スモーカーズカフェ・ブリケ 大手町プレイス店さま:映像解析オプション「PLACE AI」で、カフェの混雑状況を見える化。待ち時間の緩和とクリーンな分煙環境を確立する
クライアントさまご紹介
株式会社元林
ブリケ部門 部門長
堀江 哲也さん
ブリケ部門 課長
津島 和希さん
改正健康増進法が全面的に施行された2020年4月以降、コロナ禍も重なったこともあり、屋内・屋外を問わず分煙環境の確立が求められています。喫煙具の販売を通して愛煙家に寄り添ってきた元林は、喫煙者のニーズに応えつつ、非喫煙者にストレスをかけないクリーンな分煙環境を実現すべく、『SMOKERS' CAFE BRIQUET(スモーカーズカフェ・ブリケ)』を展開してきました。2022年8月、DXカフェとしてリニューアルオープンした大手町プレイス店では、セルフレジを全面的に導入して非接触オーダーを実現。さらに、ギガらくカメラと映像解析オプション「PLACE AI」を活用し、店内の混雑状況を遠隔で確認できるシステムを導入しています。スモーカーズカフェのDX化にあたってギガらくカメラを導入した背景、「PLACE AI」の活用について伺いました。(取材2022年10月)
「スモーカーズカフェ・ブリケ 大手町プレイス店」公式サイトはこちら1905年の創業以来、元林は愛煙家に欠かせない喫煙具を販売してきました。現在はスモーカーズカフェの運営など事業の多角化を進めていますが、シガーやシャグ(手巻きたばこ)、パイプをはじめとして喫煙の新しい世界を紹介し、小粋なライターや携帯灰皿といったスモーキングアクセサリーも販売するなど、喫煙の新しいスタイルを提案しています。都市では「喫煙難民」になりがちな愛煙家に寄り添いつつ、非喫煙者とも共存するため、『SMOKERS' CAFE BRIQUET』の旗艦店・大手町プレイス店ではDXを推進。セルフレジの導入、ギガらくカメラと映像解析オプション「PLACE AI」の活用により、喫煙者が利用しやすく、スタッフも働きやすい環境を整えています。カフェを担当するブリケ部門の部門長を務める堀江さん、各店のスーパーバイザーを務める津島さんは、「ギガらくカメラとPLACE AIはわが社のDX戦略に欠かせません」と口を揃えます。
スモーカーが安心して利用できるよう、ギガらくカメラで店舗DXを推進
――スモーカーズカフェを運営される中、旗艦店の大手町プレイス店をDXカフェとしてリニューアルされました。ギガらくカメラ、PLACE AIの導入を進めた背景をお聞かせください。
堀江さん:わが国の喫煙率は年々減少してはいるものの、習慣的に喫煙している方の割合は16.7%*と計測されています。コロナ禍によって屋外の喫煙スペースも撤去が進み、喫煙者は屋内でも屋外でもたばこが吸いにくい状況になっています。私たちは1905年の創業以来、100年以上に渡って喫煙具を販売してきました。愛煙家の方々に寄り添いつつ、愛煙家のみなさんに支えられて事業を続けてきたのです。
*厚生労働省「国民健康・栄養調査」(2020年2月)
そこで、今こそ喫煙者の想いやニーズに応えたサービスを提供したい――そんな考えから、私たちは『スモーカーズカフェ・ブリケ』を展開してきました。ブリケはフランス語で「ライター」を意味する単語です。約2分に1回のサイクルで店内の空気を入れ替えるなど、店内環境はクリーンに。これにより、愛煙家はもちろん、喫煙しない方たちにも迷惑をかけることなく、両者が共存していけるクリーンな分煙環境をめざしてきました。そして、コロナ対策を踏まえてお客さまにさらなる利便性を提供すべく、2022年に旗艦店の大手町プレイス店をリニューアル。DXをコンセプトに新しいサービスを導入したのです。
津島さん:DXカフェとしてリニューアルした大手町プレイス店は、新たにセルフレジを2台増設し、非接触のオーダーができるようになりました。コロナ禍では金銭の受け渡しに抵抗がある方もいらっしゃいますから、衛生面でも安心感がアップします。そして、オーダーから商品提供までの待ち時間を短縮し、利用者の利便性を高めています。オペレーションの自動化を進め、スモーカーズカフェとして、良い喫煙体験の提供に注力できるようになったのです。
――DXカフェとしてのリニューアルにあたり、ギガらくカメラの導入が決まったわけですね。映像解析オプション「PLACE AI」の利活用という点では、どのような役割を期待されていましたか。
津島さん:ギガらくカメラの導入には、厨房から店内の状況を把握するため、そしてお客さまが事前に店の混雑状況を把握できるように、という狙いがあります。PLACE AIはギガらくカメラの映像解析オプションで、店内の混雑状況をリアルタイムに「見える化」することができるのです。ホールの様子を映像で見ながら接客サービスに注力でき、映像データも残せる環境には安心感があります。
店内の把握・周知に運用しつつ、労働環境も向上
――カメラサービスを検討される中、ギガらくカメラにはどのような優位性を感じていましたか?
