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光回線の開通工事って? 流れ・内容・工事日や注意点について紹介

いまやWi-Fiなどのインターネットは日常的なものとなり、個人・法人問わずにあらゆる場面で必要なインフラとなっています。
新しい家に住み始めた時や、企業が新築のビルなどに入居した際、光回線をはじめとしたインターネット回線の申し込みをすると、必要になるのが回線工事です。

今回の記事では、この回線工事について基本的なことから流れ・注意点などを説明していきます。

1.光回線の工事とは

光回線の工事とは

インターネットを利用する際、スマートフォンはそのまま利用可能ですが、なぜ光回線は工事が必要なのでしょうか。

①光回線を利用するにケーブルを引く必要がある

スマートフォンの無線通信とは違い、光回線は有線でケーブルを利用するため、住宅やオフィスなどの近くの電柱から引き込み開通させる工事が必要となります。

電波を受信して通信を行うのではなく、固定電話を利用するときの電話線と同じように回線を利用するからです。

②光回線工事が出来ないケースとは

住宅や事務所の近くに電柱がないケースや、光回線のエリア外のケース、また建物の構造上回線が通せない場合は光回線の工事ができません。そのため、光回線も利用できません。

光回線が利用できるかどうかは、サービス申し込みや工事日を申請する際に確認しましょう。

2.立ち会いについて

立ち会いについて

光回線の工事には、利用者の立ち会いが必要なケースがあります。

①立ち会いが必要な場合

住宅内に光ファイバーケーブルが引き込まれていない場合や、室内に光コンセントが設置されていない場合は立ち会いでの工事が必要です。

光コンセントとは、LANケーブルを差し込んで接続するコンセントです。これがないと、Wi-Fiを利用するのに必要なONU(光回線終端装置)を光回線に接続できません。

光ファイバーケーブルが引き込まれていないケースは、新築の戸建ての場合などが該当します。集合住宅の場合は、すでに光ファイバーケーブルが引き込まれているケースもありますが、入居部屋ごとに光コンセントが設置されていない場合は工事が必要です

②光回線工事の立会いが不要な場合

住宅内に光ファイバーケーブルが引き込まれていて、室内に光コンセントが設置済みの場合は立ち会いの工事が不要です。また、過去に同じ住居や事務所で光回線を契約していて、事業者変更で乗り換える場合も不要なケースがあります。集合住宅などで前の住人がすでに工事済みの場合、すでに光コンセントがあるケースもあります。

(1)過去の回線契約によっては工事が不要になる場合も

過去にNTT東日本・NTT西日本の光ファイバーを契約していて、これを事業者変更で乗り換える場合、派遣工事不要となることが多く、これらの事業者のサービスを、「光コラボ」と呼びます。 この光コラボではないサービスを利用するときには、新しく回線工事が必要になるケースもありますので注意してください。

3.光回線の工事内容

立ち会いについて

光回線の工事内容について、詳細を説明していきます。

①電柱から光ファイバーケーブルを引き込む

最寄りの電柱から光ファイバーケーブルを電話線と同じように建物内に引き込みます。通常、電話線の引き込み口やエアコンのダクトなどから室内に配線を引き込みますが、それらがない場合は外壁に新しく穴をあけてケーブルを引き込むケースもあります

②室内の光コンセントの設置

光ファイバーケーブルを引き込んだら、機器と接続するための光コンセントを室内に設置します。その上でONUを設置し、光回線の遅延が無いかの疎通試験まで実施します。工事スタッフが行う工事内容はここまでです

③ONUの設置

立ち会いについて

ONU(光回線終端装置)を光コンセントとLANケーブルで接続します。ONUはルーターと似たような形の装置で、レンタルなどで利用することが一般的です。

立ち会い工事が不要なケースでは、利用者が事前に送られてきたONUを接続します。そして、ONUとルーターをLANケーブルで接続して、設定を行えばWi-Fiが利用可能になります

④建物ごとの違い

光回線の工事内容は建物の種類ごとに違います。

(1)戸建ての場合

戸建て住宅では、上記の通り電柱から建物に光ファイバーケーブルを引き込む必要があります。

(2)集合住宅やオフィスビルの場合

集合住宅やオフィスビルの場合は、すでに共有スペースに光回線が引き込まれていることが多く、また各部屋への配線工事が終わっているケースもあります。

各部屋への配線工事が終わっていない場合は、入居者が工事を手配して、共有部分からスプリッタ(分配器)を経由して部屋への配線の引き込みや、光コンセントの設置が必要です。この時、オーナーや管理会社に連絡が必要なケースもありますので注意してください

4.光回線回線工事の流れ

光回線の申し込みから工事までの流れを紹介します。

①準備

(1)提供エリアか確認

まず、サービスの申し込時に利用予定の建物が提供エリアの中にあるか確認しましょう。各社のWebサイトや、電話での申し込み時になどで確認できます。

もしも提供エリア外だった場合は工事ができません

(2)過去に光回線の契約があるか確認

過去に光回線を契約していた場合は、基本的には派遣工事が不要となります。前述の通り、利用していた回線が光コラボであり、また新しく利用するサービスも光コラボであれば必要ありませんが、別の独自回線を利用する場合は工事が必要になります。

②工事の申し込み

サービスの申し込みと同時に工事の申し込みと、日程の確保をしましょう。光回線の工事の予約は各社とも数週間後の日程になることが多いため、利用開始予定日はどうしても先になってしまいます。新居や引越し先で、光回線が開通するまでの間はレンタルでのポケットWi-Fiやホームルーターの利用も視野にいれましょう。

③工事の実施

工事日当日になったら、立ち会いをしましょう。基本的には業者が工事を行うのを待つ形になりますが、戸建て住宅で壁に穴をあける必要がある場合などは確認が必要なこともあります

④工事後

工事後は、サービスの申し込み後の工事日より前に送られてくるルーターやONUを光コンセントに接続して設定しましょう。パソコン・スマートフォンなどでIPアドレス・パスワードを入力し、問題なく回線が使えるか確認してください。

5.工事日の目安について

光回線の工事日や工事日当日の予定などは、サービスごとの申し込み状況などによって多少変化しますが、基本的には最低でも3週間はかかります。キャンペーン中などで人気のサービスはそれよりも日程が必要なことや、当日の工事開始予定時間がずれこむ可能性もあります。

①工事にかかる時間

NTT東日本が提供するフレッツ光では、約1時間です。

②申し込みから開通まで

NTT東日本が提供するフレッツ光では、申し込みから開通まではほぼ1ヵ月です。
※お客さまのご利用場所および弊社の設備状況や工事内容等により、ご利用開始までの期間は異なります。

6.光回線工事の注意点

光回線工事を行う際の注意点について簡単に説明します。

①オーナーや管理会社の許可が必要なことがある

賃貸などの集合住宅やオフィスビルの場合は、オーナーや管理会社に工事をしてもよいか確認が必要なケースもあります。すでに共有部分に光ケーブルが引き込まれている場合は問題ありませんが、築年数の古い物件の場合は、新たに建物工事して穴をあけるなどのケースもあるためです。

②戸建てで隣家に回線が重ならないか

電柱から家に回線を引き込むとき、まれに近隣の敷地の空中にケーブルが存在してしまうケースがあります。工事前にそのような配線になるとわかった場合は、隣人トラブルを避けるために許可が必要になるケースもあります。

7.まとめ

今回の記事では光回線の工事について説明していきました。立ち会い工事が不要なケース・必要なケースの違いや、工事に前に確認・連絡する事項などがありますので、実際にサービスを申し込む際に参考にしてみてください。

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