BizDrive ASM｜ソリューション｜法人のお客さま

DXの推進やクラウドサービスの普及、ハイブリッドワークの定着により、企業のIT環境はますます複雑化しています。
その結果、管理部門が把握できていないインターネット上に公開されたIT資産が増加し、セキュリティリスクの全体像を把握することが困難になっています。
加えて、脆弱性の増加や対応コストの上昇、ランサムウェアをはじめとしたサイバー攻撃の脅威も深刻化しています。
こうした背景から、IT資産を継続的に可視化・管理するASM（Attack Surface Management）の重要性が高まっており、経済産業省からも導入ガイダンスが発表されるなど、企業のセキュリティ対策において注目を集めています。

NTT東日本は、こうした課題に対応するため、ASMの導入から運用までを一貫して支援するマネージドソリューション「BizDrive ASM」を提供開始します。
「BizDrive ASM」では、専門性の高いASM運用をNTT東日本の経験豊富なエンジニアが担い、お客さま環境に潜むリスクの可視化と是正に向けて支援いたします。

ASM (Attack Surface Management）導入ガイダンス　外部から把握出来る情報を⽤いて自組織のIT資産を発見し管理する（令和5年5月29日　経済産業省商務情報政策局サイバーセキュリティ課）

IT環境を取り巻く課題

DX推進やクラウドサービスの浸透により、組織のIT環境は複雑化し、把握できない情報資産や急増するセキュリティリスクへの対応はますます困難となっています。

システム環境の複雑化
- DX推進やクラウドシフトによるインターネット利用の増加
- リモートワークやハイブリッドワークの導入によるネットワーク構成の複雑化
セルフ構築可能なクラウドサービスの普及
- 管理部門が把握できず、管理対象外となってしまうシャドーITの増加
- クラウドサービスの普及によるインターネット公開環境の構築ハードルの低下
- 過去に構築されたインターネット公開環境の放棄
新たに検出されるセキュリティリスクの増加
- セキュリティリスクを起因としたシステム侵害やランサムウェアなどの後続被害の流行
- 年々増え続けるセキュリティリスク対応にかかるコストの増大
- セキュリティリスクの増加に伴う本当に優先すべき危険度の高いセキュリティリスクの見逃し

ASM導入で期待できる効果

攻撃対象（アタックサーフェス）を継続的に可視化・管理する有効な手段として、ASMでは以下のような効果が期待できます。

インターネット上に存在するIT資産を探索し、組織が把握できない資産の可視化を継続的に実施する。
攻撃手法の公開状況や実際の攻撃事例を考慮した優先度付けを行うことで、組織において本当にリスクの高い脅威を可視化し対策を支援する。

BizDrive ASMとは？

BizDrive ASMはセキュリティ領域において急速に注目を集めるASMの継続的な運用を実現するNTT東日本独自のマネージドソリューションです。
経済産業省が発行するASM導入ガイダンスでも示されている必要機能および運用作業を、ASMツールと運用サポートのシンプルな組合せで実現します。

BizDrive ASMの特長／メリット

Point 1

初期導入から運用まで一貫して支援するマネージドサービスを提供！
- 導入から運用までを当社が主導することで、お客さまは最小限の運用負荷でリスクの対応に注力いただけます。
- マネージドサービスでありながら必要なタイミングで必要な操作が行える、自由度の高い運用環境を提供します。
Point 2

専用窓口とオンデマンドスキャンで、手厚いセキュリティサポートを提供！
- 経験豊富な当社セキュリティエンジニアが、リスク評価から対応策まで専門的な視点でご支援する専用窓口を開設します。
- オンデマンドスキャンにより任意のタイミングで調査が可能です。
Point 3

実際の悪用事例を踏まえ、セキュリティリスクを日本語レポートでわかりやすく解説！
- 実際に悪用が確認されたリスクを評価することで、より実践的な優先度情報を提供します。
- セキュリティリスクに関する充実した解説と対策案を、日本語で分かりやすくまとめたレポートをご提供します。

ユースケース

IT部門の人員不足が原因で、ASMの導入や運用まで手が回らない。

導入から運用までを一貫して支援するマネージドサービスにより、初期構築の負担を抑えつつ、継続的なセキュリティリスクの管理を可能にします。
専門スキルが不足しており、検出されたセキュリティリスクに対する判断が難しい。

リスクごとの詳細な解説と是正策を日本語レポートとして提供し、経験豊富なNTT東日本のセキュリティエンジニアが専用窓口で対応することで、脆弱性やリスクの解釈から対応方針の判断までを、迅速かつ的確に行うことが可能です。
検出されたセキュリティリスクが多すぎて、何から着手したらよいか分からない。

検出されたセキュリティリスクは危険度を4段階で分類し、さらに実際の悪用事例の有無を評価することで、対応の優先順位をより明確に可視化します。