トライアルサービス:AIよみと~る・おまかせRPA
トライアル時期:2018年8-9月
*1 AI-OCRおよびRPAによるトライアル結果。
*2 トライアル前(2018年7月)とトライアル時(2018年8月~9月)の申込書(対象帳票数:400枚)の氏名・住所・電話番号の読取~システム投入にかかる帳票1枚あたり処理時間の比較。
株式会社ジェイエーアメニティーハウスはJA組合員の賃貸物件管理を主業務として神奈川県域で約20,000戸を管理している。不動産業につきものといえるのが膨大な紙の管理帳票である。たとえば新規賃貸契約は月に約350件発生するというが、必要な書類は1件あたり6種類あり、これをExcelと基幹システムにそれぞれ転記する必要があった。もちろん契約更新やメンテナンス時にも帳票処理が発生し、請求書だけでも月に6~7,000件処理している。
このような帳票処理にかかる多大なマンパワーをデジタル化・自動化により削減するため、従前よりOCRやRPAに着目していたというが、導入するためのノウハウが不足しており、どのようなサービスを選定し、どのように業務に反映させたらよいかわからずにいたという。
そこでNTT東日本とタッグを組むことにより、業務選定や、稼働時分の算出などを行ったうえで、手書きの賃貸住宅申込書でAI-OCRとRPAの導入トライアルを実施することになった。
結果的に1件あたり1分30秒以上かかっていた申込書投入業務時間が半減する効果があり、AI-OCRの読取精度としては94.73%*3という実績が確認されている。今後、さらに時間短縮を図るための業務選定や業務フローの改善をめざしていくという。
帳票処理業務の稼働が削減されることにより、人員配置を最適化してより価値の高いサービスの提供をめざすとともに、担当者が単純作業から解放されることで業務に対するモチベーションが上がり、職場の活性化につながることも期待されている。
株式会社
ジェイエーアメニティーハウス
賃貸管理部 次長
古谷 亨様
賃貸工務部 業務課 課長
大勝 慶太様