マイページ別ウィンドウで開きますでご契約・サポート情報を確認

足立区教育ICTセミナー アクティブ・ラーニングを意識した授業による子供たちの特性に応じた学びの変容

  • 文中に記載の内容は、すべて2017年2月時点のものです。

公開授業8学年・数学「三角形と四角形」

8学年の数学では、図形の合同についての学習で、三角形の合同条件などを論理的に考察し、表現する能力を養うことを目標とした授業です。
授業では、生徒たちはタブレット端末を用意。「等積変形」の意味をよく推測してから課題に挑みます。タブレット端末上で課題ファイルを開いて、各自三角形を変形して三角形の等積変形の考え方を直感的に捉え、論理的に考察していきます。

生徒たちはタブレット端末上に三角形が図示されて、タッチ操作で辺を動かしながら課題に挑みます。問題には、等積変形の考え方の習得に向けた問題やヒントが組み込まれており、課題に取り組みながら、等積変形について理解が深まっていきます。
生徒たちが自力で課題に取り組んだ後、周囲の他の生徒と相談して、グループ協議をしながら引き続き課題に取り組みます。一定の時間後にグループで出た結果を発表しあって、その情報をクラス全体で共有します。発表する際は、生徒のタブレット端末の画面をほかの生徒のタブレット端末や大型液晶テレビに投影、電子黒板で図形を変形させながら説明していきます。結論として、「頂点を通り、底辺に平行な直線上を動かせば、三角形の形が変わっても面積は変わらない」ということを学びます。
同様に、次の課題ファイルをタブレット端末で開き、生徒たちが自力とグループ協議で解答し、クラス全員の前で発表するという手順で、さらに等積変形について学んでいきました。

今回の授業で使用した課題用ファイルは、動的数学ソフトウェア「GeoGebra」で作成したもので、生徒たちのタブレット端末に配布して、タブレット端末上で図形を動かして考察・解答を求めていくことができました。
図形を手元で動作させながらトライ&エラー的に考えることで、より視覚的に図形への理解が進み、また問題にもヒントが表示できるようになったことで、従来の数学にはないアクティブな授業形式となりました。また、結果報告や正解への解説を行う上でも、タブレット端末や協働学習支援ソフトなどを活用したICT教育環境は協働学習にも適しており、生徒たちの理解度が深まっている様子を見ることができました。

数学のデジタル教材は、視覚的な操作ができる図形問題向きですが、問題を作成した先生によれば、関数の問題でデジタル教材を自作することが多いとのこと。数式をグラフ化するのに、タブレット端末と教材作成ツールを使うと、関数式を視覚化できるのが利点だそうです。ICT教育環境での数学の授業がますます発展していく期待がもてる授業でした。

おまかせ教室

授業の多様なニーズにお応えするアプリケーションを提供するクラウドサービス

詳しく見る

Bizひかりクラウド おまかせ校務

導入実績が豊富な校務アプリケーションを安心・安全にご利用できるサービス

詳しく見る

ギガらくWi-Fi

サポート付Wi-Fiサービス

詳しく見る

スマートデバイスマネジメント

情報漏えい対策、機能・アプリの利用制限、端末の一元管理等の実現

詳しく見る

表示価格は、特に記載がある場合を除きすべて税込です。

ページ上部へ戻る