2021年07月19日
情報セキュリティ対策
- ウイルス感染
- 不正アクセス
- ランサムウェア
- 改ざん
- 個⼈情報漏えい
企業が取り組むべき情報セキュリティ対策

- ポイントこのページを読み終えるまで:約3分
- 情報セキュリティ対策の方針と規則を定めることが重要
- 常日頃から情報セキュリティ対策を講じる必要
- ⾃社セキュリティの脆弱性診断やセキュリティ状況の把握が必要
- 目次
- 情報セキュリティ対策とは
- セキュリティ対策に取り組む重要性
- 情報セキュリティ被害の実態
- 情報セキュリティトラブルへの対策⼀覧
- 情報セキュリティ対策に取り組む際の4つのポイント
- 情報セキュリティ対策でリスクを減らす
企業には重要な機密情報や顧客情報を守る責任があります。⼀⽅、中堅・中⼩企業を中⼼にセキュリティ専⾨担当者がいない場合、悪意ある第三者に狙われる可能性が⾼まります。そういった情報セキュリティリスクを防ぐために取り組むべき対策についてご紹介します。
情報セキュリティ対策とは
情報セキュリティ対策とは、ウイルス感染やシステムの不正アクセス、個⼈情報等の漏えい、災害などによる機器障害を防ぐことです。多様なリスクから企業の機密情報や顧客のデータをしっかりと守るためには、対策の⽅針と規則を定めることが重要です。そして、定めた⽅針と規則を遵守するよう、社員への教育を⾏うことが必要です。

セキュリティ対策に取り組む重要性
顧客の情報が流出してしまえば、会社の信頼性が疑われ、顧客が離れてしまい、損害補償をしなければならないこともあるでしょう。そのような経営リスクを防ぐためにも、しっかりとセキュリティ対策を⾏う必要があります。
情報セキュリティ被害の実態
組織や企業で発⽣する可能性のある情報セキュリティ被害の項⽬と、その内容をご紹介します。
標的型攻撃メールによる被害
特定の企業を対象に、悪意のあるメールが送られ、機密情報の流出やウイルスに感染することがあります。
ランサムウェアの感染
ファイルを開けないように暗号化して、その解除の代わりに⾦銭を要求するなどの被害が発⽣しています。業務が滞るだけでなく、⾦銭的な被害が発⽣する可能性があります。
Webサイトの改ざん
Webサイトのコンテンツやシステムを故意に書き換えるものです。場合によってはそのWebサイトの利⽤が⼀定期間停⽌することもあります。
インターネットバンキングの不正送⾦
最近では、仮想通貨取引所が被害を受け、不正に仮想通貨が持ち出されてしまうといったケースもあります。
個⼈情報漏えい事故
個⼈情報が漏えいすれば、当然悪⽤される危険性があります。電話番号や住所などを悪⽤されたり、クレジットカードを不正利⽤されてしまうかも知れません。場合によっては、その補償に多額の費⽤がかかることもあります。
情報セキュリティトラブルへの対策⼀覧
情報セキュリティの被害を防ぐためには、常⽇頃から情報セキュリティ対策を講じる必要があります。代表的な情報セキュリティ対策としては、以下のようなものがあります。
対策 | |
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ウイルス感染 |
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不正侵⼊ |
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情報漏えい |
|
災害などによる 機器障害 |
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情報セキュリティ対策に取り組む際の4つのポイント
情報セキュリティ対策に取り組む際の4つのポイントをご紹介します。

1. 不正アクセスを防ぐ
まずは不正なアクセスを防ぐことが⼤切です。外部からの侵⼊を防ぐことで、社内のデータを安全に保つことができます。ログの取得とその管理を⾏い、不正なアクセスがないかどうか検知することが重要です。
2. 重要な企業情報や顧客データを守る
企業の重要情報や、顧客データ管理を徹底し、情報漏えいリスクを防ぐことが⼤切です。セキュアなクラウドサービスを活⽤し、資料・メディア・機器廃棄ルールを徹底することで、重要な情報を守ることができます。
3. パソコンやモバイルなどの端末を守る
パソコンやモバイルがコンピュータウイルスに感染してしまうと、そこから情報漏えいが発⽣する危険性があります。無線LANのセキュリティ設定を⾏ったりい、ウイルス対策ソフトを導⼊することで、リスクを防ぐことができます。
4. 社員教育を徹底する
社員全員に、基本的な情報セキュリティ対策や万が⼀不正なアクセスがあった場合の対処⽅法などの教育を徹底しましょう。社員のリテラシーを⾼めることが、情報セキュリティトラブルを防ぐことに⼤きく貢献します。
情報セキュリティ対策でリスクを減らす
さまざまなポイントに落とし⽳がある情報セキュリティ。リスクの低減に向けた対策をご紹介します。
セキュリティ診断の実施
⾃社セキュリティの脆弱性を診断し、セキュリティの強化ポイントを明確化しましょう。
企業が取り組むべき情報漏えい対策
セキュリティ状況を把握した上で、不⾜点を補いましょう。例えば以下⽅法があります。
- ❶⾼セキュリティなクラウドストレージサービスなどを活⽤。不正アクセスの防⽌に加え、万が⼀ランサムウェア等で⾃社ファイルを不正に暗号化されても、クラウドストレージ上のバックアップデータから早期復旧が可能となります。
- ❷MDM(モバイルデバイス管理)でスマートデバイスの活⽤モバイルやタブレットなどの端末を⼀元管理し、スマートデバイスを安全に活⽤できます。
- ❸情報資産を守るためのウイルス対策導⼊(エンドポイントセキュリティ)社員⼀⼈ひとりのパソコンへのセキュリティ対策を⼀元的に導⼊することで更新漏れによるリスク増⼤を防ぐことが可能となります。
いかがでしたでしょうか?情報セキュリティ対策の重要性は実は『何かが起きたとき』にしか実感できません。だからこそいかに平時から対策を整えるかが重要であると考えます。