新宿東口商店街振興組合さま:日本屈指の繁華街に、防犯カメラとして導入。街を訪れる方にクリーンで安全な環境をアピールする
クライアントさまご紹介
新宿東口商店街振興組合
理事長 安田眞一さん
事務局長 山本正隆さん
全国一の鉄道乗降客数を誇る駅にあり、日本有数の繁華街としてにぎわう新宿駅東口エリア。4つの商店会が一体となって活性化を目指している新宿東口商店街振興組合。街の整備や防犯をリードする同組合は、2商店会がギガらくカメラを導入。街の安全を守ることを主眼に置きつつ、イベントを盛り上げたり、クリーン活動をスムーズに行ったりするためにもご活用いただいています。ギガらくカメラ選定の経緯や導入の手応え、商店街の未来につながる活用についてお話を伺いました。(取材2021年10月)
「新宿東口商店街振興組合」公式サイトはこちら「商店街振興組合」とは、それぞれの地区で営業する商店、企業などを統括し、行政のパイプ役を担う団体です。縁の下の力持ちとして地域を支えつつ、地域の共存共栄、発展を目指すことを目的とするものです。新宿東口商店街振興組合は新宿中央通発展会、新宿武蔵野商栄会、新宿双葉通親和会、新宿東南口親和会という4つの商店会から成っており、1969年に設立されました。地域の安心・安全を守る窓口として、新宿区、東京都と助成面で連携。歩道の整備や街灯の設置などの環境整備を進め、新宿東口を訪れる方にとって魅力ある街をつくっています。
このほど、同組合の新宿武蔵野商栄会、新宿双葉通親和会は街に設置するカメラシステムを一新。LTE対応の屋外型ルーターとセットでギガらくカメラを導入し、街路に設置しました。日本屈指の繁華街の安全を支える防犯用としてはもちろん、地域を活性化するイベントの振興、清掃活動もアシストしており、クラウド型カメラサービスの特長をフルに生かした活用が進んでいます。振興組合の安田理事長、山本事務局長にご登場いただき、ギガらくカメラの導入を考えたきっかけから運用状況、今後の展望まで語っていただきました。
街のインフラを整備する振興組合で、ギガらくカメラが課題を解決する
――時代の変化に伴って、新宿駅の東口の商店街も大きくその姿を変えています。「ギガらくカメラ」はどのように活用されているのでしょうか?
安田さん:歌舞伎町のTOHOシネマズ前は「ゴジラ・ストリート」として親しまれていますが、私たち振興組合は新宿駅東南口広場から新宿駅東口広場を結ぶ区道を「新宿ランブリングロード」と命名し、街路灯の整備も進めました。2023年には新宿ミラノ座の跡地に高さ225mの超高層ビルが竣工。映画館や劇場、ホテルを備えた一大エンターテインメントスペースが登場します。
このように盛り上がりを見せる街には、今までも、そしてこれからも多くの方が訪れてくださるでしょう。そこで気持ちよく過ごしていただくため、私たちはインフラの整備に力を入れているのです。たとえば、新宿区、東京都の助成金を活用して歩道の整備、街灯の設置といった施策を進めてきました。2つの商店会における防犯カメラの導入も、その一つなのです。
――4つの商店会では以前から防犯カメラシステムを運用されていましたが、既存のシステムにはどのような課題があったのでしょうか?
山本さん:街を訪れる方のプライバシーに配慮しており、通常時の監視、つまりカメラによる個人の特定などは行っておりません。防犯カメラとしては警察からの閲覧要請に応え、カメラの映像を活用いただくというのが主な役割になります。しかし、録画先がオンプレミスのレコーダーの場合は商店会事務所などに設置されることになりますので、警察関係者には事務所に詰めて閲覧作業をしていただくことになります。捜査に協力して治安の維持、安全な街づくりに寄与するのが私たちの目指すところですから、もっとスピーディーに協力ができないものか、と話し合っていました。
また、屋外に長く設置するという特性上、保守やメンテナンスも大きな課題です。ある商店会に導入していた防犯カメラシステムは運用会社が事業を止めてしまい、トラブル時の相談もできなくなって対応に苦慮したことがありました。やはり保守運用、トラブルサポートも安心して頼めるシステムを導入したいというのが私たちの考えだったのです。
安田さん:助成金を活用し、環境整備を進める私たちとしてはコストも見逃せません。防犯カメラシステムは往々にして巨額の導入になり、資産として計上しなければならないこともあります。日進月歩でデジタルサービスが進化する中、巨額のシステムを整備して十数年といったスパンで償却するといった仕組みはそぐわなくなっているように感じました。さまざまな角度から検討を進め、他自治体の導入事例を参照する中、安価で導入しやすいクラウド型カメラサービスに注目するようになったのです。
工事・配線が不要なカメラを導入し、街路の死角をカバーする
――新宿武蔵野商栄会は34台、新宿双葉通親和会は19台のカメラを導入されました。これらのギガらくカメラネットワークはどのように構築されたのでしょうか?
