学内IT環境と、ITによる研究支援を双方強化するシステム更改

新潟大学様

業種
教育
学生数
10,277名(2018年5月現在)
所在地
新潟県
事業内容
大学

新潟大学は、9学部、5大学院研究科、2専門職大学院、脳研究所、医歯学総合病院等で構成される大規模総合大学です。佐渡島が浮かぶ日本海と、信濃川が流れる越後平野に囲まれた五十嵐・旭町両キャンパスは雄大な自然環境に囲まれ、12,900人の学生が学び、約2,400人の教職員が勤務しています。昭和24(1949)年に発足した新制大学ですが、その歴史は約130年前の官立新潟師範学校にまでさかのぼります。以来、多くの卒業生を輩出してきました。近年の教育・研究の面における特長としては、研究活動を学生教育と融合させ、未来を見据えた基礎的研究・応用的研究を行っている点が挙げられ、その成果は国内外に向けて発表されています。また、大学の教育研究を高度に発展させるために、大学院における教育研究活動を重要視しており、教育研究の比重を大学院に移す方向で学内の改革を進めています。一方で、新潟大学では学生教育を重視した国際交流においても多くの成果をあげています。現在も交流協定に基づいた交換学生を含め、世界各国から350名を超える学生・研究者が留学しています。東北アジア地域に面しているという新潟の地理的条件を有効に生かし、特色ある学術交流を行っています。

導入いただいたサービス

サービス導入効果

  • 学内のIT学習環境の進化にともなう教育・研究効果を促進した
  • 運用管理面の人員・コスト負担が減少した
  • 先端研究を支援する高速並列スカラー計算機利用による研究成果になった

選定のポイント

  • 多様なソリューションを一括導入・運用管理できる総合力
  • マルチベンダーならではの柔軟性や提案力・機動力
  • 複数システムを結ぶネットワーク技術の高さ

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事例詳細

大規模総合大学の総合情報処理センターにおける、学内IT環境と、ITによる研究支援双方の強化を満たすシステム更改。運用・管理面でもサーバーのセンター集約で課題改善。

640台の端末をネットワークブートさせるディスクレス型シンクライアント導入

全国有数の総合大学である新潟大学は、2007年1月に総合情報処理センターのシステムを全面更改しました。NTT東日本は、教育研究システム、ネットワークサービス運用システム、ネットワークシステム、高速演算システム、総合情報処理センター業務用システムと多岐にわたるシステムをトータルにインテグレーションしています。

総合情報処理センターは従来からIT学習や研究用の設備を保有し、学生に対するIT教育と研究者に対するIT支援を担っています。今回のシステム更改でも、「研究活動を学生教育と融合させ、未来を見据えた基礎的研究・応用的研究を行っていく」との大学側の理念が仕様に現れていました。

コンピューター実習室の教育研究用システムの更改に際して、情報機器は数年で陳腐化されることから、まずは640台のPC端末を最新スペックのものへとアップデートすることが必要でした。今回は単なるリプレースではなく、運用管理の簡便性を重視するとともに、基本機能向上やセキュリティ強化も図れるディスクレスシンクライアントシステムを導入。ファイルやアプリケーションをサーバー側で格納するシンクライアントには数々のメリットがあります。一般的には、ディスクレスであり端末側にデータを保持しないことから情報漏えい対策に有効とされますが、今回は煩雑なライセンス管理が簡略化されるなどの運用面のメリットが選定理由。OSイメージをサーバー側に持ち、ネットワーク経由で起動するネットワークブート方式のシンクライアントに決定しました。

アプリケーションとしてはExcel、Word、Power Pointといったベーシックなソフトから、プログラミング環境としてターボリナックス、その他GIS(地図情報)ソフト等がインストールされるなど、学術研究を大きく支援する環境が整いました。

アクセスポイントの最適配置で利便性が向上し、セキュリティ対策も強化された学内無線LAN

IT環境の更改については、学生と教職員に対するIT利用の促進と利便性向上のために、学内無線LANの整備を行いました。教室はもとより、廊下や学生たちが集まるオープンスペースなどにアクセスポイントを設置。学内の主要スペースでネットワークにアクセスできる無線LANは、IT利用の促進に直結する設備と言えるでしょう。

旧システムから見直されたのは、アクセスポイントの設置場所と数です。広大なキャンパスを持つ新潟大学ゆえ、すべての区域でアクセスを可能にすることはコスト面や運用面から現実的ではありません。アクセスポイントの設置には利用効率を考えた最適配置が求められます。今回の更改に際しては綿密なフィールド調査とアクセス解析を行い、利用頻度にかなった最適配置を実現。アクセスポイントを従来の110箇所から40箇所へと集約しています。

また、今までの無線LANシステムにおいてはアクセス制限をかけていなかった点を見直し、ユーザー認証後の暗号化を実施。学生・教職員1万6000名分のID、パスワードを認証するアクティブディレクトリサーバーを新たに導入しています。これによって管理負担の削減とセキュリティの強化を同時達成しています。

並列スカラー計算機

研究活動に対するIT支援では高速演算計算機を導入

研究活動に対する支援施策が、並列スカラー計算機の導入です。現在、学究機関のみならず広く産業界において、基礎研究や技術開発で高速演算計算機が用いられています。新潟大学も従来から理工系の研究で高速演算が可能な計算機を使用。そこから得た研究成果を国内外に発表してきました。今回の更改に際しては処理能力において3~4倍の性能向上という要求要件を満たすため、スカラー型の計算機を調達。リリース直後のプロダクトでしたが、ベンダーと連携して、詳細にスペックを説明し、要件を十分に満たすことの理解を得ました。

新潟大学 学内システム概要図

将来の地域医療連携を見据え、先進の情報共有基盤を整備

今回のシステム更改は、研究・教育支援の飛躍的な強化を目的としていますが、運用面においても抜本的な課題解決が行われています。

旧システム時に懸案となっていたのは、学内各部局に分散して配置されていたサーバーの運用管理でした。今まではDNSサーバー、メールサーバー、Webサーバーなどのアプライアンスサーバーを、それぞれの部局に所属する教職員が本来の業務と兼務で管理していたのですが、煩雑な運用や保守にかなりの時間が割かれていました。

そこで今回のシステム更改では、分散配置されていたサーバーをセンター内の5台の19インチラックに集約。管理業務の効率化と将来の冗長性に優れた運用体制を実現しています。加えて専任のシステム相談員の常駐により、運用業務のみならずユーザー対応も委託。今まで運用管理全般を任されていた教職員の業務負担を、大幅に削減することができました。

サーバー管理体制の一元化と同時に、ネットワークサービス運用システムの強化も図りました。機能が豊富なWebメールサービスの導入やメーリングリストサービスの開始です。今までは新たなサービスをサーバー管理者が立ち上げていましたが、新システムではユーザー(教職員)によるサービス開始が可能になっています。

以上、新潟大学総合情報処理センターのシステム更改プロジェクトは、教育研究用システム、ネットワークサービス運用システム、ネットワークシステム、高速演算システム、総合情報処理センター業務用システムの導入という大規模かつ複合的なプロジェクトになりました。旧システムからの切り替え作業と総合試験は大学が休講となる年末年始のわずか1週間で完了。従前の検証・テストに加え、大学とNTT東日本の連携により、大きな障害を現出させることなく新システムがスタートしました。

サーバー群

  • 文中記載の会社名および製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
  • 文中記載の法人・団体名・所属・肩書きなどはすべて取材時点(2014年12月)のものです。
  • 上記事例はあくまで一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。

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(2013年3月導入)

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