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富士吉田市さま:市民の安心・安全を支え、プライバシーにも配慮。街頭防犯用として活躍する

クライアント様ご紹介

富士吉田市
企画部 安全対策課
堀内 香さん

雄大な霊峰を望む富士吉田市は、富士北麓地域の中枢として存在感を発揮しています。ギガらくカメラの導入を進めたのは防災・防犯を担う安全対策課。市内15か所に街頭防犯カメラとして設置し、市民の安心・安全を支えています。導入の背景と運用の実態、各方面の評価について伺いました。(取材2021年9月)

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富士山の北、富士五湖の東に位置する富士吉田市。「富士山信仰のまち」として古くから栄え、現在は富士観光の玄関口として国内外の観光客を集めています。市の安全対策課は防災、消防、交通安全・防犯の3部門を備え、市民の生命・財産を守る取り組みを続けてきました。ギガらくカメラを導入し、「街頭防犯カメラ」として運用するのが交通安全・防犯担当です。

街頭防犯カメラは令和元年度(2019年)に予算化され、同年10月にプロポーザル方式でギガらくカメラの導入が決定。翌年3月から運用がスタートしています。担当の堀内さんに、導入にあたっての経緯、運用スタイル、そして今後の展望について語っていただきました。

ネットワークカメラのメリットを生かし、「監視」ではなく「防犯」として活用

──富士吉田市は登下校の子どもたちの安全を支える見守り活動に力を入れており、シニアや保護者有志のボランティアが活発と伺っています。ギガらくカメラの導入を検討した背景、抱えていた課題についてお聞かせください。

子どもたちが犯罪被害に遭ったり、いたましい交通事故に遭ったりというケースは全国で発生していますが、その多くは子どもだけで行動しているとき、あるいは人の目が少ない状況で起こっています。こうした犯罪や事故を防ぐためにも、登下校の子どもたちに目を行き届かせる見守り活動は欠かせません。当市も平成18年度(2006年度)から市内全域の巡回、学校周辺の見守り活動を自治会、シニアクラブ、保護者有志などのボランティア活動で実施してきました。

しかし、人口減少や高齢化の進行によってボランティアスタッフも年々減ってきました。限られた人員で、いかにして「安心・安全なまち」を実現するかが大きな課題になってきていたのです。効率的に見守るということ、つまり人の目とはまた違ったかたちで「子どもたちに目を行き届かせる」ことも考えなければなりません。そこで挙がった選択肢の一つが「街頭防犯カメラ」の導入でした。まずは、オンプレミス型の防犯カメラを導入している自治体を視察。メリットとデメリットを精査し、検討を進めていきました。

──先進自治体の視察を経て、ギガらくカメラ導入の決め手になったのはどのようなポイントだったのでしょうか?

オンプレミス型のカメラで気になったのが録画データの管理です。録画した映像を確認する際はカメラの設置場所まで足を運び、パソコンなどを接続してデータを出力しなければなりません。その出力は録画時間とほぼ同じだけの時間を要しますし、高所にカメラがあったら、高所作業車などを利用しなければなりません。当市で導入した場合、管理・運用を担当するのは安全対策課の交通安全・防犯担当の1名だけですから、管理・運用の人員や費用、稼働時間を考えると、オンプレミス型の導入は現実的ではありませんでした。

また、街頭にカメラを設置した場合、警察からカメラの映像提供を要請されることもあります。これは交通事故の原因究明や広域捜査への協力につながりますから、市民の安全を守る上では重要です。導入した場合、いかにしてスピーディーに、効率的に映像を共有できるかも検討材料になりました。

そこで有力候補に上がったのが、クラウド型のギガらくカメラです。録画データが分散せずにクラウド上に集約されますから、管理の手間はかかりませんし、セキュリティもしっかり確保されており、データ漏洩や消失といったリスクも極めて少なくなります。

市内の要所15スポットに配置し、小中学生の見守りカメラとして活用する

──選定から導入まではどのように進められたのでしょうか。ハードルはありましたか?

子どもたちの安心・安全を守るために検討を進めましたが、念頭に置いたのは「導入するのは防犯カメラであって監視カメラではない」ということです。街頭に設置する以上、市民のプライバシーに触れてしまう可能性もあります。運用、管理は慎重を期さなければなりません。

そこで、市民の安心・安全とプライバシーを守りながらデータを一元管理し、堅牢なセキュリティを担保できるのがクラウド型のギガらくカメラでした。令和元年(2019年)の10月にプロポーザル方式で導入が決定し、設置ポイントの選定から地権者対応、各種申請などを経て翌年の2月には設置が終了。3月の運用スタートまで、スムーズに進めることができました。

──現在、ギガらくカメラはどのように運用されていますか?

