積水化学工業株式会社さま:高所作業のリスクを洗い出し安全を強化「カメラの導入で現場の意識もさらに高まった」

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  • 建設業
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  • ICT・クラウド活用
更新日
2026-03-04

積水化学工業株式会社 住宅カンパニー 技術・CS統括部
設計・施工部 安全・環境・コンプライアンスグループ 伊藤 圭さん
導入サービス:ギガらくカメラ

大阪府大阪市に本社を置く「積水化学工業株式会社」。中核を担う住宅事業では「セキスイハイム」のブランドで低層住宅の販売・生産・施工・リフォーム事業を展開しており、現場安全管理を目的としてウェアラブルタイプの「ギガらくカメラ」をご活用いただいています。今回は、カメラ導入の経緯や活用方法などについてお話を伺いました。(取材2021年6月)

イメージ:防犯だけじゃない!?カメラ活用事例集

実際のお客様の声を、目的別・業種別でまとめました!

防犯だけじゃない!?カメラ活用事例集

Summary

導入目的
重大事故につながる不安全行動の管理
現場のリスクの洗い出しと改善
導入した結果
映像確認による、不安全行動が減少した
現場に行く回数が減り業務効率化ができた
導入カメラ台数
LTE対応ポータブルカメラ 63台
なぜギガらくカメラに決めたか
バッテリー内蔵のため現地に電源がなくても使える
携行性に優れウェアラブルで使用できる
遠隔からリアルタイムに映像を確認できる

高所作業のリスクを洗い出し安全を強化「カメラの導入で現場の意識もさらに高まった」

イメージ:高所作業のリスクを洗い出し安全を強化「カメラの導入で現場の意識もさらに高まった」
住宅事業を担う「住宅カンパニー」、エレクトロニクスや住インフラ材、ライフサイエンスなどに関わる「高機能プラスチックスカンパニー」、環境ソリューションを扱う「環境・ライフカンパニー」という3つの事業体を有する積水化学工業株式会社。

今回、ウェアラブルタイプのギガらくカメラ「LTE対応ポータブルカメラ」を導入いただいた住宅カンパニーは「セキスイハイム」のブランドで広く知られており、工場でユニットを生産して建築現場で組み上げる「ユニット工法」で高品質の住宅を提供しています。

このユニットの輸送作業・現場での組み上げ作業において、安全管理の強化に課題を感じていたという同社。カメラの導入によって、どのような課題解決に取り組まれているのか、お話を伺いました。

墜落・転落のリスクを抑えるルールの徹底が現場の課題

イメージ:墜落・転落のリスクを抑えるルールの徹底が現場の課題
──ギガらくカメラ「LTE対応ポータブルカメラ」を導入いただいた部門について教えてください。

伊藤さん:LTE対応ポータブルカメラを主に活用しているのは、積水化学工業の中の住宅部門である、セキスイハイムグループです。
セキスイハイムでは低層住宅の販売・生産・施工・リフォームなどの事業を展開しているのですが、この中の生産部門と現場施工、リフォームの一部にLTE対応ポータブルカメラを導入し、主にユニットの輸送、現場での高所作業を中心にカメラで撮影しモニタリングしています。

──LTE対応ポータブルカメラの導入にはどのような背景・課題があったのでしょうか?

伊藤さん:セキスイハイムでは年間約1万棟の新築住宅を建設し約5万人の現場作業者が携わっており、各現場の安全管理を有効に行う方法を模索してきました。
現場にはさまざまなリスクがあるのですが、中でも重大な事故につながるのが、高所からの墜落・転落です。
たとえば、ユニットを輸送トラックから下ろすときには安全帯の取り付けやフックがけを徹底するなど決められた安全ルールがあるのですが、これらルールの順守状況を可視化し、徹底するためにカメラの導入を決めました。
ちょうどコロナ禍で監督者が現場に行けなかったことも追い風となり、導入が一気に加速しました。

映像を活用し現場とコミュニケーションをすることで不安全行動が減少

イメージ:映像を活用し現場とコミュニケーションをすることで不安全行動が減少
──現場ではどのようにLTE対応ポータブルカメラを使っているのでしょうか?

