地震対策

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対応できていますか? いつ起こるか分からない地震への対策紹介!

対応できていますか? いつ起こるか分からない地震への対策紹介!
ポイント
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「免震」は搭載物に「衝撃を与えない」ので、ラックの転倒防⽌やサーバーなどの内部破損を守る事ができます。
「熊本地震」では、免震装置を導⼊したサーバーラックには被害がありませんでした。
目次
地震対策は主に「耐震」と「免震」があります。

2022年8⽉現在、今年だけでも既に震度5以上は10回以上観測されています。
⾸都直下地震などのマグニチュード7以上の巨⼤地震は「30年以内に70%」と発表されており、いつ起きてもおかしくない状況です。

⼤地震が発⽣すると、様々な被害が起こります。
精密機器(サーバー)の転倒や棚の中⾝が落下など様々です。さらには、事業復旧作業も強いられますので、通常運⾏までには⻑い時間を要します。
⼤地震から免れる事はできませんが、予め地震に対して備える事は出来ます。

地震対策は主に「耐震」と「免震」があります。

どちらも地震対策としては有効な⼿段ですが、得られる効果が違います。
「耐震」:固定して揺れに耐える⇒固定したものを「倒さない」という効果。
「免震」:滑って揺れを逃がす⇒搭載したものに「衝撃を与えない」という効果。

「耐震」の場合は、揺れには耐えますが地震の衝撃は固定したモノ(中⾝)に伝わります。その結果、固定したモノは倒れませんが、精密機械の内部破損や棚の中⾝が落下します。
「免震」は搭載物に「衝撃を与えない」ので、ラックの転倒防⽌やサーバーなどの内部破損を守る事ができます。
そこで、厚さ5.2mmの超薄型免震装置のご紹介です。
この装置はサーバーラックの下に敷くだけという極めてシンプルな免震デバイスです。
必要な部分だけ免震化が可能なため、設置場所、コスト、⼯期といったさまざまな制約条件をクリアします。
免震性能はいかなる⼤地震の揺れでも概ね震度4程度まで低減し、装置の破損や転倒を防ぎます。

サーバーラック

実際に、2016年に発⽣した「熊本地震」では、ある某電機メーカーが最⼤震度6強に遭遇しました。
アンカー固定をしていたサーバーラックでさえも、アンカーが外れてしまい被害がありましたが、免震装置を導⼊したサーバーラックには被害がありませんでした。

いつ起こるか分からない⼤地震の対策として、改めて現環境の「地震対策」を⾒直してみてはいかがでしょうか。