市内の15か所、子どもたちの通学路の要所にカメラを設置していますが、交通安全・防犯担当が自席のデスクから一元的に管理・運用できます。もっとも、カメラをチェックするのは警察から画像提供の要請があったり、定期的なメンテナンスなど必要があるときだけです。その都度、防犯カメラ専用のパソコンを保管庫から取り出して作業をしますが、アクセスできるのはそのパソコンのみで、パスワードを把握するのも担当者、上長の2名だけです。厳密な体制のもと、運用・管理を行ってきました。

防犯カメラとして24時間稼働していますが、モニタリングなどの監視は行っていません。撮影したデータは14日間保存されるものの、事故や犯罪などが発生して参照しない場合、上書きされて自動的に消去されていく仕組みになっています。さらに、個人宅のドアや窓、ベランダがカメラの画角内に鮮明に映り込む場合、画像には黒塗りのマスキング処理を施してプライバシーを確保しています。

──設置後の効果、そして各所から寄せられる反響はいかがでしょうか?

設置の前後では不審者情報の件数が半減しました。コロナ禍ということで人流が減っている中ではありますが、街頭防犯カメラとして目立つ仕様なので、一定の犯罪抑止につながっていると考えています。

設置されてから1年半の間で警察からの問い合わせ、映像提供は6件ありました。行方不明者、広域捜査での被疑者の経路確認、自動車の接触事故の状況確認といった事案です。いずれのケースでも、良好な画質の映像をスピーディーにお渡しでき、警察とスムーズに連携できました。これがオンプレミス型の場合であったら、カメラの設置場所まで足を運んで確認、ダウンロードといった手間がかかり、ここまでスピーディーには提供できなかったでしょう。この点でも市民の安心、安全の確保につながったと考えています。

市の監査委員会の視察の際も、映像の鮮明さ、強固なセキュリティに高い評価をいただくことができました。保護者の方々からは「子どもたちが安心して登下校できる」「見守られているという安心感がある」「見守り隊の人員を別のスポットに配置できるようになった」といった声が寄せられています。

子どもたちを守る監視カメラとして、今後も市民に寄り添っていく

──設置から1年半が経ちました。管理サイドからの使い勝手、さらに今後の拡張の可能性についてお聞かせください。

一般的な防犯カメラのデータを確認する場合、取扱説明書を見つつ、その機種独自のインタフェースを操作しなければなりません。一方、ギガらくカメラは業務で使用しているWindowsパソコンからアクセスできます。ウェブブラウザでインターネットを閲覧する感覚で、簡単に操作できるところが良いですね。

今後、5か年程度の運用を経てさらに詳しく検証し、15台からさらに増設する必要があるかなどを考えていきたいですね。その際も、場所の選定と地権者の確認などが済めば、システムとして増設、運用に負担がかかることもありません。拡張性、フットワークの軽さには安心感を持っています。

──安心・安全を守りつつ、セキュリティやプライバシーにも徹底して配慮。市民にとっても欠かせない存在になっていきそうですね。ギガらくカメラについて、今後の期待がありましたらお聞かせください。

現在のカメラは、黄色地に「防犯カメラ作動中」と目立つ設置スタイルになっており、それが犯罪の抑止にもつながっています。その一方、監視ではありませんので「街になじむ」スタイルも検討に値すると考えています。より軽量化、コンパクト化が進んだモデルなら設置、運用もよりしやすくなるでしょう。他の自治体では「防犯カメラ付き自動販売機」の設置を進めているところもあります。電源の供給などを考えると、これもメリットにつながるものかもしれません。市民の安心・安全を守る部署として、今後も防犯カメラについて積極的に情報収集、検討を進めていければと考えています。

導入事例概要

導入目的

  • マンパワーを減らしつつ通学路の安全を確保したい
  • 市民のプライバシーを守りつつ防犯体制を構築したい
  • 警察からの捜査協力にもスムーズに映像を提供したい

導入した結果

  • 通学路を見守る人員の稼働を減らし、効率的に防犯
  • 市民のプライバシーに配慮しながら通学路の安全を確保
  • 警察からの画像要請にもスピーディーに対処できた

導入カメラ

  • TechNexion TEK3-IMX6(SF) ×15
  • GW対応市販カメラ ×15

なぜギガらくカメラに決めたか

  • 複数カメラによる録画データの一元管理
  • 録画データの消失リスク低減
  • 強固なセキュリティ環境での安全な運用

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クラウド型防犯カメラ
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