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LGWAN-ASP参入はどこから始めるべきか?ウェビナーで解説した「最短で進めるための選択肢」

本コラムでは、先日開催したウェビナー「【自治体向けのサービス提供に向けて】LGWAN-ASP参入を最短で実現するための選択肢 ~最適な構成パターンの整理からJ-LIS登録申請のポイントまで詳しく解説~」の内容をもとに、LGWAN-ASP参入を検討する企業が押さえるべきポイントを整理します。

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LGWAN-ASPへの参入を検討されている方、各種相談にお応えします!お気軽にお問い合わせください。

1. LGWANとLGWAN-ASP、まずはこの違いを押さえる

はじめに、LGWANとLGWAN-ASPの関係を整理しました。

LGWANは、J-LIS(地方公共団体情報システム機構)が運営する、行政専用の閉域ネットワークです。

一方、LGWAN-ASPとは、そのLGWAN上でアプリケーションサービスを全国の自治体へ提供するための仕組みを指します。

LGWAN-ASP参入を検討するにあたっては、まず

「LGWANとは何か」

「LGWAN-ASPとして求められる役割は何か」

を正しく切り分けて理解することが重要です。

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2. 自治体向けサービスの前提になる三層分離モデル

次に、自治体ネットワークの基本構成である三層分離モデルについて解説しました。

【自治体の3つのネットワーク領域】

  • 個人番号利用事務系
  • LGWAN接続系
  • インターネット接続系

三層分離モデルの根底にあるのは「業務内容や扱うデータに応じてネットワークを分離することで、情報漏えいリスクを抑える」という考え方です。

LGWAN-ASP参入を考える際には、

  • どの業務がどの系統に該当するのか
  • 系統ごとにどのような接続要件が求められるのか

を整理したうえで、

自社サービスがLGWAN接続系として適切かどうかを見極める必要があります。

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3. LGWAN-ASP参入は「2つの進め方」から考える

LGWAN-ASP参入の進め方は、大きく2つの方法に分けて考えることができます。

① 他者のLGWAN-ASPホスティングサービスを利用する

  • サービス提供開始までが比較的早い
  • 初期投資を抑えやすい
  • J-LIS申請や要件対応のサポートを受けやすい

一方で、環境の自由度には一定の制約があります。

② 自身でLGWAN-ASPホスティングサービス事業者登録をする

  • 提供環境の自由度は高い
  • ただし、設備準備・申請・運用まで自社で担う必要がある

「最短で始めたいのか」「自由度を優先したいのか」によって、選択すべき進め方は変わってきます。

4. J-LIS申請と情報セキュリティ要件は“設計で詰まりやすい”

J-LIS申請に関しては、制度面だけでなく、設計面でも注意すべきポイントがあります。

LGWAN-ASPの構成では、以下の3つのセグメント構成が前提となります。

  • LGWAN側公開セグメント
  • ゲートウェイセグメント
  • 外部ネットワーク側公開セグメント

この構成においては、

  • LGWAN側と外部ネットワーク間でIPリーチャビリティが発生しないこと
  • 外部ネットワークからLGWANへ受け渡すファイルについては無害化(またはテキスト化・画像化)を行うこと

といった要件を満たす必要があります。

これらは後工程で修正が難しく、初期設計段階で特に詰まりやすいポイントです。

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5. 地域エッジクラウド タイプVが現実的な選択肢として解説

後半では、LGWAN-ASP参入を支える基盤の一例として、NTT東日本の「地域エッジクラウド タイプV」を解説しました。

【地域エッジクラウド タイプVの特長】

  • 専用テナントでのクラウド利用
  • 閉域ネットワークを持ち込める設計
  • 定額制(円建て)でコストを読みやすい
  • 国内DC運用、24時間365日監視

LGWAN-ASPに求められる要件と照らし合わせた際に、現実的な選択肢となり得る基盤の一つです。

6. 構成事例と費用感から見える判断のヒント

構成事例としては、以下の2パターンを取り上げました。

  • パブリッククラウド上にアプリケーションを構築するケース
  • 地域エッジクラウド タイプVのテナント上に構築するケース

を整理して説明しました。

また、地域エッジクラウド タイプVのテナント上に構築した場合の一例として、初期費用 約62万円/月額費用 約21万円という積算イメージも提示しています。

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7. まとめ:LGWAN-ASP参入を検討する企業へ

LGWAN-ASP参入は、「難しそう」「何から手を付ければよいか分からない」と感じられがちです。

本ウェビナーでは、

  • 制度
  • ネットワーク構成
  • J-LIS申請
  • セキュリティ要件
  • 基盤選定
  • 支援体制

を一つの流れで整理しました。

LGWAN-ASP参入にあたっては、まずは自社サービスの特性を踏まえながら、どのあたりが検討ポイントになりそうかを整理してみると、全体像が見えやすくなります。

LGWAN-ASP参入をご検討中の方へ

LGWAN-ASP参入について、

  • 自社に合った構成や進め方を整理したい
  • J-LIS申請やセキュリティ要件への対応に不安がある
  • 検討初期段階だが、方向性だけでも相談したい

といったお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

検討フェーズに応じて、整理すべきポイントからご支援します。

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