導入事例01 先輩起業家が語る開業成功の秘訣

動画広告配信プラットフォームビジネスを展開する株式会社CMerTV(シーマーティービー)。現在200以上のインターネットメディアと提携し、動画広告配信を通じて広告主企業のブランディングを支援しています。そんな同社は、起業やオフィスの開業をどのように進めてきたのでしょうか。取締役 CTOの井口誠氏に当時を振り返ってもらいました。

「事業計画は大きく」
「会社の規模は小さく」立ち上げる

ー まず株式会社CMerTVについてお教えください。
井口氏 : 当社CMerTVは、2011年10月に創業した企業です。創業以来一貫して、インターネット動画広告配信に特化したプラットフォームサービス事業を展開しています。近年は美容室向けデジタルサイネージなどの新たなビジネスにも取り組んでいます。
ー 起業のプロセスについてお伺いします。事業計画は
どのような点に気をつけて
策定しましたか。
また、創業資金の調達はどのようにしましたか。
井口氏 : 事業計画は大きく掲げることとし、直近の1~2年ではなく5年、10年先を見越した事業計画を策定することにしました。その当時、動画広告は今までにない新しい事業だったので、当然のことながらすぐに賛同していただける会社はなく、苦労しましたね。そのため、出資していただける先を回るたびに事業計画に細かい修正を加えました。これを繰り返しているうちに、共感していただける会社が出てきて、そうした会社と意見交換しながら、創業時における事業計画の精度を高め、何とか創業資金を調達することができました。
ー 起業するにあたっては、オフィスを借りたり備品・
什器を用意したりといった準備も
必要になると
思います。この部分はどのようにしたのですか。
井口氏 : オフィスを選ぶ際には、固定費を抑えるために知り合いの伝手を頼りに、できる限り賃貸料の安い物件を探しました。
 オフィスの備品や什器も、費用を押さえるためにいろいろ工夫しましたね。出資元の企業から、不要な机や椅子などを譲り受けて使用していました。ただし、動画広告配信プラットフォームが本業ですから、インターネット回線インフラの設備については一切妥協をせず、光回線を引き込めることを条件にしました。

CMerTVのMission

組織は大きくスケールしていくことを前提に考えよう

ー 創業当初は想定しなかったピンチに直面し、
悩んだことはありましたか
それはどのように乗り越えましたか。
井口氏 : 創業から数年間は、決してビジネスが順調だったわけではありません。事業計画を練り直し、いろいろな商品・サービスを作っては見直すという、いわゆるピボット(※事業の方向転換や路線変更の意)を繰り返し、複数の商品・サービスの中から売れるものを残すという方針で事業を行ってきました。
 結果的に、当社の悩みを解決してくれたのはお客さまの声でした。お客さまが何を求めているのか、その声を直接伺って新しい商品・サービスにつなげていったことで、ピンチを乗り越えられたのだと思います。
ー これから新しいビジネスを立ち上げようとしている
起業家の方々に対し、
メッセージやアドバイスを
お願いします。
井口氏 : ビジネスについては、なるべく事業内容をシンプルにして正面から進めていくことが重要だと思います。そこで上手くいかなくても、正直に慎重に事業に取り組んでいれば、必ず周囲が助けてくれます。
社内組織については、ビジネスが軌道に乗った時点で急に社員が増えるタイミングがどこかで訪れます。そのため、組織は大きくスケールしていくことを前提に、社内の体制や仕組みを考えておくと良いでしょう。
 私の専門分野であるITシステムまわりについては、最初からクラウドを採用することをお勧めします。クラウドであれば初期投資を低く抑えられますし、社員が増えたとしてもアカウントを追加するだけですぐに使い始めることができるなど、メリットを享受できるからです。

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