在、北欧から最新のICT対応建機アタッチメントを輸入し、さらに効率的な工事を進めるための企業努力を重ねてきました。

これは重機などのハードにとどまらず、ソフト面でも同様です。たとえば熟練作業員の人事査定においては、蓄積した技能を抱え込まず若手に積極的にノウハウを共有、その技術を指南すればするほど評価が上がっていく仕組みを導入しています。こうした評価システムの活用にも、ウェアラブルカメラの映像を活用したマニュアル、作業の標準化が大きな力になります。ギガらくカメラをさらに使いこなし、従業員がいきいきと働き、ポテンシャルを発揮できる現場をめざしていければと思います。

※上記の事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。

導入事例概要

導入目的

  • 建設工事現場と現場事務所をつなぎ、業務効率を向上したい
  • ウェアラブルカメラの映像を活用して技術を共有、継承したい
  • 発注者への報告、確認を遠隔でこなす遠隔臨場に対応したい

導入した結果

  • 現場監督の負担を減らし、労働環境が改善できた
  • 録画映像を従業員が編集し、若手メンバーに共有できた
  • 遠隔臨場にスムーズに対応し、受発注者双方の負荷を軽減できた

導入カメラ

なぜギガらくカメラに決めたか

  • 通信設定や設置の手間がかからない
  • ランニングコストが低く運用できる
  • 高画質な映像と直感的な操作を可能にする管理画面

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