堀江さん:当初は防犯カメラ、監視カメラとして導入を検討していましたが、DXカフェのコンセプトに沿ってICTツールの導入を検討する中で、混雑状況のリアルタイムでの発信を考えるようになりました。以前からWi-Fiや電話などの通信面でNTT東日本とは関係があり、営業担当者からギガらくカメラを提案され、好感触を抱きながら検討を始めました。私たちもリサーチを進める中、カメラによって顔を認識し、リピーターを識別するようなプロダクトは他社にもありましたが、店舗状況をプライバシーに配慮して可視化できるものは見当たりませんでした。その点で、ギガらくカメラとPLACE AIのマッチングは唯一無二だったのです。
――ギガらくカメラの運用体制、実際の使い方についてお聞かせください。
堀江さん:厨房から店内の模様をチェックできるほか、ブリケ部門のメンバーにもカメラを閲覧する権限を付与しています。ただ、メインの運用はPLACE AIを活用した混雑状況の発信です。サイト上からは1分間隔の配信により、ほぼリアルタイムで店舗の混雑状況がわかります。店内の映像は大手町プレイス店のサイト上に掲載され、「混雑状況」として表示しています。ただ、検知したお客さまは画面では人型の画像に置き替えられた上で表示されるため、利用者の方のプライバシーに配慮することができるのです。こうして、お客さまには事前に混雑状況を確認いただけるようになり、店内での待ち時間を緩和し、密を防ぐ仕組みが確立できました。
――セルフレジなどの導入によるDXはお客さまだけではなく、店舗で働くスタッフにもメリットをもたらしたそうですね。
津島さん:そうですね。大手町プレイス店は愛煙家のビジネスパーソンに支持をいただき、リニューアル前から常に混雑が続いていました。DX化は混雑状況を周知し、レジ会計のスピードアップを進めるものです。それはオペレーションの効率化にもつながり、スタッフにもメリットがあります。当社はワークライフバランスを重んじており、メンバーに負荷をかけず、働きやすい環境もめざしてきました。セルフレジの導入に加え、ホールの状況を厨房からチェックする体制を整備したことで、店舗スタッフの生産性が向上。従来から1名減らした2名体制で店舗を回せるようになりました。安心して働ける労働環境を実現する上でも、ギガらくカメラの役割は大きいと考えています。
DXカフェをモデル化し、ビジネス街で展開していきたい
――ギガらくカメラが労働環境の向上にも大きな役割を果たしていることが分かりました。カフェの運営・管理を担うブリケ部門として、今後の課題を教えてください。
津島さん:設置当初は店内を見渡す上で死角もありましたが、NTT東日本のきめ細かいサポートにより、スピーディーに調整することができましたので、現在は導入前のイメージ通りに運用できています。今後も、運用を進める中で改善ポイントが出てくるでしょうが、サポートを頼りにしながら知見を積み重ね、円滑に運用していければと考えています。
デジタルについてのリテラシー、知識はスタッフによって濃淡がありますが、現場での運用には全く問題がありません。直感的に操作できる管理画面、PLACE AIの運用を含め、汎用的に導入、展開できるのもギガらくカメラの強みでしょう。
――飲食・カフェ業界にもDXの波が押し寄せる中、ギガらくカメラやPLACE AIをはじめとするICTツール、デバイスをどのように活用されていきますか。今後のDX化の展望をお聞かせください。
堀江さん:タイムリーな情報発信を可能にするギガらくサイネージの設置や、ギガらくWi-Fiをハイスペックで導入するなど、ICT環境の整備をスピーディーに進めているところです。ギガらくカメラをはじめ、さまざまなデバイスを走らせているので、高速・大容量に対応した通信環境は必須のものになるでしょう。NTT東日本はギガらくカメラとPLACE AIのマッチングを提案してくれたように、ICTツール、サービスやその組み合わせに知見があります。今後も情報共有を密にし、タイムリーな提案をその都度検討しつつ、さまざまなシーンでDX化を推進していきたいと考えています。
大手町プレイス店のオペレーションをベースに、ギガらくカメラ・PLACE AIのセットを「ビジネス街仕様のスモーカーズカフェ」のモデルとして構築していくのが、私たちブリケ部門のビジョンです。まずは、大手町エリアのビジネスビルに「スモーカーズカフェ ブリケ」を展開していく予定です。そのためにも、大手町プレイス店の実証、運用には重きを置いているわけです。
さらに、私たちはカフェ業態にとどまらず、喫煙を通した快適な空間づくり、楽しい体験や交流などを発信し、愛煙家が交流したり、情報交換をできたりする「場」づくりをオンライン/リアル店舗の双方で考えています。店舗におけるリアルなコミュニケーションやECサイトの活用はもちろんですが、今後はメタバースなどの仮想空間も存在感を増してくるでしょう。ギガらくカメラやPLACE AIなどのオプション、そしてハイスペックな通信環境を基盤に、愛煙家も、非喫煙者も楽しめるような提案を続けていければと考えています。
※上記の事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。
※取材当初より対象のカメラが終息している場合があります。
導入事例概要
導入目的
- セルフレジ導入に際して厨房からホールを監視したい
- 店内の混雑状況を利用者に案内したい
導入した結果
- 店内の状況を厨房からチェックできるようになった
- 混雑状況を事前に利用者が確認することで待ち時間を緩和し、密を防げた
- オペレーションの効率化により、スタッフが働きやすい環境ができた
導入カメラ
- CC-2L ×3台 + PLACE AIオプション ×2台
なぜギガらくカメラに決めたか
- 高精細な映像により店内の状況をきめ細かく確認できる
- PLACE AIによりプライバシーに配慮しつつ混雑状況を周知できる
- 直感的な操作とサポートでシステム専任担当者がいなくても導入・運用できる
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