伊藤さん:現場工程は、既存建物の「解体」から始まり、「基礎打ち」、「足場組み」、「ユニット据付」という順番で進んでいきます。
特に墜落・転落のリスクが高い「ユニット上(輸送)、足場・屋根」等の高所作業工程で、重点的に使用しています。

また、撮影方法については、現場特性に応じて、三脚での定点撮影や、足場に設置、監督者が装着するなどの方法を使い分けています。

台数としてはグループ全社で63台ほど配備して使っています。
イメージ:映像を活用し現場とコミュニケーションをすることで不安全行動が減少02
──カメラで撮影した映像はリアルタイムで見ていらっしゃるのでしょうか?

伊藤さん:事前に計画された工程表をもとにリアルタイムで見るケースと、クラウド上に保管されたデータを振り返って確認するケースがあります。
振り返って見る場合は、ビューワー上で見たい箇所まで遡って確認し、映像をもとに現場に連絡して指示を出したり、管理者間で情報を共有したりしています。
基本的には各社にて担当者、頻度を決めてモニタリングを実施しています。

──LTE対応ポータブルカメラの導入でどんな効果があったか教えてください。

伊藤さん:これまでは安全ルールがしっかり守られているか監督者が現場に行って確認するという方法を取っていたのですが、なかなか災害が減らない現状がありました。しかし、LTE対応ポータブルカメラの導入後は監督者が現場に行かなくても現場にカメラさえあれば良い。撮影した映像を関係者がいつでも確認できるようになったので、現場に行くための時間が削減。監督者の負担も減り業務効率が上がりました。
また、報告用に導入しているチャットツールと併用することで、現場の作業者とのコミュニケーションも格段にしやすくなっています。



──カメラ導入で安全性が向上した実感はありますか?

伊藤さん:高所作業時の墜落・転落のリスクを減らすため、作業時のフック掛けの徹底に力を入れてモニタリングをしています。これまでは現場任せだったのですがカメラでモニタリングできるようになり、フック掛けが定着してきました。

カメラを導入し現場の映像がリアルタイムに見られるようになったことについては、協力会社の事業者からも評価されており、安全意識も高まったと実感しています。

──カメラの導入に際して現場からの反応はどうでしたか?

伊藤さん:やはり作業者からすると監視されているようでやりにくいという面もあると思いますが、過去には墜落・転落で死亡事故なども起っていますので「みなさんの命とご家族の生活を守るために導入させていただきたい」という主旨をしっかり説明して進めています。協力会社の事業者の方にも映像をみてもらい理解を得ながら進めることが大切だと感じています。

カメラが捉えた良い事例の共有など映像活用の幅を広げていきたい

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──最後に、LTE対応ポータブルカメラの活用における今後の展望をお聞かせください。

伊藤さん:先にお話ししたようにカメラの運用は施工会社が行うことになっているのですが、良い事例や悪い事例をタイムラプス機能で短い動画にして、協力会社を含めた定例会議で共有する拠点も出てきています。
やはり言葉より映像は説得力がありますから、こういう動きは促進していきたいと考えています。我々としても、全社で多くの事例を集めて広めていく必要があると思っています。まだ映像を活用するスキルにばらつきがあるのでその点は サポートしつつ、効果的な運用方法も併せて策定しカメラと映像の活用の幅を広げていきたいと考えています。

取材を終えて

多くの施工現場を抱える中、現場での重大事故を未然に防ごうとする、高い危機管理意識が印象的でした。この度のギガらくカメラの活用を含め建設現場のDX化にも積極的に取り組まれており、我々も映像活用で現場の課題解決をサポートできるよう、サービス品質を向上させていきたいと思います。

  • 上記の事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。
  • 取材当初より対象のカメラが終息している場合があります。
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