輸出・輸入 世界の導入状況

国際基準であるHACCPは、世界各地での導入の広がりを見せています。
日本はどの国からでも食品を輸入できますが、HACCP導入国へ輸出する際はHACCP認定工場でなければ食品を輸出することができません。
食品の輸出へのかかわりや、世界中が食の安全を求めている時代に日本がHACCPを導入していないのは大きなマイナスになってしまいます。
HACCP導入を検討する国も増えてきており、これからも世界的に対象範囲の拡大、HACCPの義務化が進んでいくことでしょう。
各国の導入開始時期

米国(1997年~)
食品安全強化法により、国内で消費される食品すべてにおいてHACCP導入を義務付け

台湾(2003年~)
水産食品、食肉製品、乳製品において、順次HACCP導入を義務付け

中国(2009年~)
食品安全法において、HACCP導入による食品安全管理水準の向上を奨励

韓国(2016年~)
輸入食品安全管理特別法において、特産物についてHACCP導入の有無により輸入時検査等を区分

EU(2006年~)
一時産品を除くすべての食品についてHACCP導入を義務付け

カナダ(1992年~)
水産所K品、食肉製品いついて、順次HACCP導入を義務付け

GCC諸国(2015年~)
GCC共通食品輸入規制において、HACCP導入を規定

ブラジル(1998年~)
水産食品についてHACCP導入を義務付け