山本さん:防犯カメラという性格上、商店街の主要道路、脇道に至るまで死角のないようカバーするのが目的でした。十字路など、街を訪れる方の動線が把握できるスポットを中心に設置。ここでは、さまざまなスポット、施設に導入事例を蓄積しているNTT東日本の提案が大きな力になっています。
時代の流れで無電柱化が進む中、ギガらくカメラは街路灯へのセットが基本になりました。ここではLTE対応の屋外型ルーターとのセットで提案をいただきました。これは工事、配線が不要で見映えも良く、スピーディーに設置できたのが助かりましたね。
――各商店街の街路では、ギガらくカメラはどのような役割を担っていますか?
山本さん:先にご説明の通り、防犯カメラとしては警察への映像提供が主な役割です。ここで役立つのが、視聴権限を限定して付与する「映像シェア機能」です。警察からの捜査協力要請があれば、担当商店会の会長がクラウドにアクセス。プライバシーには最大限に配慮して、依頼があった警察に録画映像への視聴権限を付与することで、カメラの設置場所や事務所に来ていただかなくとも、遠隔で映像を確認することができます。こうして、プライバシーに踏み込むことなく、窃盗事件や手配容疑者の追跡捜査に協力できているのです。
街路灯には「防犯カメラを設置しています」とアナウンスするためのシールを貼っています。両商店会で合計50台以上の設置になりますから、犯罪の抑止効果は大いに期待できるでしょう。コロナ禍においては、路上の宴会を行政が注意指導する際、カメラの映像を活用するといった一幕もありました。
安田さん:ギガらくカメラの活用は防犯だけにとどまりません。東口の商店会は熊野神社の例大祭や新宿エイサーまつり、サンタパレードなど、東口の街全体が盛り上がるイベントがたくさんあります。また、振興組合が一丸となってクリーン作戦、つまり清掃活動にも力を入れています。こうしたソフト面の活動でも、ギガらくカメラのネットワークが大いに活用できています。駅から主要スポットへの人流の把握、不法投棄の監視など、人の目ではカバーできないところで、大きな力を発揮してくれているのです。
――導入後、関係各所の反応についてはいかがでしたか?
山本さん:ご存じの通り、新宿は日本でも有数の繁華街、そしてオフィス街を擁しています。さらに新宿駅は一日の乗降客数が350万人以上というマンモス駅。こうした街、駅の特徴もあって、捜査を進める全国の警察組織が私たちのもとに捜査協力を要請してくるのです。クラウド型カメラサービスはインターネットを介し、どこからでも映像が確認できるのがメリットです。
防犯カメラの映像は商店会のパソコン以外からアクセスできませんが、警察機関に限定した視聴権限付与では、このクラウドの特長が好評です。要請で新宿を訪れた警察官の方が、自署に帰ったら自分のデスクで映像が確認できるようになる。フットワークの軽さ、スピード感は大きな意味での治安維持、新宿の安心・安全につながっていることでしょう。
テクノロジーの活用も視野に入れ、さらに盛り上がる新宿東口を支えていく
――振興組合加盟の2商店会でギガらくカメラが目覚ましい導入効果をもたらしました。今後、他の商店会への展開はいかがですか?
安田さん:東京都や新宿区といった行政にとっても、一大繁華街・新宿東口エリアの安心・安全は大きな関心事であり、大きな課題です。私たち振興組合としては助成金の活用を考慮しつつ、低コストで導入、更新が容易なギガらくカメラのメリットを生かして導入を広げていければと考えています。既存カメラネットワークの償却タイミングもあるので長期的な視点になりますが、2商店会で運用実績を重ねつつ、他商店会への横展開も構想していきたいですね。
――2023年には新宿ミラノ座跡地に一大エンターテインメントスポットが誕生し、新宿東口はますます求心力を高めていきます。これからのギガらくカメラ運用への期待、展望についてお聞かせください。
山本さん:繁華街ならではの「客引き防止」など、解決すべき課題は山積しています。今回のギガらくカメラ導入で、「映像シェア機能」を知り、警察との映像共有に活用できています。ギガらくカメラには、人の動きなどを検知できる「動体検知機能」、1日分の映像を圧縮して早送りで視聴できる「タイムラプス機能」など、クラウド型カメラサービスならではの便利な機能がまだまだあります。デジタルサービス全体に目を向ければ、たとえばAIなどのテクノロジーを活用した運用も視野に入ってくるでしょう。情報収集を進めつつ、これからの防犯カメラのあり方を検討していければと思います。
※上記の事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。
※取材当初より対象のカメラが終息している場合があります。
導入事例概要
導入目的
- 商店会の街路に設置して防犯全般に活用
- 警察の要請に応じて映像を提供
導入した結果
- 警察の要請に応えてスピーディーな映像共有を実現
- イベントの活性化、清掃活動の効率化に活用できた
- コロナ禍では路上飲み会の特定、行政指導に活用
導入カメラ
なぜギガらくカメラに決めたか
- 映像シェア機能でスムーズに映像を共有できる
- スポットに応じたカメラ、設置スタイルの提案があった
- 低コストで防犯カメラネットワークを構築できる
- メンテナンス、保守を長期的に相談できる
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